自然豊かな台湾南部の嘉義オススメ観光ポイント7選

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自然豊かな台湾南部の嘉義オススメ観光ポイント7選

台湾南部に位置する「嘉義(かぎ)」。2015年に新たな観光スポット、国立故宮博物院南部院区が嘉義県太保市にオープンし話題になりました。嘉義は阿里山へ向かう出発地でもあり、登山鉄道・阿里山森林鉄道は鉄道ファンや観光客に大人気です。

また、嘉義にあった嘉義農林学校が甲子園に出場した実話をもとにした台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の舞台となった都市でもあり、嘉義のあちこちに映画ゆかりのスポットが点在していますよ。そんな自然豊かな嘉義へ観光に行ってみませんか?

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自然豊かな台湾南部の嘉義オススメ観光ポイント7選

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1. 国立故宮博物院南部院区

台北にある国立故宮博物院の分院としてオープンした国立故宮博物院南部院区(故宮南院)は、嘉義の新しい観光スポットです。台北の故宮博物院もかなりの広さですが、嘉義にある故宮南院の敷地はなんと70ヘクタール!これは東京ドーム約15個分に相当します。近代的な建築デザインも特徴的で見どころの一つ。常設展示と合わせて特別展も開催されており、広さを活かした展示数と展示方法で見ごたえがありますよ。庭園の作品も必見です。

嘉義中心部の観光地とは少し離れていますが、観光の際はバスを利用すればアクセスもしやすいです。庭園部分は出入り自由ですが、内部の観覧は参観品質を維持するため完全予約制になっています。公式ウェブサイトからの事前予約をお忘れなく。

2. 阿里山森林鉄道

出典: Robsama

阿里山森林鉄道は日本統治時代に阿里山から嘉義へ木材の運搬を目的に作られた、世界三大登山鉄道の一つに数えられる鉄道です。嘉義に来たなら阿里山森林鉄道に乗って阿里山へ観光に行ってみましょう!

まずは阿里山観光の起点となる奮起湖へ。嘉義駅から奮起湖までは約2時間20分ほどです。日常ではあまり目にすることのない熱帯植物に囲まれ、パイナップルやジャックフルーツの畑を通り過ぎ、気がつくとかなりの高度に達していていて驚かれるかもしれません。途中電車は登山鉄道ならではの「スイッチバック」というジグザグに進む走行をするのも見ものです。当日券の場合は約2時間以上狭い車内で立ちっぱなしになってしまう可能性があるので、観光の際は事前予約をオススメします。

3. 檜意森活村

日本統治時代に阿里山は上質のヒノキの産地であり、嘉義では林業が盛んに行われていました。その当時の歴史に触れられるのが嘉義の檜意森活村です。当時、林業に従事する職員たちが寝泊まりしていた元宿舎を檜意森活村として改装し、嘉義の観光スポットとして生まれ変わりました。日本式宿舎の他には、レストランやアート展示が行われるギャラリーなど様々な施設があります。

台湾映画「KANO」で撮影に使用された建物も見逃せません。映画撮影時の紹介や野球部にまつわる資料を展示しているコーナーは、特に映画を見た観光客に人気があります。観光に訪れた際は、阿里山鉄道北門駅や鉄道車庫エリアもぜひ一緒に見学してくださいね!

4. 嘉義文化路夜市

台湾観光に外せないのが夜市!嘉義には大きな夜市が二つあります。一つは嘉樂福夜市ことショッピングセンター家樂福(カルフール)の広場で開かれる夜市、そしてもう一つが嘉義文化路夜市です。どちらかというと嘉義文化路夜市の方が中心部から行きやすいので観光の際はオススメです。台湾映画「KANO」の銅像が立つ中央ロータリーから歩いてすぐ、文化路という南北に伸びる道沿いが賑やかな夜市になっています。

時折パフォーマンスが行われている文化路沿いの公園や道にせり出る屋台、道ゆく人たちとバイクの群れなど、台湾らしい風景が見られるので観光にぴったり。もちろん台湾グルメも味わえますので、あちこち食べ歩けますよ。営業は毎日17時から24時までです。

5. 獄政博物館

嘉義の観光スポットが集まる北門エリアにある獄政博物館は、日本統治時代に使用されていた元刑務所です。保存状態が良く台湾の歴史を刻む貴重な建造物の一つということで、2005年には台湾の国定古蹟に認定されました。内部の観光は1日4回、ボランティアガイドのツアーでのみ見学が可能です。

館内では刑務所の歴史を紹介した写真や職員たちの制服などが展示されています。中には実際に使用されていた手錠・足枷・むち打ちの道具など生々しいものも。囚人房も見学することができ、服役中の囚人たちが作った作品の展示も見どころです。2002年から博物館となった比較的新しい施設ではありますが、建物自体は歴史が長く嘉義を知る重要な観光スポットと言えます。

6. 森林之歌

「森林の歌」は、嘉義出身の台湾人アーティスト王文志さんの作品です。嘉義駅から歩いて20分ほどの観光地、阿里山林業村林業芸術園区にあり、大きなドーム型のオブジェがとても印象的。つるが絡み合うトンネルさながらの道から始まり、卵のようなドームにたどり着くと、そこには阿里山から運ばれてきた大きな切り株が置かれています。この木をコンコンと叩くとドーム内に美しい音が響き渡り、穏やかな木の香りと相まってとても気持ちがいい空間が作り上げられています。

台湾でも知られているアート作品ですが、観光客は意外と少なめなのでのんびりできますよ。夜になるとライトアップされる作品が幻想的で素晴らしいです。観光に行く際は文化路夜市と合わせて夜に訪れてみるのもいいですね。

7. 嘉義公園

嘉義公園は嘉義市を代表する大きな公園です。園内には野球場・植物園・孔子廟・史蹟資料館などの見どころが豊富。日本統治時代の1910年に造園された歴史ある公園で、嘉義観光には欠かせない名所です。

スポットが集まる公園の中でも特に観光でオススメしたいのが、日本家屋の嘉義市史蹟資料館。建物内では嘉義の歴史資料が展示されています。また、阿里山の神木をイメージした射日塔は高さ62mの高さを誇り、最上階は嘉義の街並みが一望できるレストラン兼展望台で観光客に人気です。さらに、記念撮影をするなら阿里山森林鉄道21号蒸気機関車がオススメ。緑あふれる敷地内を歩いているだけでも楽しい散策になりますよ。

◎まとめ

台湾高速鉄道を利用すれば台北から最短1時間30分ほどで到着できる嘉義は、たくさんの魅力が詰まっています。台北から台南や高雄を巡る途中にも立ち寄りやすく、ぜひ観光ルートに組み込むのがオススメのエリア。嘉義の街歩きと故宮南院、阿里山観光を含めるなら嘉義で1泊するのもいいでしょう。さらに、台湾中部の台中へ足を伸ばして観光するのにも、高速鉄道を使えば嘉義から約25分程の距離。他にある台湾の観光スポットからアクセスしやすく、名物グルメや夜市も堪能できる充実した嘉義観光を、ぜひ楽しんでくださいね。

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