日本と深い関わりのある「タク口バン」の観光スポットをご紹介!

画像出典:らいら / PIXTA(ピクスタ)

日本と深い関わりのある「タク口バン」の観光スポットをご紹介!

ここタク口バンは、フィリピンの東ビサヤ地方のレイテ島にあります。またフィリピンで8番目に大きい島で、日本ととても深い関わりがあるんですよ。

第二次世界大戦の時、臨時の日本政府が設置されていた場所がここタク口バンです。また観光名所の一つ一つに日本軍の戦争の爪痕が残されています。タク口バンに近隣する場所にも山添神社などがあり多くの日本人観光客が訪れています。

2013年11月8日、100年に1度とも言われるス-パー台風(ヨランダ)に襲われタク口バン市は全壊しました。当時の台風の生々しい跡地も残されています。戦争や大震災後の日本からの支援は今現在もここタク口バンにとって大きな街の復興に役立っています。

タク口バンには、日本と深い繋がりのある観光名所がありますのでいくつかご紹介させて頂きますね。

目次

日本と深い関わりのある「タク口バン」の観光スポットをご紹介!

1.サン.ファニ-コ橋

出典: commons.wikimedia.org

レイテ島とサマ-レイテ島を結ぶ橋がここタク口バン市にあります。観光名所の中でも1番の人気のある橋です。1969年に日本の戦時補償を受け、1973年に日本の建設会社によって完成しました。フィリピンでは2番目に長い橋で、経済、商業はもとより観光地としても大きな役割を果たしていますよ。

ここタク口バンにはサン.ファニ-コ海峡があってその上をこのサン.ファニ-コ橋が島と島を繋いでいるんです。観光でこの橋を渡るときには下車する事もでき、途中の高い場所からは、サン.ファニ-コ海峡に浮かぶ数々の小島が一望。また渦潮もいたる所で見ることができるんですよ。

タク口バン市は2013年の11月ス-パー台風(ヨランダ)によって全壊しました。がこのサン.ファニ-コの橋はびくともせずに残りました。大震災の後の救援物資の輸送ができたのもこのサン.ファニ-コの橋が壊れずに残っていたことで大きな役割を果たしたのです。レイテ島へ観光に訪れた際には、是非このタク口バン市にある日本技術が誇るサン.ファニ-コの橋を渡ってみてくださいね。

2.M/M Eva jocelyn Shrine

出典: commons.wikimedia.org

2013年の11月にフィリピンを襲ったスーパー台風(ヨランダ)、フィリピン全域で一番被害が大きかったのがここタク口バンだったのです。竜巻のような強風と雨そして高潮が同時に襲い、津波のような迫力で、建物をなぎ倒し、大型船までもこのタク口バンの街へ押し上げました。またこの大震災で住民の方が一番つらかったのが、台風が過ぎた後、何ヶ月もの間、この大型船の下敷きとなっている方が引き上げられなかったことです。

フィリピン国家災害委員会の報告によると死者6201人、負傷者28626人、行方不明者1785人、家屋や施設などは、ほぼ全壊。

M/M Eva Joocelyn Shrineと名づけられたこの大型船は、船体上部だけを残し、みんながこの大震災を忘れずに伝えていこうと遺跡として残されています。観光で訪れた際には、船頭まで昇る事もできるようになっています。またこの大震災で日本政府はもとより、個々の学生たちの援助金であったりタク口バン市の廃材などの撤去に携わった事でも地元の住民からたいへん感謝をされています。

3.マドンナ オブ ジャパン

出典: commons.wikimedia.org

日本とタク口バン市は第二次世界大戦後、遺跡によって深い絆で結ばれています。その遺跡の一つがこのMadonna of Japan と呼ばれている観音様です。タク口バンへ観光で訪れた日本人は必ずと言うほど、ここで参拝していきます。

第二次世界大戦によって戦死したたくさんの国の軍人と、この戦争で犠牲となった現地住民の御霊が祭られています。タク口バン市役所の丘の上にある平和記念碑のすぐ隣にこの観音様があります。観音像自体が大きいので、観光名所としてはよく知られています。またこの観音様は、手に十字架を持っていますので、仏教を問わず全世界の国と人々の平和を願う姿が伝わってくるようです。

こちらも、2013年の11月のス-パー台風(ヨランダ)では、タク口バン市が全壊したにも関わらず、観音様は倒れずにあったため、今では奇跡の像 とも言われています。

4.Red Beach

出典: commons.wikimedia.org

1944年10月20日にアメリカ将軍のドグラス・マッカ-サ-と6人のアメリカ兵が、このタク口バン市のマラスバラスのビーチに再上陸しました。

Red Beachという名前の由来はこのビ-チの砂の色が赤かったためにアメリカ軍が付けた名前という事です。またアメリカ兵の間ではコ-ドネームにもなっていたようですよ。タク口バンの他のビ-チにもこのような色によって名前をつけていたビ-チがあったようです。

Red Beachにマッカ-サ-が上陸して、先にレイテ島にいた日本軍から島を奪還した事で、マッカ-サ-上陸記念碑が観光遺跡として残されています。記念碑はRed Beachにあり、7人のアメリカ兵の像がある足元には水で満たされているので、観光写真を撮るときはとても迫力があります。

タク口バンを観光の前に、ここで起こった戦争時のことをインタ-ネットなどで詳しく調べてから訪ねると、ぐっと胸に迫るものがあるでしょう。

◎まとめ

いかがでしたか。私たち日本と深いつながりのあるフィリピン、タク口バン市。タク口バンには国内線の空港があり、首都マニラからは航空便で1時間。空港の近くにはホテルやショッピングモ-ルもあり交通も大変便利です。ここでご紹介できなかった遺跡の観光名所もまだまだありますので、交通の便利さを利用して、無理なく散策できますね。又、タク口バンは海に面しているので魚介類が豊富で新鮮!とってもおいしいグルメも楽しめますよ。是非、タク口バンへ観光旅行に出掛けてみませんか。

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