イタリア半島の先端！レッジョ・ディ・カラブリアの観光スポット25選

イタリア半島のつま先部分の先端にある観光都市「レッジョ・ディ・カラブリア」。ローマからは、飛行機で1時間ほどの所にあり、シチリア島に面した港町です。レッジョ・ディ・カラブリアは、世界遺産級の遺跡や史跡がたくさん残っている都市ですが、イタリアの観光地としてはあまり知られていないかもしれません。遺跡以外にも、ショッピングやグルメを楽しめるスポットが充実しているのでおすすめです。海岸沿いには、ホテルもたくさんあるので、観光にも便利。今回はレッジョ・ディ・カラブリアの市内を中心とした観光スポットをご紹介します。

1. マーニャ・グレーチャ国立博物館

レッジョ・ディ・カラブリアを訪れたなら、必ず訪れたいのがマーニャグレーチヤ国立博物館です。この博物館はイタリアだけでなく、世界中から観光客が訪れるスポット。中でも「リアーチェの戦士」は必見。2体の古代ギリシャのブロンズ像で、世界的に有名な像なんです。1972年にレッジョ・ディ・カラブリア近くのリアーチェ海岸沖で、ダイバーによって偶然発見されました。当時世紀の発見と世界中のニュースに流れた出来事です。

歴史の教科書などで目にした方も多いのではないでしょうか？この像を見るために、世界中から多くの人々が訪れます。博物館には「リアーチェの戦士」以外にも、もちろんたくさんの歴史的な展示物がありますよ。レッジョ・カラブリアの必見観光スポットであることをお忘れなく！

2. ガリバルディ通り

ガリバルディ通りは、レッジョ・ディ・カラブリア旧市街の有名な通りです。この通りは約3kmあって、世界からの観光客が散策に訪れます。レッジョ・ディ・カラブリア市長もおすすめしているので、この通りを観光しないという選択肢はありませんね。

ガリバルディ通りには市庁舎や賑やかな広場、劇場やリバティ様式の建築物、ブティックが建ち並びます。とても美しいガリバルディ通りは、レッジョ・ディ・カラブリアで訪れてみたい観光スポットの一つ。美しい歴史を感じる通りを写真に収めながら、のんびりと散策する観光もいいですね。

3. アラゴネーゼ城

アラゴネーゼ城は、マーニャ・グレーチャ国立博物館に展示されている「リアーチェの戦士」と共に街のシンボルとされています。レッジョ・ディ・カラブリアの人気観光スポットです。

アラゴネーゼ城はスペイン・アルゴン王国の血筋を引くフェルディナンド1世によりこの城を改修、拡大されたと言われていますが、城自体はアルゴン王国以前からすでに建てられていたもの。歴史の重みを感じることができます。古城ならではの佇まいが素晴らしいですよ。アラゴネーゼ城はレッジョ・ディ・カラブリアの重要な歴史的文化遺産です。

4. Lungomare Falcomata

Lungomare Falcomataと呼ばれる海岸通りは、ヴィラ・コムナーレの前に広がるウォータフロントの散策通り。レッジョ・ディ・カラブリアの人気の観光スポットの一つです。

メッシーナ海峡が臨める美しく整備された海岸線沿いのルンゴマーレ・ファルコマータは、多くの観光客に感動を与えてくれるでしょう。海岸通りには多くの記念碑や彫像が飾られているので、眺めながらぶらぶらと散策することが醍醐味です。それと同時に素晴らしい撮影スポットでもあるので、記念写真を撮ることもお忘れなく！レッジョ・ディ・カラブリアの美しさを体感することができるはずです。

5. カラブリア・ドゥオーモ

レッジョ・ディ・カラブリア旧市街通り、コルソ・ガリバルディに位置するこの大聖堂は、必見の観光スポット。堂々とそびえる美しいドゥオーモは、新古典主義に近いシチリアのバロック様式の流れを汲むネオ・ロマネスク様式の建築物です。

大聖堂内にはパイプオルガンが設置され、荘厳な音色が響きます。大聖堂を見学して回ると、まるで時間が止まってそのまま歴史の世界にいるような錯覚にとらわれることでしょう。レッジョ・ディ・カラブリアを訪れたなら必ず観光したいポイントです。

6. イタリア広場

イタリア広場は政府宮殿の中心にある広場で、レッジョ・ディ・カラブリアで最も重要な広場かつ観光スポットです。広場の中央、そして政府宮殿の真ん前に位置する高さ3mの大理石の像が観光の目玉。19世紀の作品で殉教者に捧げられるために建てられました。

広場の正式名称はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世広場（Piazza Vittorio Emanuele II）ですが、通常イタリア広場（Piazza Italia）と呼ばれています。広々とした広場は、レッジョ・ディ・カラブリアによって大切に管理されていることがわかります。広場とともにレッジョ・カラブリア観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。

7. Villa Genoese Zerbi

Villa Genoese Zerbiは、レッジョ・ディ・カラブリアの大切な歴史的建物。19世紀頃の貴族の別荘として建てられました。昔地震で壊れましたが、補修・再建され現在に至ります。ヴィラのゴシック様式のアーチが有名で、レッジョ・ディ・カラブリアの人気観光スポットです。

ここは歴史的建物が見どころで、現在はレッジョ・ディ・カラブリア市により管理され、美術の展覧会などの展示センターとして利用されています。海岸通りからすぐのところにある美しい建物は一見の価値あり。貴族はこんな別荘に住んでいたんだなという思いも馳せられますね。レッジョ・ディ・カラブリア観光のリストに加えてみてください。

8. Arena dello Stretto

Arena dello Strettoは、レッジョ・ディ・カラブリアのウォーターフロントに位置する円形劇場。建造物自体は現在のもので、古代ギリシャの円形劇場を模倣して造られました。

この円形劇場の中心には女神アテナの銅像が記念碑として建てられ、観光スポットの一つ。劇場から海峡を向こうに見渡す眺めは、観光客や地元の人々の疲れを癒してくれます。特に夕暮れ時は、雰囲気のある素晴らしい眺めとなり、おすすめです。レッジョ・ディ・カラブリアでは外せない観光スポットなのでぜひ足を運んでみてください。

9. ヴィラ・コムナーレ

レッジョ・ディ・カラブリア旧市街のコルソ・ガリバルディ通り南端と海岸通りの間に位置する、1ヘクタールの広さのヴィラ・コムナーレ。レッジョ・カラブリアの公共の庭園で1864年に創立されました。入り口は複数ありますが、メインゲートはガリバルディ通りからの入口になります。この通りを散策する観光客は、通りの南端にあるこの観光スポットも必ず立ち寄ることでしょう。

広い庭園内には緑地庭園ですが、芸術的価値のあるブロンズや青銅などの胸像が建てられていて、見学することができます。見どころは植物園の中心に生えている4mもの高さになるセンネンボク。抗酸樹脂を発するその木は、バイオリンの染料としても利用されるものです。他にもソテツやナンヨウスギ、ペルー原産の植物など珍しい植物がたくさん生えています。この植物公園は植物学的にも本格的なものとされ、レッジョ・カラブリアの大切な資産とされています。ゆっくり散歩しながら庭園の景色を楽しみましょう。レッジョ・ディ・カラブリアの観光では外せないスポットです。

10. Parrocchia S. Maria Madre della Consolazione - Eremo

Parrocchia S. Maria Madre della Consolazione - Eremoは、カラブリア州最大規模の教会の一つ。レッジョ・ディ・カラブリアの美しい地区に位置し、重要な観光スポットでもあります。歴史は16世紀までさかのぼり、過去2回に渡り地震で破壊されましたがその都度修復・再建されました。

見どころは慰めの聖母マリアの絵画や建物の壁のレリーフ、祭壇に続く通路に飾られたブロンズ像。宗教建築物はだいたい見ごたえのあるものですが、この大聖堂も一見の価値あり。レッジョ・ディ・カラブリアの街が重要と位置付ける教会を観光するのもいいですね。

11. Cattolica dei Greci

Cattolica dei Greciは、レッジョ・ディ・カラブリアで最古のキリスト教施設で重要な観光スポットの一つ。建物はネオクラッシックスタイルと言われる様式で、レッジョ・ディ・カラブリアの大切な歴史的建築物です。

見どころは、高さ6mの金メッキされたブロンズ製の扉。都市にある教会によく使われる入口スタイルが見て取れ、観光のポイントですよ。イタリア広場のすぐ近くに位置し、アクセスが良いこともあり多くの観光客が訪れています。レッジョ・ディ・カラブリアの観光でぜひ訪れてみてくださいね。

12. Foti Palace

Foti Palaceは、レッジョ・ディ・カラブリアの重要な歴史的建築物で行政により管理されています。他の有名観光スポットであるガルバディ通りの近くに位置しアクセスが良いので、いつも多くの観光客で賑わっています。

このフォーティ宮殿の見どころは、宮殿内部のローマ時代の階段です。この階段は、芸術的観点から重要とされています。建物内は様々な芸術作品が展示されていて観光客の目を楽しませてくれるでしょう。レッジョ・カラブリア主催の展示会、会議やイベントなどに現在でも利用されています。古い歴史が残るレッジョ・ディ・カラブリア。是非訪れてみてください。

13. Chiesa di San Giorgio al Corso

Chiesa di San Giorgio al Corsoは、レッジョ・ディ・カラブリア守護聖人である聖ジョージに捧げられた教会です。16世紀に建てられましたが、この教会他の歴史的建造物同様、1908年の大地震で全壊。その後1935年に再建されました。ガリバルディ旧市街通りに位置し、レッジョ・ディ・カラブリアの有名な観光スポットになっています。

長きに渡り教会の呼称が変わりましたが、現在はChiesa di San Giorgio al Corsoになりました。歴史あるレッジョ・ディ・カラブリアは、その街自体が観光スポットといっても過言ではありません。レッジョ・ディ・カラブリアを訪れたなら、ぜひゆっくりと時間と取って、街を散策しながら観光を楽しんでみてくださいね。

14. Il Parco Archeologico delle Mura Greche

Il Parco Archeologico delle Mura Grecheは、海岸通りのLungomare Falcomata沿いにあります。イタリア語では「ギリシャの壁の考古学公園」という意味で、その名の通りヘレニズムの壁が見られます。レッジョ・ディ・カラブリアの観光スポットの一つです。

現在は考古学公園になっているこの遺跡を観光のリストに加えてみるのもいいですね。海岸沿いで散策を楽しんだ後に、古代ギリシャに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

15. Chiesa di Gesu e Maria

Chiesa di Gesu e Mariaは、レッジョ・ディ・カラブリアの中心に位置する観光スポットです。この教会も他同様、地震で崩壊された後再建されたレッジョ・ディ・カラブリアの大切な教会の一つ。3つの部分からなる構造の建物では、17世紀のモリナーリの墓と19世紀の十字架像を観ることができます。また二人の天使が王座を支えている祭壇も観光の見どころです。

16. Chiesa degli Ottimati

Chiesa degli Ottimatiは、カステッロ広場とアラゴネーゼ城の近くにあります。ガリバルディ通りからも数分の近さなのでアクセス抜群。赤い丸い屋根が印象的で、可愛らしい小さな建物です。レッジョ・ディ・カラブリアのフォトジェニックな教会なのでおすすめ。観光の際にはぜひ赤い屋根を入れて撮ってくださいね。

17. Le Terme Romane

Le Terme Romaneはローマ浴場の遺跡です。規模から想定するとおそらくプライベートな建物の一部だったのではないかと言われています。レッジョ・ディ・カラブリアの歴史を解く上で大切な遺跡として保護され、観光スポットにもなっています。

現在見学できるのは熱い浴室のための円形タンクと、冷たい浴室のための四角い浴槽、それと白と黒のモザイクが施された半円形の小さなドレッシングルームです。特に白黒のモザイクは必見。レッジョ・ディ・カラブリアのウォーターフロントにあり、観光に便利な場所なのでぜひ一度訪れてみてくださいね。

18. ペンティメーレの要塞

ペンティメーレの要塞は古い軍の砦です。その昔、海を渡って襲来する海賊を見張り、街を守るために作られたものでした。レッジョ・ディ・カラブリアにはこのような要塞がいくつも丘の上に建てられています。特にその中でもペンテメーレの要塞は、有名な観光スポットで多くの観光客が訪れています。

ペンティメーレの語源はギリシャから来たもので「5人の妖精」という意味。昔からギリシャは、このペンティメーレ要塞がある地を美しく素晴らしい場所だと認識していたようです。ペンティメーレ要塞からの眺めは絶景で、美しいパノラマが目の前に広がりますよ。レッジョ・ディ・カラブリアを訪れたなら、ぜひ観光してみたいスポットの一つです。

19. Palazzo De Blasio

Palazzo De Blasioは、レッジョ・ディ・カラブリアの重要な建築物です。ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世通り（Corso Vittorio Emanuele II）に位置する2つの学校のうちの一つですが、その重要性ゆえに観光スポットにもなっています。

この宮殿は1908年の大地震による様々な歴史的建築物の復旧作業のうち、最初に完成した公共施設でした。学校の建物ということを考慮し、レクリエーション活動のためのスペースを確保するために、2階建ての中庭付きとされ、その不規則な「C」の形をした建物のシェープがユニークです。

20. san Sebastiano Martire

san Sebastiano Martireは、「殉教者の道」に建てられた教会。大きなチャペル、神聖な十字架像、礼拝堂に置かれている悲しみの聖母や聖ヨセフなどの彫刻像が見どころです。

レッジョ・ディ・カラブリアには数多くの教会、礼拝堂があるので、教会巡りもおすすめ。たくさん見学すると一つ一つに違いがあり、興味深いものとなることでしょう。

21. エコランディア公園

エコランディア公園は、レッジョ・ディ・カラブリアの技術環境公園です。丘の上に位置し、公園からのオーシャンビューが素晴らしい観光スポット。公園は10万平方メートルと広大で敷地は4つのテーマに分けられています。それぞれギリシャ神話に題材をとった地、風、水、火の四大元素がテーマの区域は見学コースが整備されているので、ゆっくりと散策が楽しめますよ。

さらに文化活動エリアやレクリエーション活動エリアなどもあり、地元の人々が自由に利用できるようになっています。レッジョ・ディ・カラブリアの人々の文化芸術活動も垣間見ることができるこの公園は、多くの観光客も足を運びます。

22. Palazzo del Governo

Palazzo del Governoは、レッジョ・ディ・カラブリアの中心にある観光スポット。レッジョ・ディ・カラブリアで最初の耐震構造を持つ建築物として注目されています。イタリア広場側が正面となり、美しい建物の全景を見学することが可能。この宮殿でもアールヌーボー様式の装飾が施されているので見ごたえ抜群です。

堂々たる美しいPalazzo del Governoは、レッジョ・ディ・カラブリア観光でぜひ見ておきたい建築物の一つ。宮殿正面のイタリア広場と合わせて観光してみてくださいね。

23. Fondazione Piccolo Museo San Paolo

Fondazione Piccolo Museo San Paoloは、レッジョ・ディ・カラブリアの市内に佇む小さな博物館。レッジョ・ディ・カラブリア市内観光のおすすめ観光スポットの一つです。小さいながらも豊富なコレクションが展示され、お宝の神聖なオブジェや家具、彫刻やアートギャレリーなどが見学できます。

有名な「聖母子」の像とロシア製の銀のカップは必見。象牙や銀製品、古代ギリシャから現代に至るまでのコインのコレクションなども展示されているので見ていて飽きないですよ。レッジョ・ディ・カラブリアの街を散策しがてら、ふらっと博物館に入って見学してみてはいかがでしょうか。

24. ロトンダの公園

レッジョ・カラブリアの穴場観光スポット、ロトンダの公園はレッジョ・カラブリア市民の憩いの場として作られた公園です。様々な芸術活動のための野外劇場やスポーツなどの設備があり、大人から子供まで集えるものです。

高台にあるこの公園からはレッジョ・カラブリアの街並み、そして遠くに海も眺めることができる絶景ポイントなので、撮影スポットとして観光がてら訪れるのにはいいかもしれません。公園からの眺めだけでも見に行く価値があるでしょう。

25. コリッリァーノ宮殿

Corigliano Palaceは、リバティスタイルと呼ばれる建築様式が見事に表れている建物です。1908年の大地震では多くの歴史的建築物が破壊されました。修復された建築物のうち、このリバティスタイルはレッジョ・ディ・カラブリアでも少なくない数が見られます。

Corigliano Palaceの大きな特徴は、2階建てで長方形のフロアプランであることと、2階の窓に装飾されているアールヌーボー様式の花がモチーフの鉄製の手すり。外観が素晴らしいこの宮殿は、レッジョ・ディ・カラブリアの人気の観光スポットで、連日たくさんの観光客が見学に訪れています。

◎まとめ

南イタリアの都市、レッジョ・ディ・カラブリアの観光スポットをご紹介しました。街が広いので、ツアーに参加した方が効率よく回れるかもしれません。ローマからも1時間ほどなので、イタリア旅行の周遊にもおすすめです。レッジョ・ディ・カラブリアで、ぜひ観光スポット巡りをしてくださいね。

イタリア半島の先端！レッジョ・ディ・カラブリアの観光スポット25選