アリゾナ州ページは地球のアートを楽しめる町!おすすめ観光スポットを紹介

画像出典:LUNAMARINA

アリゾナ州ページは地球のアートを楽しめる町!おすすめ観光スポットを紹介

アメリカ南西部のアリゾナ州にあるページは、自然が織りなす絶景の中にある小さな町。周辺の自然観光の拠点で、周りには荒野が広がり、地球の長い歴史が形となった峡谷が大きな存在感を放ちます。

そんなページには、壮大なスケールの景色を堪能できる観光スポットが盛りだくさん。とても暑い夏と温暖な冬で、昼と夜の気温差が大きく、乾燥しています。ページ観光では、夏は特に水分補給と日よけ対策が必須なので、十分な準備をしてくださいね。ページの魅力的な観光スポットをご紹介します。

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アリゾナ州ページは地球のアートを楽しめる町!おすすめ観光スポットを紹介

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1.アッパーアンテロープキャニオン

出典: sprokop

ページの代表的な観光スポット、アンテロープキャニオンです。長い年月の間に、雨風や洪水によって砂岩が削られて生まれました。スロットキャニオンとも呼ばれる峡谷で、幅が狭く複雑に曲がりくねった洞窟のような形をしています。

南北に分かれたアンテロープキャニオンは、先住民族ナバホ居留区内にあるので、ページから出るツアー参加者のみ中に入ることが可能。ナバホ族が管理しているので、観光客は入場にあたりナバホ税を支払います。南側に位置するのがアッパーアンテロープキャニオンで、巨大な岩に縦に亀裂が入ったような所が入口。中に入ると美しく波打つらせん模様の岩肌が複雑に続き、幻想的な空間を作っています。

アッパーで観光客のお目当ての一つはビーム。ビームとは岩の裂け目から一直線に差し込む太陽の光で、時には5本以上の帯になって見られる、とても神秘的な光景です。

2.ロウアーアンテロープキャニオン

出典: encrier

ロウアーアンテロープキャニオンはアンテロープキャニオンの北側にあり、ページから約15分。観光客は入場にあたりナバホ居留区への税を支払います。

地面の割れ目から入るような狭い入口で、急な階段を下りて行くところから、この観光ツアーはスタート。キャニオン内の通路は狭くて歩きづらく、急な上り下りの階段があるので、冒険気分が味わえます。また、天井から地面に向けて狭くなっており、空が広く見えるので見上げてみてくださいね。

さらに内部への光の入り方によって岩肌の色が様々に変化し、その神秘的な景色はページから他の惑星にワープした気分。岩の層はとても細かく滑らかに見えるので、岩というより砂丘の波模様のようです。これ程の繊細な造形美を造りあげた自然の力に驚きますよ。

観光地ページの顔でもあるアンテロープキャニオンは必見です!

3.ホースシューベンド

出典: JodiJacobson

ホースシューベンドは、ページの南6kmの辺りにある、自然の驚異を見せてくれる観光スポット。コロラド川が長い年月をかけて浸食し、馬蹄の形に蛇行している場所でページのパワースポットでもあります。駐車場から現地まで15~30分歩くことになるので、まずはトレッキング気分で歩いてみてくださいね。暑い時期は水分補給が必要なので、ペットボトルなどを忘れずに。

坂を上がるとその絶景は突然現れます。崖から見下ろすと、碧く輝くコロラド川が馬蹄型に蛇行しており、テントやボートはとても小さく見えます。自然の偉大さを改めて感じることができる、ページ屈指の観光スポット。その日の天気や太陽の高さにより違う表情を見せてくれるホースシューベンドには、観光客だけでなく、一期一会のシーンを求めてたくさんの写真家も訪れます。

4.レインボーブリッジ国立モニュメント

出典: commons.wikimedia.org

レインボーブリッジ国立モニュメントは、グレンキャニオンにある世界最大のナチュラルブリッジ。ページからはレイクパウエル発着の往復7時間半の観光船ツアーで行けます。湖の青さと岩肌の赤が美しいコントラストのレイクパウエルは、映画『猿の惑星』のロケ地。船からの景色が素晴らしく、惑星を空想してみたりと長い船旅も飽きませんよ。

船を降りて、30分ほど歩くと到着します。レンボーブリッジは、長い年月の間に風化され穴の開いた、高さ88mの岩。遠目から見ると観光客が米粒ほどに見え、その巨大さに圧倒。この名前は「虹が固まって石になった」というナバホ族の伝説がもとになっています。聖なる場所を汚さないでほしいというナバホの人々の訴えに、レインボーブリッジの真下へ近づくことを禁じる裁定が2002年に下されたそうです。

人気のページ観光スポットですが、ナバホの人々の気持ちを大切にして見学したいですね。

5.グレンキャニオンダム

出典: wsfurlan

グレンキャニオンダムはページの北、コロラド川が流れる途中にある貯水施設。ユタ州とアリゾナ州をまたぎ、人口貯水池としては全米第二位の規模で、ページを訪れる観光客にも人気の観光スポットです。

このダムは西部への水の供給と発電を目的として1956年に着工、1966年に完成しました。また、峡谷に水が溜まり始めてから満水になるまでに17年もかかりました。これらの情報で、グレンキャニオンダムがいかに巨大なプロジェクトだったかが分かりますね。

ツアーで観光する場合は、カール・ヘイデン・ビジターセンターから観光客向けにあります。ダムの天端を歩いたり、水力発電所や資料室を見学できるので、間近でダムの迫力を感じたい方にはおすすめ。ダムマニアでない人も、ページを訪れた際は、グレンキャニオンダムを観光してみてはいかがでしょうか。

6.ウォーター・ホールズ・キャニオン

出典: Achilli Family | Journeys

ウォーター・ホールズ・キャニオンは、ページの南にある峡谷。ここは、アンテロープキャニオンと同じくナバホ居留区にあるスロットキャニオンのひとつですが、観光地としての知名度は低いです。

ページからまず、アッパーアンテロープキャニオンへ向かい、ゲートでトレイル許可をもらって現地へ向かいます。峡谷では、ほとんどの部分を小高い岩の間を歩き、懸垂下降の場所が何か所か点在。泥や水も多く腹ばいで登るような部分もたくさんあるので、登山用具や準備が必要です。

このように難しい峡谷ですが、スロットキャニオン独特の美しい曲線美を楽しめ、ページ観光の中でもマニアックな観光スポットと言えますね。ちょっとハードなトレッキングが好きな方にはおすすめです。

7.バーミリオン・クリフ国定公園

出典: commons.wikimedia.org

ページから約1時間のところに、知る人ぞ知るアメリカグランドサークルの秘境の観光スポットがあります。それは、バーミリオン・クリフ国定公園内にあるザ・ウェーブという砂岩層のこと。

渦まく波を描いたような繊細な造形美が続き、まるで絵画のような光景が広がります。その景観を守るため自然保護区として扱われており、一日20人の観光客しか立ち入れないため、抽選があります。インターネット抽選10人、現地での前日抽選10人なのですが、数年前TVなどで取り上げられたため、インターネット抽選はページ観光のハイシーズンで100倍越えになってしまいました。

ザ・ウェーブの次に観光客に人気で、しかも抽選不要の場所がホワイトポケットです。ダイナミックな波模様の岩が織り成す迫力のある景色。ホワイトポケットもどんどん人気が出て人数制限される可能性もあるので、制限のないうちに訪れてみてはいかがでしょうか。

8.アンテロープポイントマリーナ

出典: Hank Shiffman

ページから約17kmというアクセスの良い場所に、アンテロープ・ポイント・マリーナという観光スポットがあります。レイクパウエルの南西に位置するマリーナで、ハウスボートや観光案内所、ショップ、レストランが集まった比較的新しいリゾートエリアです。

カヤックなどの水上スポーツのレンタルや、ボートでのいろいろな観光ツアーも用意されているので必見。彼方にアンテロープキャニオンなどの大自然をのぞむマリーナは、ページの自然観光の合間にのんびりと過ごすのに最適な場所です。

アンテロープポイントマリーナは、ページからマリーナにショッピングや食事に、たくさんの観光客がやってくる人気スポットのひとつです。

◎まとめ

絶景の宝庫、ページの観光スポットをご紹介しました。峡谷と言うとまずグランドキャニオンがあげられますが、アリゾナの人気観光スポットはグランドキャニオンだけではないですよ。アンテロープキャニオンをはじめ、ページをとりまく繊細かつ美しい自然芸術の魅力が満載。大自然の驚異を目の当たりにし、先住民族の聖なる地からパワーをもらえます。地球の恵みに感謝することが、ページ観光の価値なのかもしれませんね。

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