名称:Timgad
住所:Timgad, Batna
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/194
バトナは、アルジェリアの首都アルジェの南東に位置する内陸の都市で、バトナ県の県都です。オーレス山地の入り口でもある盆地のバトナは、1844年にフランス軍が設置した軍事基地に端を発するといわれる比較的新しい都市です。ですが、となりのティムガッドにはローマ帝国の植民市遺跡が残っています。そのため、遺跡観光の拠点として観光客が足を運ぶ場所となっています。
観光地としてはまだまだ開発途上で情報も多くはありませんが、魅力の多い町であるといえます。旅の先駆者として冒険してみるのも素敵ですね。ぜひ、バトナ旅行の情報として今回の記事を参照にしてください。
1.ティムガッド
バトナ観光の目玉ともいえるティムガッドは、オーレス山地の高原に築かれた古代ローマ時代のの都市遺跡で、アルジェリアの貴重な世界文化遺産です。バトナの東35kmほどのところにあり、多くの観光客が、バトナを経由してこの世界遺産の観光スポットを目指します。
ティムガッドの特徴は、その保存状態の良さ!フランスの考古学者により1881年に発見されるまで長いの間砂に埋もれていたため、2000年前の都市がそのまま残されているんですよ。それってどこかで聞いたような話…?そうです、ティムガッドは、「アフリカのポンペイ」とも呼ばれているんです。
典型的なローマの計画都市で、碁盤の目のように町が整備され、半円形劇場や図書館、公衆浴場などが配置されているようすがよく分かります。地中海世界に数あるローマ遺跡のなかでも、このティムガッドの素晴らしさは、観光に訪れてみればすぐに実感できるでしょう。
2.Ghoufi
Ghoufiは、世界で最も美しいローマ遺跡の一つとされています。Ghoufiのローマ遺跡は、バトナから直線距離で60kmほど南のGhoufi峡谷に位置し、川が蛇行する内側の斜面に家屋の跡が建ち並んでいるのが特徴です。
Ghoufiの美しいローマ遺跡の観光もさることながら、その壮大な峡谷のパノラマを眺めることも観光の大きな楽しみですね。対岸の崖の上にある現在のGhoufi村を訪れるのも面白いでしょう。美しい遺跡と素晴らしい眺めは、きっと旅の良い思い出となりますよ。
Ghoufiは、近年の火災により一部が破壊されてしまいました。複数回の火災のうち、観光客がバーベキューを楽しんだ際の火の不始末が原因のものもあるそうです。くれぐれも火の用心をお忘れなく。バトナから、ちょっと遠出の1日観光へ出かけてみませんか。
名称:Ghoufi
住所:Biskra, Batna
公式・関連サイトURL:http://www.thousandwonders.net/Ghoufi
3.ランベイシス
バトナからティムガッドへ向かう途中に、もうひとつ観光にうってつけの古代遺跡があります。こアスクレピオスの神殿跡が素晴らしいランベイシスは、理不尽な破壊行為があったにも関わらず、今も北アフリカで最も興味深いローマ遺跡の一つとされています。バトナからへ東南11Kmほどの、タズーというモダンな村の近隣に位置しています。
オーレス山地の低い高原地帯にあるランベイシスは、先述のアスクレピオス神殿や凱旋門、円形劇場跡、浴室などが見どころのポイントです。バトナからはもっとも近い遺跡観光地といえるでしょう。バトナからティムガッド観光へ出かける際の往路または復路に立ち寄れるルートですよ。
名称:Lambaesis
住所:Lambaesis, Tazoult, Batna
公式・関連サイトURL:http://www.livius.org/sources/about/the-lambaesis-inscription/
◎まとめ
バトナ周辺には世界遺産や貴重なローマ遺跡があり、これから重要な観光都市になる可能性を秘めています。日本ではまだマイナーですが、すでに多くの欧米人が観光に訪れているんですよ。
今回は、主な必見ローマ遺跡をまとめてみましたが、バトナに滞在した際には、バトナ市内にあるHaut couture ilyesというモダンアート美術館やショッピングモールを散策すれば、バトナのことをより知ることができるでしょう。アルジェリア人口第5の都市、バトナ観光の情報としてお役立てください。