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ミステリアスな世界遺産!ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群
ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群のオススメポイント2
石球

出典: Inspired By Maps/shutterstock
なんといってもこの世界遺産を訪れるのであれば、石球は見逃せません。プンタレナス州のディキス地方に点在しているため、バナナ農園の跡地や広場、博物館などにあります。ゴロゴロと転がる石球は、間近でみても美しい球体。最初に発見された石球は、フィンカ6にある博物館で保管されているので、そちらも必見です。
アドベンチャーの映画で転がってきそうな大きな石は、表面も滑らかで殆どが花崗岩でつくられています。今から1500年以上も前に、どのような製造法をもって作られたのかという疑問が残り謎のまま。大きいものは、なんと2.6m程、重さ25tにも及ぶというから驚きます。間違いなく言えることはディキスのこの土地には昔から確かな技術が存在したということです。
石球を巡る憶測

出典: Inspired By Maps/shutterstock
このミステリアスなディキスの世界遺産を巡って様々な憶測がなされています。まずは何のために作られたのかという点。星座や天文現象を表していると憶測する人もいて、石には彫刻がされてるものがあり、それがそれぞれの星座の位置と一致するとか。
ディキスの世界遺産には地中に埋められ、表面の一部だけが出ている石がいくつかあります。特定の日に太陽の光が一直線に当たり、暦上の意味があるかもしれないという推測も。かつては、石の中に黄金が埋められているのではないかと噂された石もあり、多くの石球が破壊されてしまったり持ち帰られてしまいました。それがこの世界遺産の解析をより困難なものにしてしまいました。製造方法は、石像と同じく、加熱と冷却を何度も行うことで少しずつ削って球の形に近づかせ、仕上げとして磨き上げたのではないかと言われていますがやはり真相は闇の中です。
ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群の注意点
整備されている観光地とは言い難いため、現地ガイドの同行をオススメします。石球についてもガイドに説明をしてもらうとよりミステリアスに楽しく観光できることでしょう。この土地はバナナ農園の跡地になっていて植物が生い茂っている為たくさんの蚊がいます。噛まれない様に虫除けや長袖などを着て行ってくださいね。