日本の秘境を旅する！世界遺産の知床にあるおすすめスポット

北海道の東部は本州とはひと味違ったダイナミックな自然にあふれています。深く青い神秘的な湖摩周湖、希少な動物タンチョウの生息地釧路湿原、そして2005年に世界遺産に登録された知床など、感動的なスポットがたくさんありますね！そのなかでも知床は、羅臼岳をはじめとした雄大な山々が連なる知床連峰や、原生林の中の知床五湖などがある北海道唯一の世界遺産。日本の最後の秘境とも呼ばれるほどの世界遺産、知床の魅力を余すところなくご紹介します。

知床とは？

北海道の道東にある細長く突き出た半島、知床はオホーツク海と根室海峡の二つの海に面しています。知床とはアイヌ語で「地の果て」を意味する言葉で、原生林などの雄大な自然が広がるまさに日本の最果ての地です。知床半島は縦に細長く行政区分が分断され、北西部は斜里町、南東は羅臼町になっています。

知床は世界遺産に登録された理由として、絶滅危惧種の動物が生息していること、流氷が多くの生物の命を支えていること、世界遺産としてふさわしい保護管理体制が整っていることなどがあげられています。そんな世界に誇る世界遺産、知床の見どころをご紹介します。

知床へのアクセス

世界遺産、知床へのアクセス方法はいくつかあります。バスや車を使う方法、そしてJR北海道を利用する方法などです。

①女満別空港から：斜里バス知床エアポートライナーで知床まで約2時間15分。あるいは空港から路線バスを乗り継ぎ斜里バスターミナルまで約1時間30分、そこからさらに路線バスで1時間で知床着。

②R知床斜里駅から：斜里バス知床エアポートライナーで45分。あるいは斜里バス路線バス知床線で約60分。

③JR釧路駅から：JR釧路本線でJR知床斜里駅まで2時間15分。そこから斜里バス知床エアポートライナーで約45分。

知床のおすすめポイント

◆知床五湖

知床連山の麓、原生林の中に5つの湖があります。整備された高架木道と原生林の中を歩く地上遊歩道の二つの方法があり、それぞれ世界遺産知床の魅力を存分に味わえます。雄大な知床連山が姿を現し、湖の水面に原生林が映るまさに絶景ポイントです。

高架木道はヒグマが近づかないように防護柵があるので、ヒグマの活動期でも散策できます。アップダウンがない道で、ベビーカーや車いすでも利用可能ですよ。一方、地上遊歩道は利用できる期間が限定されており、有料のレクチャーが必要な場合もあるので事前に確認してから利用することをおすすめします。

知床五湖フィールドハウスでは、世界遺産知床を歩くためのレクチャーを行っています。知床パークサービスセンターには、世界遺産知床のお土産や地元の食材を使った食べ物屋さんもありますよ！

◆オシンコシンの滝

世界遺産知床には滝がたくさんあり、それぞれ特徴があります。なかでもおすすめスポットは「オシンコシンの滝」です。知床半島で最も大きい滝で、アイヌ語で「エゾ松が群生するところという」意味から転じて名づけられたといわれています。落差50mから流れ落ちるその姿は迫力満点で、階段の中腹からしぶきがかかりそうなほど間近に見ることができますよ。世界遺産にふさわしいダイナミックなその流れを十分に堪能して下さいね。

ここには水洗トイレや売店もあるので、世界遺産知床の観光前後に立ち寄ることができます。

◆プユニ岬

プユニ岬は知床半島の北側にある岬で、ウトロから知床自然センターへ行く国道沿いにあります。世界遺産知床八景の一つになっていて、流氷が最初に到達する岬として知られていますよ。

プユニ岬は、オホーツク海に沈む夕陽が美しい絶景ポイントです。ここに展望台はありませんが、見晴橋の上からは澄んだオホーツク海やウトロの夜景、知床連山など世界遺産知床の絶景ポイントがしっかり見えますよ！高さ60センチもある巨大な岩、オロンコ岩もここから臨めます。ぜひ、世界遺産知床の名所の一つ、プユニ岬に行ってみて下さいね。

知床の注意事項

世界遺産の知床では、マナーやルールを守ることが大事です。樹木や石、草や花を取ることは禁止されています。また、ペットを連れて行くことは、クマを刺激してとても危険な行為となりますので注意しましょう。野生動物にエサをあげるのも厳禁です！

知床の自然を守るためにも、旅行者一人一人が気を付けたいものですね。

◎まとめ

世界遺産知床の見どころをご紹介しましたが、いかがでしたか？知床にはまだまだ魅力がいっぱいありますよ！羅臼沖でクジラのホエールウオッチングをしたり、羅臼湖をトレッキングしたり......。冬には流氷の上に乗ることができるツアーも開催されます。夏には星が本当にきれいでダイヤモンドのようです！

ぜひ北海道の知床に来てアドベンチャーを楽しんで下さいね。

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