ワシントンD.C.の魅力とは?アメリカの首都にあるおすすめ観光スポット

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ワシントンD.C.の魅力とは?アメリカの首都にあるおすすめ観光スポット

アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.は、大統領官邸ホワイトハウスをはじめ、連邦議会、連邦最高裁判所などがある政治の中心地。世界銀行や国際通貨基金の本部もあり、強い政治的影響力をもつ世界都市です。また多くの記念モニュメントや博物館もあり、毎年たくさんの観光客が訪れます。ナショナル・モールの南側にあるダイダルベイスンは、桜の名所として知られており、毎年春になるとここで全米桜祭りが開かれています。ここではそんなワシントンD.C.の魅力に迫ります。

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ワシントンD.C.の魅力とは?アメリカの首都にあるおすすめ観光スポット

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1. ワシントン記念塔

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白く巨大なオベリスクは、ナショナル・モールにあるワシントン記念塔です。ワシントンD.C.の中心部にあるこの塔は、遠くからでもひときわ目立つ存在感を放っています。

ワシントン記念塔は、1776年にアメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンの功績を讃えて建てられました。建築家ロバート・ミルズによって大理石や花崗岩、砂岩などを使ったモニュメントの着工が始まりましたが、ワシントン記念塔の完成は、ミルズの死後30年が経ってからです。よく見ると途中から色が変わっています。これは南北戦争や資金不足が重なり一時的に工事が中断し、工事が再開されたときに使われた大理石の色合いに違いがあったためです。

また展望台があり、無料で入ることができますよ。東西南北へとまっすぐに伸びる道、360度のワシントンD.C.の素晴らしいパノラマビューを楽しめる観光スポットです。

2.ナショナルギャラリー

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ナショナルギャラリーは、銀行家かつ美術品の収集家であったアンドリュー・メロンが、1937年に自身のコレクションを国に寄贈したことから造られた美術館です。その後も世界各国のコレクターからの美術品が寄贈され、膨大な作品が収蔵されています。

レオナルド・ダ・ヴィンチのジネヴラ・デ・ベンチの肖像をはじめ、ラファエロ・サンティのアルパの聖母子、クロード・モネの日傘をさす女とルーアン大聖堂など、名前を挙げたらきりがないほどの素晴らしいコレクションが揃っています。

東棟と西棟の2つに分かれた美術館で、1941年に大理石造りの西棟が完成し、20世紀初頭までの絵画や彫刻品を展示。1978年に東棟が造られ、こちらは現代美術が中心に展示されています。西棟には彫刻庭園もあり、ジョアン・ミロやロイ・リキテンスタインなどの作品を見ることができますよ。

ナショナルギャラリーは、アンドリュー・メロンの目指した「誰でも入れる美術館」のとおり、無料で入れる美術館です。

3.リンカーン記念堂

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リンカーン記念堂はナショナル・モールの西側に位置し、1922年にアメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンを記念して建てられました。ギリシャドーリア様式の神殿で、36本の円柱で構成されています。

リンカーン記念堂には、白く巨大な大理石のリンカーン像があり、彫刻家ダニエル・チェスター・フレンチによるものです。この記念堂はさまざまな演説の舞台として使われ、1963年のマーティン・ルーサー・キングによる演説「I have a dream」は世界中で知られています。

4.リフレクティングプール

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リフレクティングプールは、ナショナル・モールにある、ワシントン記念塔からリンカーン記念堂まで長方形に伸びた人口池です。全長約618m、幅約51mもあるリフレクティングプールの水面には、記念碑が映し出されます。

夜間のライトアップ時には、モニュメントの光が反射され、美しい光景が見られるので必見。また映画『フォレストガンプ』にも使われた場所で有名です。ぜひ訪れてみてくださいね。

5.第二次世界大戦記念碑

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ナショナル・モールの西側にある第二次世界大戦記念碑。第二次世界大戦中、犠牲となったアメリカ兵や従事者への追悼の意を込めて建てられた記念碑です。

フリードリッヒ・フロリアンによるデザインで、噴水の周りにあるアーチには、第二次世界大戦時の戦地の名が、北側のアーチに大西洋、南側のアーチに太平洋のそれぞれが刻まれています。

6.国立航空宇宙博物館

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国立航空宇宙博物館は、航空機と宇宙船に関連したコレクションを展示する世界最大規模の博物館です。なかでも見逃せないのが、1969年に人類が初めて月面着陸に成功したときの司令船アポロ11号「コロンビア」。搭乗員3名を乗せて無事地球に帰還しました。

ほかにも1903年にライト兄弟によって制作され、初飛行に成功した「ライトフライヤー号」や1927年にチャールズ・リンドバーグが世界で初めて大西洋単独無着陸飛行を成し遂げた機体「スピリット・オブ・セントルイス」も必見。さらに1947年にチャック・イェーガーの操縦のもと、世界で初めて超音速飛行に成功したロケット航空機「ベルX-1」など、アメリカの歴史上で重要な機体が中央ホールに展示されています。

素晴らしい展示品に加え、国立航空宇宙博物館は、アイマックス・シアターやアルベルト・アインシュタインプラネタリウムなどの施設も充実しており、子どもから大人まで年齢を問わず楽しめます。さらにミュージアムストアでは、オリジナルの航空機や宇宙関連グッズが充実しており、お土産選びにもってこいのワシントンD・Cの観光地です。

7.ジェファーソンメモリアル

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ジェファーソンメモリアルは、1943年にアメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンを記念して建てられた建物です。ナショナル・モールの南側にあり、タイダルベイスンのほとりにたたずむドーム状の殿堂が美しい記念館です。ジェファーソンメモリアルは、アメリカ合衆国国定記念建造物に指定されています。

建物内には、アメリカ建国の父の1人といわれたトーマス・ジェファーソン像と彼の格言が残されています。また、タイダルベイスンにはたくさんの桜の木があり、春になると満開の花を咲かせます。

8.アメリカ合衆国議会議事堂

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ナショナル・モールの東側にある巨大なドームが美しいアメリカ合衆国議会議事堂は、北側が上院、南側が下院の棟になっています。

国議会議事堂内は、無料の見学ツアーがあり、内部を見学することができます。見どころは、国立彫刻ホール・コレクションの彫刻。これは、全米50州から選ばれた歴史上の著名人の栄誉を称えるために寄与されたものです。またドーム天上には、有名なフレスコ画「ジョージ・ワシントンの神話」があります。

9.国立公文書館

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国立公文書館は、アメリカ合衆国政府の書類をはじめ、歴史的価値のある資料を保存している場所です。所蔵品の中でも注目は、アメリカ独立宣言やアメリカ合衆国憲法、権利の章典。ぜひ一度訪れてみてくださいね。

10.ホワイトハウス

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ワシントンD・Cといえば、アメリカ合衆国大統領の住まいでもあり、執務を行う官邸と公邸の建物がホワイトハウスです。

1792年の初代アメリカ合衆国大統領のジョージ・ワシントンによって、ホワイトハウスの建設が始まりました。着工から8年後の1800年に完成しましたが、すでにジョージ・ワシントンは亡くなっており、完成したホワイトハウスの姿を目にすることはありませんでした。

1814年のブラーデンスバーグの戦いで、大統領官邸はイギリス軍の焼き討ちにあいました。焼け残った外壁を使い、焼けこげた外観を白く塗装し再建したことから「ホワイトハウス」と呼ばれるようになりました。

ホワイトハウスの建物内は一般公開されていませんが、敷地内の庭園で、年に2回春と秋に「ローズ・ガーデンツアー」が一般向けに実施されています。このツアーは、ローズ・ガーデンやジャックリーン・ケネディ・ガーデンなど、先着順に無料で見学することができますよ。

◎まとめ

ワシントンD.C.の観光スポットをご紹介しました。ワシントンD.C.は、スケールが大きく見どころがたくさんあるため、どこから周ろうか迷ってしまうほど。日数をかけてゆっくりと周るのがおすすめですが、時間に余裕のない方は、気になるスポットを絞って観光しましょう。効率的に周れるのも観光スポットが中心部に集中しているワシントンD.C.ならではです。

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