芸術や歴史も感じられる!美食の街ボローニャのおすすめ観光スポット18選

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芸術や歴史も感じられる!美食の街ボローニャのおすすめ観光スポット18選

「美食の街」と呼ばれているボローニャ。様々な美味しい食事を楽しむことができる観光地として知られています。そして芸術や文化、歴史を感じることができる観光スポットも数多く存在しているんですよ。古代ローマ時代から様々な民族が定住していたボローニャでは中世以降の建築物を見学することができたり、他にもヨーロッパで最古の大学やポルティコと呼ばれる柱廊アーケードなど見どころ盛りだくさん。そんなボローニャのおすすめ観光スポット18選をご紹介します。ぜひボローニャを訪れる際は参考にしてみてくださいね。

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芸術や歴史も感じられる!美食の街ボローニャのおすすめ観光スポット18選

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1.旧ボローニャ大学(アルキジンナジオ)

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1088年に創立された旧ボローニャ大学「アルキジンナジオ」はヨーロッパで最古の大学であり、イタリア国内でも2番目に大きな規模でした。今日でもボローニャで定番の観光スポットとなっております。現在は大学としてではなく市立図書館の閲覧室として利用されています。

世界初の人体解剖室があることでも知られる旧ボローニャ大学。2階にあるこの人体解剖室では当時のキリスト教ではタブーであった人体解剖を、科学・学問の発展のため多くの反対を押し切り行っていました。室内の壁一面は木造の装飾でおおわれており、天井には黄道十二星座が彫られている人体解剖室。この人体解剖室に足を運んでみて、当時の医学の最先端であったボローニャを肌で体験してみてください。

大学の壁や天井にぎっしりとある紋章は教授と卒業生の家紋。11世紀に創立された大学だけあり、一つ一つの装飾や紋章も趣たっぷり。観光の際はぜひチェックしてみてくださいね。

2.マッジョーレ広場

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約800年前から現在までボローニャの中心スポットであるマッジョーレ広場は、ボローニャの人々の憩いの場。周囲は聖ペトロニオ大聖堂、ポデスタ宮殿、市庁舎、バンキ宮殿と四方を歴史的な建造物で囲まれていますので、広場に立てば様々な歴史的建造物を見渡せます。ボローニャの主要観光スポットへのアクセスが非常に便利なので、ボローニャ観光の基点となりうるスポットといえますね。

この広場のおすすめは、ポデスタ宮殿のアレンゴの塔の真下の空間です。1259年に建設されたアレンゴの塔の鐘は当時、非常時の市民への警報として使用されていました。その四隅に4人の守護聖人の像が置かれた空間があるのですが、ここでは二人で対角線上にお互いに背を向け合う形で立って壁に向かって話しかけてみてください。するとまるで相手が壁の中にいるかのように声が聞こえてくるんですよ。マッジョーレ広場に訪れた際はぜひ試してみてくださいね。

その他にも幻想的な夜のライトアップにボローニャ市民の待ち合わせ場所として定番の海神ネプチューンの噴水、そして多様な大道芸など見所満載のマッジョーレ広場。ぜひ足を運んでみてください。

3.市庁舎(コムナーレ宮)

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マッジョーレ広場の西側にある市庁舎(コムナーレ宮)は、ボローニャの中でも人気の観光スポット。もともとは裕福な大学教授アックルーシオ氏の邸宅だったこともあり、とても豪華な造りで中世らしい雰囲気が感じられます。マリア像や、ボローニャ出身で1582年にグレゴリウス暦を発布したローマ教皇・グレゴリウス13世の銅像も市庁舎の正面にありますので、ぜひ探してみてください。

外観を見学するだけでも楽しむことができますが、市庁舎の内部も必見。3階には20世紀の画家であるジョルジュ・モランディの作品を展示したモランディ美術館があり、美術愛好家には外せない観光スポットとなっています。市庁舎はマッジョーレ広場に面した形で建っていますので、アクセスが便利ですぐに訪れることができるのも魅力の一つですよ。近隣にガラス張りの床から地下のローマ時代の遺跡が見れるようになっている無料の市立図書館もありますので、あわせて観光してみてくださいね。中世からの歴史が感じられる市庁舎、ぜひ一度足を運んでみてください。

4.聖ペトロニオ大聖堂

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アントニオ・ディ・ヴィンチェンツォの設計に基づいて1390年に着工された聖ペトロニオ大聖堂は、未完成のままの聖堂として有名となっています。一方で幅66m、奥行き132m、高さ51mとカトリック教会最大級の大きさで知られ、ボローニャ観光では定番の観光スポットとなっています。

聖ペトロニオ大聖堂の外観は大理石とタイルでできているゴシック様式となっており、正面の入り口にはヤコポ・デッラ・クエルチャが手掛けた「聖母マリアと幼子キリスト」などの彫刻が飾られています。そして内部には豪華絢爛な祭壇やチャペルなどや日時計など見所いっぱいですよ。

聖ペトロニオ大聖堂の拝観は無料ですが、撮影をする場合は有料となりますので気をつけてくださいね。またリュックの持ち込みも禁止されていますので、大きな荷物は宿泊しているホテルに置いてくるなどするようにしましょう。聖ペトロニオ大聖堂はマッジョーレ広場にあり、アクセスも便利。ボローニャ観光に訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

5.エステンセ美術館

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モデナの西側に位置するムゼイ宮の最上階にあるのが、エステンセ美術館です。この美術館はイタリアで一番美しい美術館といわれており、ボローニャ観光には外せないスポットとなっています。この美術館では14世紀から15世紀にかけて繁栄した貴族エステ家が収集した作品が展示されており、その中にはバロックの巨匠といわれているベルニーニの作品、アルフォンソ一世やエルコレ一世の肖像画などがあります。興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。

美術館の規模はそれほど大きくないため、観光の合間などに気軽に立ち寄れるのも魅力。なお2012年に発生したエミリアロマーニャ地震によってこの美術館は一時閉館されていましたが、3年の時を経て2015年に建物の修復が完了。営業が再開されました。

6.メルカーティ・デッラ・テッラ

スローフード協会が協賛する青空市場「メルカーティ・デッラ・テッラ(Mercati della Terra)」。一年中週に一回(夏場は週に二回)開催されるスローフードの市場です。「大地の市場」という名の通り、とても新鮮で製造方法にこだわった食材を購入することができますよ。肉・野菜・魚などの生鮮食料品はもちろんのこと、ハムやチーズなどの加工品やパンなどのその場で食べられるものなど多種多様な製品を扱う、ボローニャの中でも人気を博している観光スポット。観光客向けというわけではなく、地元の人も日常的に利用している市場なんですよ。

なおこの市場の一角には、休憩できるコーナーが設けられています。市場で購入したチーズ、パニーニ、揚げ物、ワインなどをそこで食べるのも良いですね。特におすすめなのがスライスしたてのハムやサラミ。切り分けられているものではなく、その場でスライスしてくれるため味と香りが違います。ぜひ食べてみてくださいね。ワインと一緒に食べたり、パンにはさんで食べるとまさに絶品!美食の街といわれるボローニャに観光した際は、メルカーティ・デッラ・テッラに足を運んで、地元の新鮮な食材を堪能してみてください。

7.ジェラート博物館

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イタリアンスイーツの定番、ジェラート。その歴史を学んだり試食もできるボローニャの観光スポットが「ジェラート博物館」と実習所です。この博物館と実習所はジェラート製造機械メーカーであるカルピジャーニ社に併設されてます。この会社はジェラートを極めようとする専門家があつまる「ジェラート大学」の異名を持つことでも知られているんですよ。

ジェラート博物館では当時使用されていたジェラート製造機器を見学しながらジェラートの歴史の移り変わりを学ぶことができます。機械には実際に触ることができるものもありますよ。さらには館内にはパネル展示もあり、その中には日本で使われた広告もあります。そして博物館での見学が終了したらお待ちかね、実習所でジェラートの試食を楽しむことができます!味のバリエーションが豊富ですので、ここでしか食べられないような味を体験してみてもよし定番の味を食べ比べてみるもよし、お好きなものを食べてみてくださいね。

ジェラート博物館は観光ツアーの予約が事前に必要ですので、ご注意ください。場所はボローニャ市街から車で約30分ほど。美食の街ボローニャに観光に訪れた際は、本場のイタリアンジェラートを楽しんでみてくださいね。

8.ドッツァ

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ボローニャにある城壁に囲まれた中世の面影を残す小さな街、ドッツァ。この一見何の変哲もない小さな街が有名になったのは、城壁の中や旧市街の建物の壁に描かれた無数のモダンな壁画が理由なんです。街全体がまるで美術館のようになっており、散策するだけでそれらの壁画を楽しむことができる、ボローニャでも有名な観光スポットとなっています。

民家であろうが店舗・オフィスであろうが関係なく描かれている壁画は、どれも色鮮やか。中世の街並みとのギャップが魅力となり、観光客が多く集まっています。また建物のドアや窓などを壁画の中で利用しているものもあり、普通の美術館では見れないようなダイナミックな作品を鑑賞できるのもこの街の魅力。

ドッツァでは2年ごとイタリア国内だけでなく海外アーティストによって壁画が描かれていきますので、今後もその芸術作品は増加していく予定。なので数年後に再度ドッツァを訪れてみると、前回観光した時とはまた違う壁画を楽しむことができるはずです。ボローニャに観光に訪れた際はドッツァに足を運び、街並みにとけ込んだ芸術作品の数々を満喫してみてくださいね。

9.ボローニャの斜塔

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イタリアで斜塔といえば「ピサの斜塔」が有名ですが、ボローニャにも斜塔があり観光スポットとして人気を博しているのです。それが二つ並んだ48mのガリゼンダの塔と、97mのアジネッリの塔。この二本の塔は「ボローニャの斜塔」と呼ばれています。これらの斜塔はともに12世紀初期に建てられたものなんですよ。

この二本の塔のうちアジネッリの塔は登ることができますので、天気が良い日にチャレンジしてみてくださいね。赤いレンガ一色のボローニャの街を一望できる頂上の景色はまさに圧巻です!ただしこの景色を見るには、片道498段の階段をのぼりきらなければなりません。体力に自信のある方でないと、その後の観光に響きかねないので注意してくださいね。なおこの塔を登るのならば歩きやすい靴と動きやすい服装で来られることをおすすめします。

もう一方のガリゼンダの塔はアジネッリの塔よりも傾きが急になっていますので、登ることができません。もともとは60mほどあったのですが崩壊の危険があったために今の高さまで削ったという背景があるので、登れないのも納得ですね。場所はマッジョーレ広場から徒歩で約2分ほどですので、ボローニャの他の観光スポットを周る合間に見学することができるのも魅力です。

10.マルゲリータ公園

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ボローニャの憩いの場となっているマルゲリータ公園は、観光客だけでなく地元の人たちにも人気のスポットとなっています。1800年代後半に造られたこの公園は非常に広く、子供が遊べる遊具エリアや犬の遊び場、池や自然を満喫できるエリアや売店などがあります。

おすすめは公園内にある売店でジェラートを購入し、自然を感じながらゆっくりと時間を過ごすこと。バスケットコートなどもありますので、地元の子供たちが遊んでいる風景を楽しむこともできます。観光の合間に休憩したい際にはマルゲリータ公園はもってこいですよ。なお6月下旬から7月下旬の期間は世界の料理を楽しむことができる屋台や音楽の生演奏が行われることもあるので、この時期にボローニャを訪れる方はぜひ足を運んでみてくださいね。

かつては土地に余裕があったために各建物にそれぞれ中庭があることがほとんどだったボローニャ旧市街。現在は人口増加により中庭は減少し旧市街周辺で自然を満喫することができる貴重なスポットとして、この公園は多くに人でにぎわっているのです。ボローニャ観光の合間に、マルゲリータ公園で休憩をしながら自然を堪能してみてくださいね。

11.ポルティコ

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ボローニャでは「ポルティコ」と呼ばれる建物の玄関に導く屋根付きアーケードのような柱廊が有名。城壁の中だけでも全長約38㎞もあるポルティコ、中世の頃は職人の仕事場や商品販売の場として使用されていました。現在も日よけや雨よけとして重宝されています。

メルカンツィーア広場の周辺にはポルティコが集中していますのでぜひ観光してみてください。広場にはメルカンツィーア宮殿と呼ばれる観光スポットもありますのであわせて見学するのがおすすめです。14世紀に税関事務所として使用されていたメルカンツィーア宮殿は中世のそのままの造りとなっており、記念撮影にはもってこいの観光スポット。現在も商工会議所やオフィスとして利用されており、内部に入ることはできませんのでご注意ください。

なおポルティコは14世紀にかけて木造から石造りもしくはレンガ造りに変えるよう義務付けられていたため、木造のものはほとんど残っていません。数少ない貴重な木造ポルティコのなかでもマッジョーレ通りのものは、馬に乗ったままでも通行できるよう高さ9mと大きく一見の価値ありですよ。天井には当時の矢も刺さっていますので、探してみてくださいね。

12.サント・ステーファノの教会群

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サント・ステーファノの教会群は「七つの教会」とも呼ばれており、一つの建物ではなく七つの建物が一緒になった珍しい教会群。ボローニャの中でも人気の観光スポットとなっています。

メインの入り口から入ると明るい「聖十字架教会」を見学することができ、キリストの十字架などを鑑賞することができます。ここでは時間によっては礼拝が行われていることもありますよ。この聖十字架教会から隣の「セポルクロ聖堂」へと続く小さなドアを開けると、聖十字架教会とは対照的な薄暗く中世そのままの教会のような雰囲気を感じられます。そこからはロンバルド様式の八角形の「サン・セポルクロ教会」とその中庭である「ピラトの中庭」、小さな「トリニタ教会」の見学が可能。そしてその先には美しい回廊が姿を現しますよ。

なおサント・ステーファノの教会群には博物館や売店も併設されていますので、お土産さがしにもピッタリ。ボローニャの斜塔から徒歩約3分の場所にある観光スポットですので、アクセスの便利さも魅力ですね。

13.サン・ルカ教会

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ボローニャのはずれの丘の上にある「サン・ルカ教会」は、観光客だけでなくボローニャの地元の方たちにも人気のスポット。教会にたどり着くまで歩くアーケード「ポルティコ」も見所となっており、その柱の数は全部で666本もあります。丘のふもとからサン・ルカ教会まで歩いて約1時間ほど。雨や日差しを避けられるポルティコから景色を眺めつつ歩けば、楽しくたどり着けそうです。歩くのが難しい場合や時間を節約したいのなら、ふもとと教会を結ぶバスで向かうのがオススメですよ。

サン・ルカ教会の内部で一番有名なものといえば祭壇に飾られている「聖母マリアと幼子キリスト」の絵です。この絵は1433年の春に雨が降りやまず農作物の収穫に悪影響が出そうになった際にボローニャの街へ運んだとたん雨がやんだという言い伝えがあり、現在も毎年一回旧市街の聖ピエトロ聖堂まで運ばれているのです。サン・ルカ教会に観光に訪れた際はこの絵を見逃さないよう気を付けてくださいね。

また丘の上という立地から、ボローニャの街の南側にいくつもある小さな丘を望むことができますので、サン・ルカ教会の観光とあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。近くには自然を満喫できるヴィッラ・スパーダ公園もありますので、時間があれば足を運んでみてください。

14.国立絵画館

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国立絵画館には18世紀末にナポレオンによって廃止されたボローニャの教会や修道院から集められた、ボローニャ派と呼ばれるボローニャ及びエミリア・ロマーニャ州の画家の絵画や彫刻が展示されています。主に13世紀から18世紀までの宗教画が中心でジョット、ラファエッロ、パルミジャニーノ、グイド・レーニ、グエルチーノなどによる傑作を鑑賞することができる観光スポットです。

国立絵画館の外観は周辺にある他の建物とあまり見分けがつかないので、初めていく際には見逃さないようご注意ください。内部は30の展示室があり、それらが「1200年代」「ゴシック」「1300年代とジョット」「1400年代と人文主義」「1500年代とマニエリズモ」「1600年代とカラッチ兄弟及びグイド・レーニ」「1700年代」の7つのセクションに分かれておりますので、時代や画家ごとの作品を楽しむことができるようになっています。

この絵画館は美術学校も併設されており、現代のアーティストを生み出していることでも有名な観光スポットです。ボローニャに訪れた際は、ボローニャ派の芸術を楽しめる国立絵画館に足を運んでみてくださいね。

15.市立中世美術館

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ボローニャの市立中世美術館は武具や楽譜に石像など、中世やルネサンス期のコレクションが展示されている美術館です。コレクションの一部にはアジアの展示スペースもあり中国の纏足用サンダルや15世紀の磁器、ダチョウの卵に浅浮き彫りがされた工芸品なども鑑賞することができますよ。またベネツィアグラスやマヨリカ焼き、鋳物作品など欧州製の工芸品も展示されていますので、世界の様々なジャンルの芸術を楽しむことができます。

なお市立中世美術館は内部に展示されている作品だけでなく、美しい建物そのものも必見。市立中世美術館が入っているギシラルディ宮殿は14世紀に建てられました。ところどころにそれ以前の建物の痕跡や、取り壊された城跡なども見ることができますので、チェックしてみてくださいね。フリースと呼ばれる壁の上部に描かれたフレスコ画も中世の雰囲気を感じることができますのでおすすめですよ!ボローニャ観光の際はこの美術館にも訪れ、中世の雰囲気や作品を味わってみてくださいね。

16.市立考古学博物館

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市立考古学博物館は15世紀に建設された旧聖マリア・デッラ・モルテ病院を利用して、1881年に開館された博物館です。もともとはボローニャ大学が収集していた収蔵品が中心でしたが、その後は画家や古美術収集家のコレクションや後代に発掘されたものが加えられて現在の展示となりました。

この博物館ではエジプト美術とエトルリア時代のコレクションが見所となっています。チケット売り場の横にあるネロ帝像も有名な見所となっていますので、チケットを購入するときに見逃さないように気を付けてください。場所はマッジョーレ広場からすぐのところに位置していますので、ボローニャ観光の合間に気軽に立ち寄れるのも、市立考古学博物館の魅力の一つですね。なお館内は撮影自体は禁止されていませんが、フラッシュ撮影は禁止されていますのでご注意ください。またこの博物館は国立絵画館と同様、周辺の建物とあまり見分けがつかないため、初めて観光する際にはお気を付けくださいね。

17.サン・ジャコモ・マッジョーレ教会

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ボローニャにあるサン・ジャコモ・マッジョーレ教会は、彫刻やフレスコ画に絵画などの美術品を鑑賞することもできる人気の観光スポットです。内部は数多くの彫像に囲まれ、一つ一つのアーチにはそれぞれ模様の異なるフレスコ画が描かれています。その美しい装飾はまさに圧巻。また絵画の展示数も多く、その中でもプロスペロ・フォンターナによる「キリストの洗礼」は有名ですのでぜひチェックしてみてくださいね。

なお周歩廊には15世紀後半にボローニャの政権を握っていたジョヴァンニ・ベンティボーリオ2世の息子のお墓もあります。このお墓の向かいにはベンティボーリオ家が所有していた礼拝堂があり、その中にはサン・ジャコモ・マッジョーレ教会の中でも一番美しいとされているフレスコ画がありますので、足を運んでみてください。なおバジリカ型のこの建物には左右の側廊に合計35もの礼拝堂がありますので、時間に余裕がある方は一つ一つ見学することをおすすめします。サン・ジャコモ・マッジョーレ教会はボローニャの斜塔から国立絵画館に向かう途中に見つかります。美術品が好きな方は国立絵画館とあわせて観光してみてくださいね。

18.インディペンデンツァ通り

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インディペンデンツァ通りはマッジョーレ広場から中央駅までまっすぐ伸びる道で、ボローニャのメインストリートとして人気の観光スポットです。インディペンデンツァ通りではファッションや食事、お土産など、ありとあらゆる品物が揃っていますよ。本格的なショッピングを楽しみたい方だけでなく、お土産の購入を目的とする方や散歩をしながらボローニャの雰囲気を味わいたい方、チョコレートやジェラートなどを食べたい方など様々な目的を持った人々が満足できるスポットとなっています。

特にマッジョーレ広場にある聖ペトロニオ聖堂の両脇には、有名なブランドショップが数多く建ち並んでいます。靴などオシャレなイタリアンファッションを体感できますので、ウインドウショッピングだけでも十分楽しむことができるのが魅力ですね。ボローニャに観光に訪れた際は、インディペンデンツァ通りで本場イタリアのファッションや雰囲気を楽しみながらショッピングなどを満喫してみてください。

◎まとめ

美食の街ボローニャには食事以外でも楽しめる観光スポットが多く、魅力にあふれています。歴史を感じさせる中世の建築物や街並み、クラシックからモダンまで街を彩る様々なアートなど、何度でも訪れたくなるような見どころが盛りだくさん。ボローニャに旅行に行かれる際は、これらの観光スポットを参考にして旅を楽しんでくださいね。

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