ビール好きなら知っておきたい！カラマズー観光のオススメ10選！

カラマズーはアメリカ北東部、シカゴとデトロイトの中間付近にあります。その一風変わった名前の由来には諸説あるというほど、アメリカのなかでは歴史のある都市。20世紀初頭には、作家の永井荷風が居を構えていたこともあるんですよ。現在のカラマズーは人口7万人ほどの静かな街。周辺の産業や文化、学問の中心として発展しています。またカラマズー周辺は、ビールの醸造所が多いことでも有名！カラマズー観光に来たら、さまざまな地ビールを楽しむのを忘れてはいけませんよ。ここでは、カラマズーを120％楽しむためのオススメ観光スポット10選をご紹介します。

1. ベル醸造所

カラマズーの市街中心部にあるベル醸造所は、1983年創業の地ビールの工房。創業者のラリー・ベルは、1970年代後半にカラマズーカレッジへ入学。卒業後はパン屋に就職しましたが、そこで酵母と発酵の面白さの虜になり、自分でビールを作るようになったのです。

今では、アメリカの人気クラフトビールトップ10にも選ばれるようになったベルのビールは、カラマズーへ観光客を呼込む看板店の役割も担っています。また直営のレストランパブ「Eccentric Café」では、常に40種類以上の生ビールが美味しい料理やライブ演奏とともに楽しめますよ。ブルワリー見学＋パブでのディナーで、カラマズー観光の夜もたっぷり満喫しましょう！

2. クラフトビール・トレイル

ワイナリー巡りなら経験したことがあっても、ビール醸造所巡りは初めて！という方も多いでしょう。カラマズー郡には12ヵ所以上のビール醸造所があり、カラマズーはビール文化と切っても切り離せない街なのです。そんなビールの街をより楽しむのにピッタリなのが「ギブ・ア・クラフト（GIVE A CRAFT）」。ビール醸造所を巡るツアーで、多くの観光客が参加します。

まずはこの企画に参加している醸造所、またはカラマズーの観光センター（Discover Kalamazoo）へ行って、パスポートをゲットしましょう。全12か所をまわってスタンプを集めれば、最後にお土産ももらえます。時間制限はないので、カラマズーや周辺観光の合間に、少しずつ立ち寄っていくというのも楽しいですよ。

もちろん、参加できるのはアメリカで飲酒が認められる21才からなので、ご注意ください。

3. バンクストリート・ファーマーズ・マーケット

海外のファーマーズ・マーケットって、色とりどりの野菜や果物に手作りのピクルスやジャム、はちみつ、チーズ、お菓子などがずらりとオシャレに並べられていて、いつ行ってもワクワクしますよね。カラマズーには、その自然の豊かさを生かして新鮮でおいしいものを提供するベンダーさんがたくさんいます。カラマズーのファーマーズ・マーケットは、広大なアメリカでもとくに有名なんですよ。

そのカラマズーのなかでも、バンクストリート・ファーマーズ・マーケットが一番人気！毎週火・木・土曜日に開催されています。比較的早い時間に終わってしまうのと、冬の間はお休みなので、観光プランを考える際には注意してくださいね。朝が苦手という人には、同じ場所で毎週木曜日にナイトマーケットも開催されているので要チェックです。

カラマズーの地元っ子になりきって、ショッピングを楽しんでみませんか。ついでに素敵な観光土産もゲットしちゃいましょう！

4. スウィートウォーターズドーナツ

スウィートウォーターズドーナツは、1983年からカラマズーで営業している家族経営の小さなドーナツ屋さんです。全3店舗しかありませんが（うち2 店舗はカラマズー市内）、MSNのシティガイドなどで「アメリカのベストドーナッツ」に選ばれるなど、全米で認められている一押しのドーナツ屋さんです。2015年には、デジタルライフスタイルメディア企業のスリリストが選ぶ「アメリカのベストドーナツショップ33」にもランクインしました。

年中無休の24時間営業なので、ちょっと疲れたなというときの糖分補給にいつでも立ち寄れて便利！40種類以上のドーナツに加え、30種類ほどのマフィンもありますよ。マグカップやTシャツ、カラマズー1号店の写ったポストカードなどのグッズも販売されているので、ドーナツ好きの観光土産としてもいいかもしれません。

観光スポット巡りの合間のお茶休憩に、美味しいドーナツをアメリカンスタイルで頬張ってみるのもありですね。

5. カラマズーカレッジ

カラマズーカレッジは1833年に創立した歴史ある私立大学で、リベラル・アーツの分野ではアメリカでも上位のレベルを誇る学校として知られています。日本でも近年では、国際基督教大学などリベラル・アーツに力を入れる学校が少しずつ増えてきました。アメリカ全土にはなんと、600を超えるリベラル・アーツ・カレッジが存在するそうです。

そんなカラマズーカレッジは、作家永井荷風が留学していたことでも知られています。1904年11月22日にカラマズーに到着した荷風は、まずその寒さに一番驚いたとか。彼は歴史的建造物保存地域に指定されているエルム通りに建つ、木造2階建ての決して派手ではない住宅の2階部分を借りて下宿していました。

赤レンガの建物と緑のコントラストが美しいキャンパスを散策しながら荷風の軌跡を辿るのも、カラマズー観光の素敵な思い出のひとコマになるはずです。

6. ギルモア自動車博物館

カラマズーから車で30分ほどのヒッコリー・コーナーズに、巨大な自動車博物館「ギルモア・カー・ミュージアム」があります。カラマズー周辺観光では外せないスポットの1つです。

90エーカーもの広大な敷地には、たくさんのヴィンテージなガレージが建てられています。その中には、300を超えるヴィンテージ車が惜しげもなく展示されていて、古いものは1890年代のものから見ることができますよ。

ギルモア自動車博物館では、さまざまなイベントや特別展示、それに結婚式なども行われています。ダイナーやカフェ、お土産ショップなども併設されているため、ゆったりとした観光が可能。小さなお子さんには、観光のお土産にレアな車のおもちゃを購入すれば、きっと喜ばれることでしょう。

7. エア・ズー

ミシガンで、「観光客を連れて行きたい場所」や「家族と一緒に1日過ごしたい場所」に3年連続で選ばれている「エア・ズー」。人類が空を飛ぶようになった歴史と科学を、さまざまなアトラクションを通して楽しく学べる観光施設です。ライト兄弟が初めて空を飛んだときから、ニール・アームストロングが初めて月面着陸したストーリーまで、子供にも大人にも人気の観光スポットとなっています。

カラマズー・バトルクリーク国際空港のすぐ横に建っているので、飛行機でカラマズーに来た際には、まず最初の観光スポットとしてもおすすめですよ。ちなみに、この空港からカラマズーのダウンタウンまでは約6km離れています。

8. カラマズー・ネイチャー・センター

自然の中を歩くことが好きな人や自然に癒されたい人、自然について学びたい人、子供を自然の中でおもいっきり遊ばせたい人など、このカラマズー・ネイチャー・センターでは老若男女問わず誰でも自然を楽しむことができます。観光客でも地元の人でも、それぞれに合ったプログラムやアクティビティがたくさん用意されていますよ。

また敷地内には、美しい緑に囲まれた結婚式場もあります。ラッキーな観光客は、憧れのガーデンウェディングで幸せな誓いをしている新郎新婦に出くわすことができるかもしれません。

カラマズー・ネイチャー・センターは1,100エーカーもの広大な敷地をもち、緩やかな傾斜地にたくさんの生物が暮らしています。自然との触れ合いをプラスすることで、カラマズー観光もより充実したものとなるでしょう。

9. エアウェイ・ファン・センター

カラマズーにある大型の複合アミューズメントパーク。ボーリングやミニゴルフ、ゲームセンター、スポーツゲームに加え、屋外ではゴーカートやロープコースのアスレチック遊具があり、お子さん連れの観光客なら1日中遊べるスポットです。

また、大人だけの観光客にオススメなコースもありますよ。お昼に観光名所巡りをした後、夕方からエアウェイ・ファン・センターでボウリングをして、併設のビアバー「Taproom」でビール三昧！ミシガンの厳選されたドラフトビールが24種類もそろっていて、きっとあなた好みのビールも見つかるはずです。

年中無休で深夜まで営業しているので、カラマズー観光中に何度か運動を兼ねてリフレッシュしに行くのもいいかもしれませんね。

10. カラマズー・バリー・ミュージアム

カラマズー・バリー・ミュージアムは科学や技術、歴史に関する博物館で、カラマズー・バリー・コミュニティカレッジが運営しています。地元の人のみならず、観光客にも楽しめるスポットとして注目されています。

この博物館には、109席のプラネタリウムがあり、誰でもパブリックショーを見ることができます。ただし、事前に電話か窓口で予約が必要となるので注意してください。ここではカラマズーの歴史を学ぶこともでき、ギブソンギターやカラマズー・ストーブ、旧アップジョン社など、カラマズーに由来する世界的に有名な製品なども展示されています。

多岐の分野にわたる興味深い展示やイベントが催されているので、カラマズー観光の入口として訪れてみるとよいでしょう。

◎まとめ

カラマズーは、シカゴやデトロイトからはそれぞれ230km程度の距離。レンタカーを借りて行くのもいいし、アムトラックも長距離バスでも行けます。カラマズーまでひと足伸ばして、みんなの知らない街を誰よりも先に探索してみるのも楽しい経験ですよ。ビール愛好家なら、カラマズーをメインとした醸造所巡りの旅を企画するのもありですね。アウトドア好きなら、豊かな緑とカラマズー川に恵まれた自然を満喫しながら、四季折々のアドベンチャーに出かけてみましょう！

ビール好きなら知っておきたい！カラマズー観光のオススメ10選！