ミラノのおすすめ観光スポット16選｜ファッション、歴史、芸術を満喫！

おしゃれの国イタリアの中でもファッションの最先端を行く街、ミラノ。そこには中世の雰囲気を感じる歴史的なスポットや、天才画家レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」を鑑賞できるスポットなど、様々なジャンルを楽しめる観光名所が数多く存在します。

そんなミラノの定番から穴場まで是非訪れるべき観光スポット16選をご紹介します。ぜひミラノ観光の参考にしてくださいね！

1.スカラ座

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場と並んで、世界三大劇場として有名なのがミラノにあるスカラ座です。1778年に完成したこのスカラ座は、オペラ発祥の地イタリアの中でも人気の高い歌劇場の一つで、ミラノの定番の観光スポットとなっています。

スカラ座にはいくつかのマナーやルール、楽しむためのポイントがありますのでご紹介します。オペラは最低数時間、何幕にもわたる長丁場ですので、事前にどのような物語なのか予習しておくとより楽しむことができます。
次に、遅刻は厳禁ですのでお気を付けください。たとえチケットを持っていたとしても、開演後は中に入れない可能性がありますので、時間には余裕を持って行動するようにしましょう。

また意外にもドレスコードは特にありません（ただし、公演初日は完全フォーマル）。でもせっかく本場のオペラを鑑賞するのですから、少しドレスアップした方が雰囲気を楽しめますよね。
最後に上映中に途中退席することはマナー違反となりますので控えましょう。特に観光で訪れた方はスケジュールの関係上途中退席する必要がある場合がありますが、そうならないためにもスケジュールは余裕をもつようにし、万が一の場合は幕間に退席するようにしてください。

なお、チケットは事前にホームページでの購入をおすすめしますが、現地での購入も可能です。またオペラの日程が合わない方やもっと詳細に知りたい方は、併設されているスカラ座博物館もおすすめですよ。

2.ミラノ大聖堂（ドゥオモ）

ミラノ大聖堂ドゥオモ（ドゥオーモ）はミラノの中心地にそびえたつ、高さ108m×幅93m×全長158mの巨大な白亜の建築物。世界最大級のゴシック建築としてミラノでも定番の観光スポットとなっています。ミラノ大聖堂は歴史的にも美術史的にも非常に重要な建造物とされており、完成に至るまでになんと約430年もの年月を要しているのです。

そんなミラノ大聖堂の一番の特徴はなんといってもその巨大さでしょう。世界最大級だけあって外観の圧巻さは言うまでもないのですが、大聖堂内部も体積・面積ともに世界で2番目に大きいのです。さらに聖堂というよりは美術館のようになっているので、広大で美しい空間を肌で感じることができるのも魅力ですね。壁に飾られた様々な絵画や、高い天井までのびた巨大なステンドグラスなど、普通の美術館よりも幻想的です。

またミラノ市街を一望できる屋上も、ミラノ大聖堂の観光名所の一つです。景色がいいだけでなくミラノ大聖堂の彫刻や大理石の模様を、地上より近くで見学することができるおすすめの観光スポットです。

ミラノ大聖堂は最寄り駅から徒歩約1分ほどの場所に位置しますので、気軽に観光できる点も魅力的。その大きさゆえに、遠くからでもすぐに見つけることができて迷う心配もありません。是非ミラノ観光の際は、世界最大級のミラノ大聖堂を訪れてみてはいかがでしょうか。

3.ドゥオモ広場

ミラノ大聖堂があるドゥオモ広場は広さがなんと約17,000平方メートルもあり、ミラノ大聖堂やガッレリアの入り口、ミラノの他の観光スポットにも面しているため、ミラノを観光するうえで避けることのできないスポットとなっています。なおこの広場はミラノ大聖堂と同様長い歴史があり、最初に創られたのは14世紀だといわれています。その後何度もデザインの変更と拡大が進められ、現在の広場となりました。

ドゥオモ広場の最大の特徴はなんといってもミラノ大聖堂です。世界最大級の大聖堂がすっぽり入ることからこの広場の広大さが分かります。数百もの彫像や胸像を間近に見ることができるドゥオモ博物館も広場内に建てられていますので、大聖堂とあわせて足を運んでみてはいかがでしょうか？

またドゥオモ広場のヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレッリア、スカラ座、ミラノでも最古の聖堂といわれているサンタンブロージョ教会に徒歩で行けるという好立地も、観光客には人気です。

ドゥオモ広場は観光客だけでなく常に地元の人たちでにぎわっており、大道芸や露店などを楽しむことができますので是非一度覗いてみてください。ただし人混みの多さを利用したスリなどもいますので注意してくださいね。

4.スフォルツェスコ城

1450年にミラノ公爵のフランチェスコ・スフォルツァによって建てられたスフォルツェスコ城は、あの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチが建設に携わった人気の観光スポット。そして、スフォルツェスコ城の一番の特徴は内部の博物館です。

スフォルツェスコ城内は、現在、スフォルツェスコ城博物館として開放されていますが、特にその中にある『ロンダニーニのピエタ』と呼ばれる作品が一番の人気となっています。この作品はなんとミケランジェロが亡くなる3日前まで製作されていたとされるもので、未完成のままとなっているのです！スフォルツェスコ城博物館では多くの美術品を鑑賞できますが、この『ロンダニーニのピエタ』を目的に訪れる観光客はあとを絶ちません。

スフォルツェスコ城の入り口でもある「フィラレーテの塔」もおすすめの観光名所となっています。石造りのこの塔は高さ109mもあり、その壮大さはまさに圧巻。またレオナルド・ダ・ヴィンチが製作したとされている天井画がある「アッセの間」も見所となっていますので是非見学してみてください。

ヨーロッパの城の中でも有数の規模であるスフォルツェスコ城に足を運び、その壮大さや中世の雰囲気を楽しみましょう。レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどの名作を鑑賞できるのがミラノ観光最高の魅力です。

5.サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は、ミラノで人気を誇る観光スポットです。世界的なこの絵画を鑑賞したいがためにミラノに観光に来る方が多いほどサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は有名で、世界遺産として登録されています。

『最後の晩餐』はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に隣接するドメニコ会修道院の食堂に描かれており、その大きさは縦4.2m×横9.1mと非常に巨大なものです。ただし『最後の晩餐』を鑑賞するためには事前に予約が必要ですので、ご注意ください。保護の観点から少人数制の時間指定（約15分）となっていることからも、この絵画の重要性が分かりますよね。

なおサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会には『最後の晩餐』以外にも鑑賞すべき絵画があるのをご存知でしょうか？それは『最後の晩餐』の向かいの壁に描かれている『十字架上のキリスト』と、反対側の壁にある『キリストの磔刑』というフレスコ画です。どちらもスケールが大きく、芸術性を感じることができますので『最後の晩餐』とあわせて鑑賞することをおすすめします。

『最後の晩餐』は世界的に有名な絵画なので、テレビや写真などで観たことがある方がほとんどかもしれませんが、実物が醸し出すスケールの大きさや雰囲気はやはり直接観なければわかりません。是非ミラノ観光の際には、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に訪れて『最後の晩餐』に代表される世界的な芸術作品を肌で感じてみましょう。

6.ブレラ美術館

「ミラノのルーブル美術館」とまで言われるブレラ美術館は、1809年に開館されたミラノで一番有名な美術館、人気の観光スポットです。この美術館はルネッサンス期の絵画を中心に展示していますが、展示作品だけでなく中庭に建てられたナポレオン像も特徴的です。

ブレラ美術館の見所はイタリア絵画の名作を一度に鑑賞することができること。その中でも代表作なのがマンテーニャの傑作『死せるキリスト』です。十字架から降ろされたキリストの遺体をリアルに描いたこの絵画は、あまりのインパクトに小さな子供が泣き出してしまうほどです。

他にもヴェネツェア派の巨匠ジョバンニ・ベッリーニの初期の最高傑作である『ピエタ』や、ピエロ・デラ・フランチェスカの代表作でその大きさが特徴的な『モンテフェルトロ祭壇』、ルネサンス三大巨匠の一人であるラファエロ・サンツィオ初期の傑作『聖母の婚礼』、カラバッジョの作品である『エマウスの晩餐』など有名な絵画が数多く展示されています。イタリア絵画に特に興味を持っている方には外せない観光スポットですね。

ブレラ美術館では、有料でオーディオガイドのレンタルも可能ですので、より詳細に作品の背景などを知りたい方にはおすすめです。

7.ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

"ショッピングモールの先駆け" と言われているのが「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」。ショッピングや食事などを楽しむスポットですが、単なるショッピングモールとは違うところが数多くあり、それが理由で観光客から非常に人気があります。

まずはショッピングモールといいながらも、芸術性が高いこと。ガラス張りの十字型アーケードに覆われており、建造物はどれも1865年から1877年の間に建設された由緒あるもの。さらに床は全面美しいモザイクで埋め尽くされています。なのでショッピングモールをただ歩いているだけでも、その芸術性や歴史を感じることができるのです。

床には牡牛を描いたトリノの紋章のモザイクもあるのですが、実はこのモザイクもヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの見所の一つ。描かれている牡牛にはくぼみがあり、そこにかかとをつけたまま回転すると願い事が叶うといわれています。常に人だかりがあるのですぐ気付くかと思いますが、せっかくヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに来たのなら、並んででも回転してみましょう♪

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアは、スカラ座とドゥオモ広場に挟まれた場所に位置しますので、ミラノ観光でほぼ確実に通るであろうスポットです。ショッピングだけじゃないその芸術性や歴史的な雰囲気、そして牡牛の言い伝えなどもぜひ楽しんでくださいね。

8.ミラノ中央駅

イタリア国内でもローマに次ぐ規模を誇るミラノ中央駅は、ミラノを電車で観光する際に起点となる駅です。そのうえ、観光スポットとしても十分楽しめる駅ですから、ミラノを訪れた観光客はほとんどが訪れることになるでしょう。

まずミラノ中央駅の最大の魅力は、そのスケールの大きさ。なんと総面積は東京ドーム約8個分にもなります。その面積だけでも日本の駅とのスケールの違いが分かりますよね。大きさだけでなくデザインにも特徴があります。吹き抜けのアーケードや力強いレリーフなど内部の装飾が美しく、外観もお城や宮殿に見間違えてしまうほどの荘厳さ。見るだけでも楽しめるスポットとなっています。

またミラノ中央駅には観光案内所も併設されており、ここでミラノ市内の観光地図を入手したり、情報を聞いたりすることができますよ。観光の際には是非ご利用ください。この観光案内所もおしゃれでキラキラ光るガラス張りの造りとなっていますので、芸術性を楽しむこともできます。他にもミラノ中央駅にはスーパーやファーストフード、喫茶店のようなバール（BAR）がたくさんありますので、休憩や食事などにもおすすめですよ。

ミラノ中央駅は単なる移動手段の拠点ではなく、イタリア独自の芸術性を満喫することができる新たなスタイルの観光名所となっています。是非ミラノ観光の際には、ミラノ中央駅を利用して、日本とは違うスケールの大きさや芸術性などを楽しんでみてください。

9.センピオーネ公園

センピオーネ公園は、ミラノで一番大きな公園であるとともに、そこにいるだけでリフレッシュできる場所です。47ヘクタールもあるその広大な面積がセンピオーネ公園の特徴で、サッカー場に換算するとなんと約55個分！園内を一周するだけでもかなりの時間を要してしまうほどです。

さらに園内にミラノの観光名所が多数入っていることも魅力で、中でも一番の見所は「平和の門」です。この巨大な凱旋門がセンピオーネ公園のシンボルであり、多くの観光客が記念撮影をしている場所です。また園内にはミラノ市立円型劇場やミラノ市立水族館もありますので、あわせて観光することができるのも嬉しいですね。

またセンピオーネ公園では自然を楽しめるので観光の合間の休憩に使う方も多くいらっしゃいます。園内には食事をテイクアウトできるところもありますので、ピクニック気分を味わうのもおすすめです。遊具やカート系の乗り物、散歩道もあり、子供から大人まで楽しむことができる場所です。さらには毎年市が運動会やコンサートを開催しますので、時期が合うのであれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

近くにはスフォルチェルコ城などの観光名所もあります。リフレッシュしたあとは、センピオーネ公園内にある観光スポット巡りへお出かけください。

10.サン・マウリツィオ教会

サン・マウリツィオ教会は、1503年にマクシミアヌス帝時代の遺跡の上に建てられたものでミラノの中心部にあります。イタリアのルネッサンスを代表するアーティストたちが描いたフレスコ画が多数あることから「ミラノのシスティーナ礼拝堂」といわれる観光名所になっています。

この教会には回廊が二つあるのですが、そのうちの一つは考古学博物館となっていますので、歴史を学ぶことができるのも特徴です。

サン・マウリツィオ教会の一番の魅力はフレスコ画の多さ。外観はロバルンディア・ルネサンス様式であまり派手ではありませんが、教会内部は壁や天井に埋め尽くされるほどフレスコ画が描かれています。その美しさと多さはまさに圧巻！なおサン・マウリツィオ教会はもともと女子修道院であった建物ですので、フレスコ画も比例して女性的な画が多くなっています。

もう一つの魅力はレオナルド・ダ・ヴィンチを参考にした『最後の晩餐』を鑑賞することができることです。サン・マウリツィオ教会は、本物の『最後の晩餐』が描かれているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会から徒歩圏内。本物の『最後の晩餐』を見た後にサン・マウリツィオ教会に訪れ、どのような違いがあるかを比較してみるとより楽しめるのではないでしょうか。

ミラノ観光に訪れた際は、美しいフレスコ画で埋め尽くされたサン・マウリツィオ教会に訪れて、幻想的な雰囲気を感じてみてください。なお写真撮影も禁止されていませんので、是非観光の記念に写真を撮ってくることをお忘れなく！

11.ジュゼッペ・メアッツァ・スタジアム（サンシーロスタジアム）

ジュゼッペ・メアッツァ・スタジアム（通称サン・シーロスタジアム）は、イタリアのプロサッカーリーグであるセリエAの強豪「ミラノインテル」と「ACミラン」のホームスタジアムとして知られています。イタリアを代表する競技場「コロッセオ」よりも、収容人数は多く8万人超。イタリアで一番大きな競技場です。イタリアサッカーの聖地としても有名で、観光名所として非常に人気の高いスポットとなっています。

一番の魅力はやはりサッカー試合中の雰囲気と熱気！8万人の観客の歓声や拍手は圧巻で、本場ヨーロッパのスケールを実感できます。

また、サッカーの試合がない時期や、チケットが取れなかった場合でも楽しめる観光スポットとなっています。普段見ることができないロッカールーム、取材が行われるミックスルームなどを見学するスタジアムツアー、併設されているサン・シーロ博物館でミランとインテルの歴史や過去のトロフィー、名選手のユニフォームなどを鑑賞することができます。

地下鉄でスタジアムの目の前まで行けて、アクセスも抜群です。

12.ナヴィリオ地区

現在の水の都はヴェネツィアとされていますが、かつてはミラノが水の都であったことをご存知でしょうか？当時はミラノの中心街に運河が張り巡らされており、経済的発展を支えていました。そんなかつての風景を見ることができるミラノのナヴィリオ地区は、ひそかに人気の観光スポットとなっています。

ナヴィリオ地区の一番の魅力は、古い建物が残る街並みや運河を見ながら散策することができることでしょう。散策していると運河の側に古い洗濯場の跡を発見できるので、ぜひチェックしてみてください。
またナヴィリオ地区では、個性的な雑貨店や古着屋、アンティーク店などでのショッピングもおすすめ。夜になるとレストランやバールが開店し、運河を眺めながら食事やお酒を満喫することができるのも魅力の一つです。

ナヴィリオ地区に流れる運河の建設には、あのレオナルド・ダ・ヴィンチも関わったとされています。そんな運河を船で周遊し、ミラノ市内やミラノ市郊外の運河を楽しめる定期クルーズもありますよ。

13.レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館

レオナルド・ダ・ヴィンチが天才的な画家であるだけでなく、天才的な科学者・発明家だったことは有名な話です。「レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館」はそんなレオナルド・ダ・ヴィンチの発明品や資料の展示を目的に、ダ・ヴィンチの生誕500年である1953年に開館しました。子供から大人まで科学を楽しむことができるスポットとして、ミラノで人気の観光名所です。

この博物館の一番の特徴はダ・ヴィンチ・ギャラリーです。ダ・ヴィンチがノートに描いていた装置を立体に組み立てた模型、デザインした飛行機・船の模型など、発明家・科学者としてのダ・ヴィンチが非凡な才能を持っていたことがすぐにわかります！
近くにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会でダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』を鑑賞した後にこの博物館を観光すれば、様々な分野で才能を発揮するダ・ヴィンチをより近く感じることができますよ。

なおこの博物館では、ダ・ヴィンチに関する作品以外にも、工業製品から戦闘機、潜水艦など多岐にわたるジャンルの作品を鑑賞することができます。作品の中には実際に触って動かせるものもありますので、小さい子供でも安心して楽しめます。

14.サンタンブロージョ教会

ミラノの守護聖人であるアンブロージョを祀っているサンタンブロージョ教会は、ミラノ最古の教会として人気の観光スポットです。サンタンブロージョ教会は内部だけでなく建物自体も見所となっていますので、ぜひ足を運んでみましょう。

この教会の一つ目の特徴は、最も典型的なロマネスク様式の建築物であること。中世の建物らしく内部の天井や壁は美しい漆喰で、当時の著名な建築家が手掛けたものとなっています。また壁面、柱の淵、扉口、聖堂の至る所に様々な彫刻がありますので、見逃さないようにしてくださいね。特に身廊北辺説教壇の下にあるスティリコの石棺彫刻はおすすめです。高さ170cm×幅230cm×奥行き150cmの巨大な大理石の石棺に少しの余白もないほど施してある彫刻は、まさに圧巻！

二つ目の特徴として挙げられるのは、美しい黄金の祭壇です。金板にキリスト、銀板にアンブロージョの生涯が浮彫で表現されており、天井にはアンブロージョのモザイク画が描かれています。そして、この地下には地下祭室があり、そこにアンブロージョの遺体が安置されているのです。彼は古代キリスト教カトリックにおける四大聖人の一人であり、守護聖人の日である12月7日は祝日になっているほど有名ですので、是非チェックしておきましょう。

15.メルカンティ広場

13世紀当時ミラノの中心地であったメルカンティ広場は、中世から17世紀のミラノ文化を代表する歴史的建造物が見られることで有名な観光スポットとなっています。

13世紀に建てられた旧裁判所、14世紀に建てられた貴族オシイ家の回廊、17世紀に建てられた王立学校などの建造物がそのままの状態で残っています。散策しながら街並みを見て周るだけで中世の雰囲気を感じられる魅力的な場所です。普通の本屋さんでさえ、ポストカードになるほどオシャレな雰囲気。是非足を運んでみてください。

メルカンティ広場から見るミラノ大聖堂は、まさに絶景！天気が良いときはミラノ大聖堂のピンクの大理石を、夜にはおしゃれな照明に浮かび上がるミラノ大聖堂を楽しむことができます。

ドゥオモ広場の人混みでにぎわった雰囲気とは違い、メルカンティ広場は落ち着いた雰囲気。観光の合間に少し休憩をしたいときにもぴったりのスポットです。

16.ミラノ市立自然史博物館

1838年に創設されたミラノ市立自然史博物館は、その古い歴史からヨーロッパで最も重要な自然博物館の一つといわれており、ミラノで子供から大人まで楽しめる観光名所です。

一番の魅力はそのリアルさ！
1階にある恐竜コーナーには巨大な恐竜の展示があり、子供たちに大人気。2階にある剥製コレクションでは、今にも動き出しそうなほどリアルな動物たちの剥製が待っています。その剥製もただ立っているだけではなく生活シーンの一部を切り取ったようなシチュエーションですので、そのリアルさに拍車がかかっているのです。その他、古生物学コーナーでは巨大な恐竜の骨格や模型、化石などを鑑賞することができます。その種類の多さと巨大さ、そしてリアルな迫力には子供だけでなく、大人も大興奮間違いなしですよ。

またミラノ市立自然史博物館は展示されている作品だけでなく、その建物自体も魅力的な観光スポットとなっています。1838年に創設されたこの博物館は、19世紀のイタリア建築の典型的な建物で、外観を見学するだけでも楽しめるようになっています。

ミラノに訪れた際は、多種でリアルな作品を満喫できるミラノ市立自然史博物館に足を運び、自然の雄大さを体験してみてはいかがでしょうか？

◎ミラノのおすすめホテル

◆ローザグランドミラノ

ドゥオーモの東側100mほどという恵まれたロケーションにあるアールデコ様式のラグジュアリーホテル。客室やテラスからドゥオーモの眺めを楽しめる贅沢な時間をお過ごしいただけます。

館内にフィットネスセンター、レストラン3か所、カフェ、バーラウンジがあり、コンシェルジュサービスや託児サービスのご利用も可能。Wi-Fiに無料で接続できます。

◆iH ホテルズミラノアンバシアトリ

ドゥオーモへの距離は約200m。「ローザグランドミラノ」よりは少し離れますが十分近く、手軽に宿泊できると人気のホテルです。

「iH ホテルズミラノアンバシアトリ」は、無料で提供するビュッフェ朝食がクチコミ高評価。ディナーもレストランのほか、24時間対応のルームサービスを用意しているので食事の心配は不要です。コンシェルジュサービスも利用できます。

ミラノのおすすめ観光スポット16選｜ファッション、歴史、芸術を満喫！