革命家チェ・ゲバラの眠る街サンタ・クララの観光スポット3選！

アメリカとの国交正常化や前指導者であるフィデル・カストロがなくなったことにより、ますます世界の注目を集めることになっているカリブ海の観光地がキューバです。キューバ観光の楽しみと言えばその白くて綺麗な砂浜、青い空を楽しむことができるカリブ海のビーチ。世界的にも有名なラム酒や葉巻。

そして近年亡くなられたフィデル・カストロやエルネスト・チェ・ゲバラといった革命家達の足取りを辿る旅ではないでしょうか？今回紹介するサンタ・クララという街は首都ハバナから東に290km離れた小さな街でチェ・ゲバラによって解放された街として有名です。サンタ・クララは彼の足跡を辿るためには欠かせない街。今回はそんなサンタ・クララの観光名所を紹介します。

1.チェ・ゲバラ霊廟

この小さな街に観光客が訪れる唯一の目的は、偉大なるキューバの革命家の一人であるエルネスト・チェ・ゲバラの足跡を辿ることだと言っても過言ではないと思います。そんな観光客がこのサンタ・クララの街に観光で来たのならば必ず訪れる場所がこの街サンタ・クララの広場にあるチェ・ゲバラの霊廟なのです。

1967年に、ボリビア政府軍によって射殺されたゲバラを偲び、1987年に建立されました。高さ6mを超えるチェ・ゲバラの銅像の下にはその10年後にボリビアで発掘されたゲバラの遺骨が、同地で戦死した同士たちとともに安置されています。安置所の横は展示室になっており、ゲバラにまつわる品々が陳列されています。また銅像の足元の石碑にはチェ・ゲバラの名言である「Hasta la Victoria Siempre（常に勝利に向かって）」が刻まれています。

今だ世界中の多くの人々に愛されるチェ・ゲバラファンには欠かすことのできない場所がここサンタ・クララのゲバラの霊廟なのです。

2.トレン・ブリンダード記念公園

サンタ・クララの観光地の一つがここトレン・ブリンダード記念公園です。ここには装甲列車襲撃記念碑とモニュメントがあり、サンタ・クララを観光で訪れた観光客のほぼ全ての人が訪れる場所です。

こちらのモニュメントは1958年12月29日にチェ・ゲバラ率いる革命軍が、バティスタ政権の装甲列車を襲撃し、多くの武器を奪いキューバ革命達成の転機になった事件を記念してつくられたものです。ここトレン・ブリンダード記念公園にはそのような記念碑とともに列車や襲撃した際に使われたブルドーザーや多くの写真や歴史的な品々が展示されています。

サンタ・クララはそんなキューバ革命が達成されるきっかけになった場所です。世界的にまれな社会主義国家樹立のきっかけになった事件が起きたここでその彼らの足跡を感じてみてください。

3.カピーロの丘

こちらもサンタ・クララの観光名所の一つとなる場所です。チェ・ゲバラ率いる革命軍の装甲車襲撃の際に、数名の人間は列車の下から脱出しここカピーロの丘に逃げたとのこと。当時ここカピーロの丘には政府軍の砦があったそうですが、革命軍との激戦の上陥落。頂上には革命戦争当時のモニュメントがあり、そちらもサンタ・クララ観光の際には見逃すことができないものです。

またその丘の上からはサンタ・クララの街が一望できる絶好のビューポイントとなっています。サンタ・クララにはチェ・ゲバラの足跡や革命戦争の足跡を辿る以外にはほとんど観光すべきポイントはないのですが、せっかくはるばるこのサンタ・クララの街まで来たのならばその街並みも堪能してみるのも良いのではないでしょうか？こちらはそんな観光スポットの一つです。

◎まとめ

いかがだったでしょうか？近年ますます注目を集めることになっている国キューバ。その国の中には多くの観光地があり有名な場所、無名な場所とともに存在しています。今回紹介したサンタ・クララの街はどちらかというとマイナーな観光地の一つ。チェ・ゲバラに興味のない人には全く興味が湧かない場所かもしれません。

しかしながら折角その国に興味を持ったのならば歴史を学んでみても良いのではないでしょうか？チェ・ゲバラとは先日亡くなったフィデル・カストロとともに現在のキューバを語る上で絶対に外すことのできない人物です。そんな彼の足跡を辿りに是非サンタ・クララを訪れてみてください。

革命家チェ・ゲバラの眠る街サンタ・クララの観光スポット3選！