静かで趣のある街、インド西部バーヴナガルの観光スポット4選！

インド西部のカンバト湾近くに位置するバーヴナガルは、1723年に当時この地の統治者であった有力者によって作られました。バーヴナガルのあるムンバイグジャラート州の中心都市アーメダバードからは、南へ270kmほど。

観光地としては有名ではありませんが、バーヴナガル市街には細かな装飾が施された独特のデザインの木造建築や、インドの人々の気取らない生活が残されています。バーヴナガルへはムンバイから毎日飛行機がでているので、観光には空路でのアクセスが便利でしょう。

それでは、バーヴナガルの観光スポット4選をご紹介します。

1.タクトシュワー寺院

バーヴナガル市のほぼ中心部の小高い丘の上に、白い外壁にエンタシスのような柱をもつ美しいタクトシュワー寺院があります。この1893年に建設されたヒンズー教の寺院は、現存するヒンズー寺院としてはグジャラート州でもっとも古いものの1つといわれています。バーヴナガル市内のどこからでも見ることができるので、バーヴナガル市のランドマーク的な建物としても親しまれているんですよ。

タクトシュワー寺院は大理石で造られていて、彫刻が施された装飾柱で囲うように造られた1階のピロティ式の回廊がとても印象的！寺院周辺からはバーヴナガル市内を360度見渡せ、天気が良ければ海まで見渡す事が出来ますよ。

2.ガンガ・デリ

バーヴナガル市内の中心部にある大き沼のほとりに、ガンガ・デリというドーム型の屋根をもつ寺院があります。この白い外壁の美しいデザインのお堂は、整備された公園の中にひっそりと佇んでいます。日中は楚々とした雰囲気のガンガ・デリですが、夜にはライトアップされるので、うってかわって華やかな姿を楽しむことができるでしょう。

ホテル街からも遠くないので、日が落ちて少し暗くなってから、バーヴナガルの夜の散歩がてらに訪ねてみるのも良いでしょう。バーヴナガル観光の記念写真にもおすすめですよ。

3.ピルガーデン

バーヴナガル市内の中心部にある整備された綺麗な公園です。この公園周辺を観光していると、牛を見かけるかもしれません。インドを観光していると、街中で牛を見る事も珍しくありませんが、バーヴナガル周辺の牛は少し種類が違うようで、オスの牛は角や足が太く全体的にガッチリとしています。公園の一画はミニ動物園となっているので、インド特有の動物たちを眺めながら散策してみましょう。

また、周辺には凝ったデザインの建築があるので注意して観光してみてください。漆喰や石を使って施工されたものや、臥梁などに細かい装飾が施された建物など、それぞれに見どころがありますよ。

4.ガンジー記念館

「インド建国の父」と言われているマハトマ・ガンジーの名を、知らない人はまずいないでしょう。ガンジーの記念館や博物館、銅像などはインド各地に数え切れないほどありますが、バーヴナガルにもやはりガンジー記念館があります。

館内にはガンジーが使っていた、サンダルやスプーンまでが展示してあり、バーヴナガルの人々にとってもガンジーは偉大な存在なのだと実感できるでしょう。また、建物の前にはシンボリックな時計塔の建つ広場があり、周辺はバーヴナガルのちょっとしたお洒落エリアとなっています。

◎まとめ

バーヴナガルの観光スポットを４か所紹介させていただきました。バーヴナガルはメジャーな観光ガイドブックなどには載っていないローカルな都市に分類されるので、派手な見どころがたくさんある街とは言えません。

ですが、バーヴナガルの市内をゆっくりと散歩してみると、趣がありデザイン性にも優れた建物にちらほらと出会うことがあるでしょう。大都市を観光し終えたら、少しローカルなインドへと探検を進めてみてはいかがでしょうか。

静かで趣のある街、インド西部バーヴナガルの観光スポット4選！