名称:Medieval City of Rhodes
住所:Odos Ippoton,Greece
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/493
エーゲ海の南東端に浮かぶロードス島は、東地中海の海路の要衝でした。そのため、さまざまな国から攻撃・支配され、現在でもそれらの国々の多様な文化の影響を垣間見ることができます。また、世界七不思議の1つ「ロードスの巨像」が建っていた場所としても知られています。
観光スポットには事欠かず、世界遺産にも認定された中世の都市は、訪れる観光客を興奮させてくれるでしょう。また、美しいエーゲの海を楽しむ観光客も大勢いますよ。そんなロードス島の魅力をご紹介しましょう。
目次
中世の歴史が色濃く残されている島、ロードス島お薦め観光スポット12選
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1.ロードスの中世都市

「ロードスの中世都市」の名称で世界遺産に登録されているロードス島の中心地ロードスの旧市街は、1309年に島を占領した「聖ヨハネ騎士団」が築いた城塞です。保存状態が良く、高さ10mに及ぶ城壁が、半円形に4kmにもわたってつづいています。場所によっては二重・三重にも重ね固められた城塞や、その外側の深い堀などを見るとここで、ロードス島を有名にした聖ヨハネ騎士団とトルコの激戦を想像することができますね。
城門をくぐって一歩旧市街に入ると、そこはまるでアニメや映画に見る中世の世界!2時間もあればぐるっと一周できるので、ゆっくりと歩いて、お気に入りのポイントを見つけて下さい。ただし、夏場のロードス島はとても暑く、小道の入り組んだ旧市街で迷ってしまう観光客も多いそうなので、注意してくださいね。
2.騎士団長の館

旧市街の北端にある宮殿、それが騎士団長の館です。ロードス島に住んでいた聖ヨハネ騎士団の団長の司令部兼居城として使われていました。この騎士団長の館は、スペイン、フランス、ドイツの出身者からなる多国籍軍であるヨハネ騎士団によって、もともと7世紀にあったビザンティン様式の宮殿を改修・増築して14世紀に建てられたものです。一見、城壁と同じくシンプルで無骨な外観をしていますが、中に入るとその豪華さに目を奪われることでしょう。
コス島から移築されたという美しい床を飾るモザイク画やタペストリー、16世紀から17世紀にかけての素晴らしい家具、ロードス島での攻防戦を描いたフレスコ画など、館には観光客の目を惹くものが多々あります。今にもまるで甲冑を身に着けた中世の騎士たちの足音が聞こえてきそうな、そんな雰囲気をもった城館です。
名称:Palace of the Grand Master of the Knights of Rhodes
住所:Street of the Knights Medieval City Rhodes 85100,Greece
公式・関連サイトURL:http://www.helios.gr/museums/grand-master-palace/