キプロス随一のリゾート都市・ラルナカで楽しむおすすめ観光スポット

キプロス島の西に位置するラルナカはキプロスを訪れる観光客に人気の観光地です。夏のリゾートシーズンになればバカンスを楽しむ観光客でラルナカ中が大にぎわい。

ビーチリゾートとして有名なラルナカですが、ビーチ以外にも魅力がいっぱいあるんです。古代から支配者が変わっては色々な文化が入ってきたキプロスらしく、独特の歴史的な建造物と貴重な遺跡の数々が古代へのロマンを掻き立ててくれます。

豊かな自然と深い歴史をもつキプロスの街ラルナカでオススメしたい厳選観光スポットをご紹介します！

1.聖ラザロ教会

聖ラザロ教会はキプロス正教会の中でも重要な建物の一つです。イエス・キリストの友人ラザロは一度死んだあとイエスによって復活させられたといわれています。その後命を狙うパリサイ人から逃れるためキプロス・ラルナカの地に至りました。その後ラルナカの主教として布教に励み、この地で亡くなりました。

聖ラザロ教会の地下室にはラザロが眠る石棺が収められています。石造りと古い色合いが雰囲気のある外観になっています。観光客も教会の中に入ることができます。中にはたくさんの美しい「イコン（聖書の出来事などを描いた絵）」で覆われた豪華な壁「イコノスタシス」やイエス・キリストとラザロが描かれた絵画など、他では見ることのできない貴重な品々を鑑賞することができます。

海岸から近く、大きな教会ではないので時間をかけずに観光できるので、気軽にぜひ寄ってみてください。見応え抜群の聖ラザロ教会は間違いなくラルナカ観光の目玉の一つです。

2.ラルナカ塩湖

ラルナカにある美しい塩水の湖、ラルナカ塩湖。ラルナカ空港と市街中心地の間に位置し、空港の行き帰りでも見ることができる広大な湖です。フラミンゴの群れを見ることができることでも知られており、一目見ようと観光客も多く訪れています。フラミンゴ観賞を楽しみたいのなら、双眼鏡を持っていくことをオススメします。

そしてフラミンゴだけでなく湖そのものの景色は素晴らしく、夕陽に染まる一帯の景色などは訪れた多くの観光客を感動させています。ラルナカを観光するのなら訪れる価値のあるスポットといえますね。ラルナカ市街から徒歩では少々距離があるので、市街のレンタサイクルを利用するのがオススメ。サイクリングしながら雄大な景色を楽しむのもラルナカ観光の醍醐味のひとつでしょう。

3.ハラ・スルタン・モスク

ラルナカ塩湖のほとりに静かに佇むモスクがハラ・スルタン・テッケジです。ラルナカで亡くなったといわれている預言者ムハンマドの乳母を祀るために1816年に建設されました。このモスクはキプロスのイスラム教徒たちが今でも礼拝に使用しています。

ラルナカ塩湖のほとりに佇んでいるモスクは美しく、ほかではなかなかお目にかかれない独特な雰囲気があります。ラルナカ塩湖を観光する際は一緒にハラ・スルタン・テッケジを訪れることをオススメします。なおモスク内に入る際は、露出が禁止されています。観光するときは上に羽織るものなどを忘れずに持っていきましょう。

4.ヒロキティア

1934年にキプロスの古物課責任者ポルフィリオス・ディカイオスによって発見された遺跡です。新石器時代の遺跡で、その価値は多くの遺跡が残るキプロスのなかでも重要視されています。1998年にはユネスコの世界遺産に登録されました。保存状態がとても良く、遺跡好きの方はぜひ訪れてほしい観光スポットです。

紀元前7000から前4000年頃の集落の跡と墓地を観光することができます。遺跡だけでなく当時の住居の再現模型や英語表記の説明書きもあるので観光しやすいでしょう。ラルナカ市内からは少し離れているので、車をレンタルして行くのがオススメ。夏季は日差しが強くかなり暑いです。遺跡周辺は日よけや買い物をするところがあまりないので、観光前に帽子や日傘、飲み物を持っていくのを忘れないようにしましょう。

◎まとめ

キプロス・ラルナカはリゾート地として人気がありますが、ラルナカ観光の魅力はビーチ以外にもたくさんあることがわかっていただけましたか。ラルナカでの自然との触れ合いや遺跡巡りは、リゾート観光に飽きてしまった人も楽しめるエキサイティングな観光スタイルですね。

キプロスに観光予定で自然を感じてのんびりと旅行をしたい人や考古学に興味がある人はぜひラルナカを観光してみてください。その魅力にハマってしまうかもしれませんよ。

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