7つの世界遺産を持つネパールの美しい古都!カトマンズの谷の魅力

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7つの世界遺産を持つネパールの美しい古都!カトマンズの谷の魅力

1979年にユネスコの世界遺産に登録されたカトマンズの谷。2015年に大きな震災があり、今現在もその爪痕を残していますが少しずつ修復作業が進んでいます。首都カトマンズ市とパタン市、バクタプル市が含まれ、世界中から多くの人が訪れる人気が高い世界遺産です。カトマンズの谷の古い街並みにタイムスリップしてしまったかのような錯覚を覚え、散策が楽しい町。そんな魅力あふれるネパールの世界遺産、カトマンズの谷を紹介します。

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7つの世界遺産を持つネパールの美しい古都!カトマンズの谷の魅力

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カトマンズの谷とは?

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1979年に世界遺産に登録されたカトマンズの谷。2015年の大地震によって甚大な被害を被りましたが、修復作業が進んでいます。カトマンズの谷はネワール族によって築かれた唯一の文明都市。彼らの神話ではこの地はかつて大きな湖だったのが、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)によって切り開かれ住めるようになったという言い伝えがありました。しかし近年このカトマンズの谷から湖床跡が見つかり、神話の信憑性があがったというから不思議な場所ですよね。

この世界遺産には7つが登録されています。カトマンズの町にはインドとは様子が違うヒンドゥーの神々やネパール特有のクマリ信仰、その中に仏教のストゥーパも混ざり、たくさんの神々が住まう混沌とした雰囲気。パタンではネワール様式の美しい建築や精巧な彫刻、工芸や絵画などの芸術が注目すべきポイント。それぞれの世界遺産は離れているものも多く、余裕のある日程でのんびりとまわるのがおすすめです。

カトマンズの谷へのアクセス

世界遺産カトマンズの谷へのアクセスは、トリブバン国際空港がカトマンズの玄関口になります。トリブバン国際空港から世界遺産のカトマンズ市内は約6kmほどで市内まではタクシー、バスが一般的。空港には客引きも多くタクシーは交渉が必要な場合もあるので、不安な方は宿泊するホテルなどに送迎を依頼する手段もあります。またカトマンズの谷の世界遺産は一つ一つが離れているので、バスやタクシー利用になります。

おすすめポイント①カトマンズのダルバール広場

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ダルバール広場からカトマンズの観光は始まると言っても過言ではない、重要な世界遺産の一つであるダルバール広場。パタンとバクタプルにも同じ名前の広場がありますが、ダルバールはネパール語で「宮廷」を意味します。

カトマンズの旧市街はこの広場を中心に広がり、周辺には寺院や旧王宮、博物館など観光名所も多く存在しています。その中でも注目なのがクマリの館。クマリと呼ばれる生きた女神が住むこの館では、運がよければ窓からひょっこりと覗くクマリを見ることができるかもしれませんよ。

2015年の地震の被害は大きく、現在も修復作業は続いています。しかし順調に進んでいるとは言えず、つっかえ棒で建物を支えている場所も多いです。緑の看板は安全、赤い看板は危険・立ち入り禁止となっています。

おすすめポイント②ボダナート

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カトマンズの谷で登録されている7つの世界遺産のうちの一つボダナートは、カトマンズの中心から東へ約6キロほど。2015年の震災後、カトマンズの世界遺産の中でも一番早く復興したのがここボダナートです。2016年11月に復興完了となり、以前のような姿を見ることができるようになりました。

世界遺産のボダナートは、チベット仏教の聖地です。ネパール最大の仏塔「ストゥーパ」がそびえ立ち、そこに描かれているブッダアイは有名。ブッダアイは全てを見渡すといわれ、鼻の部分にはネパール数字の1があります。これは、生命の調和という意味を持つんですよ。ストゥーパは必ず時計回りで周ります。マニ車も備え付けてあるので、祈りながら回してみてくださいね。さらにボダナートには多くのチベット人が暮らしており、ゴンパと呼ばれる僧院もあります。

おすすめポイント③パタン

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カトマンズのすぐ南、カトマンズ郊外に世界遺産の町パタンはあります。ここパタンにもダルバール広場があり、旧王宮や寺院が並びます。地震による被害が少なかったため、修復作業はまだ続きながらも活気が戻ってきているんですよ。

住民の8割が仏教徒であるパタンは、かつて首都だったこともある古都。この地に古くからすむネワールの人々は彫刻、絵画、工芸に優れた技術を持つ人が多く、とても芸術性が高い町です。寺院などの細かい装飾などに注目して見学してくださいね。パタンのダルバール広場のすぐそばに「カフェ・ド・テンプル」というレストランがあり、ここの屋上からは世界遺産の町が一望できる、おすすめのスポットです!

おすすめポイント④スワヤンブナート

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スワヤンブナートはカトマンズの西に位置しています。仏教の本質を表現しているといわれる特徴的なストゥーパは見どころの一つ。カトマンズの谷はかつて湖であり、スワヤンブナートはその当時から丘の上に建っていたといわれる、ヒマラヤ最古の歴史的な仏教寺院です。ブッダアイが施された金色に輝く仏塔の周辺からはカトマンズの景色が望める場所としても人気が高く、サンセットやサンライズを見るために訪れる人も多いんですよ。

スワヤンブナートへは400段ある長い階段を登る必要がありますが、体力がない方は裏道を途中までタクシーなどで行くことも可能です。また、別名モンキーテンプルと呼ばれほど猿が多く、食べ物を狙ってくるので気を付けてくださいね。

おすすめポイント⑤パシュパティナート

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カトマンズの空港からほど近いパシュパティナートは、ネパール最大のヒンドゥー寺院。ガンジス川の支流バグマティ川の川岸にあり、シヴァ神を祀る4大シヴァ寺院の一つでもあります。この世界遺産はヒンドゥー教徒以外立ち入ることができませんが、火葬場と境内には入場することができます。

歴史は紀元前3世紀まで遡ると考えられ、古くからヒンドゥー教徒の重要な巡礼地でもあります。サドゥと呼ばれる修行僧やヒンドゥー式の葬儀を見られ、普段は見られないヒンドゥー教徒の日常がそこにはあります。火葬をしている場所からは異臭が立ち込め、その対岸では沐浴をしている人もいて、日本とはまったく違う価値観に触れられる世界遺産です。

おすすめポイント⑥バクタプル

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世界遺産の町バクタプルは、カトマンズから東に12kmほど行った場所にあります。ここバクタプルにもダルバール広場がありますが、他にもトウマディー広場、タチュパル広場も見どころ。観光スポットが分散しているのであまり混み合うこともなく、他の世界遺産よりも散策しやすいのが魅力的です。古都として非常に美しい町なので、人気が高い世界遺産です。

ダルパールの名前通り旧王宮や寺院があり、丘の上からは遠くにヒマラヤを望めます。中世の雰囲気を色濃く残す町並みは、のんびりと観光できるおすすめスポット。ちなみにこの町はヨーグルトが名物なので、ぜひ食べてくださいね。

おすすめポイント⑦チャング・ナラヤン

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カトマンズの谷の世界遺産7つめは、チャング・ナラヤンです。チャング・ナラヤンはバクタプルからさらに東に車で20分くらいの高台に位置しており、カトマンズからバスで行くことも可能です。

4世紀に建てられたネパールで最も古いヒンドゥー教寺院と言われていますが、現在の姿は1702年に再建されたもの。ヴィシュヌ神の化身ナラヤン神を祀っている寺院で、装飾が素晴らしいことで知られています。カトマンズから少し離れていて観光客があまり多くなく、ゆっくりと観光できる世界遺産です。山の上にあるので景色もよく、のどかなネパールらしさが感じられる趣ある観光スポットですよ。

◎まとめ

7つの世界遺産、カトマンズの谷を紹介しました。残念なことに、2015年の地震でいろいろな歴史的建造物が崩れてしまいました。復旧作業がなかなか進まない場所も多く、立ち入ることができなくなってしまった場所もあります。そんな中でも仏教、ヒンドゥー教などが混ざり合って存在する様子は見ごたえがあり、他で見ることもなかなかできません。ぜひ、復興を応援する意味も込めてネパールの世界遺産に足を運んでみませんか?

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