名称:Heraion of Samos
住所:Unnamed Road, Samos 831 03
公式・関連サイトURL:http://www.gr.emb-japan.go.jp/portal/jp/country/sekai_isan.htm
ギリシャのサモス島は、ピタゴラスの生まれた場所としても有名な観光地です。また、サモス島の地名を冠した「サモス」というワインが有名で、観光のお土産に喜ばれています。小さな島ですが、ヘラの神殿やピタゴリオなどの世界遺産もあり、見所がギュッと凝縮されていますよ。
エーゲ海に浮かぶギリシャの島々のなかでも、トルコに近い位置にあるため、ギリシャ文化とトルコ文化が入り混じった独特の雰囲気を醸し出しているサモス島。リゾート地として多くの観光客が訪れるサモス島で、行っておきたい観光スポット5か所をご紹介します。
目次
ギリシャのサモス島観光で行っておきたい魅力ある観光スポット5選!
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1.ヘラ神殿
ヘラ神殿はサモス島にある古代遺跡で、ギリシャ神話にある女神ヘラが誕生した場所として、女神ヘラを信仰するために紀元前に建造された神殿遺跡です。1992年に、サモス島のピタゴリオンと共に世界文化遺産に登録され、世界中の観光客に注目されるようになった観光ポイントです。
紀元前6世紀頃に建てられたと言われている神殿は、天災などで徐々に崩壊していき、現在は巨大な大理石の柱と、建物の基礎部分のみが遺されています。しかし、柱のサイズから、当時のヘラ神殿はパルテノン神殿の4倍近くの規模があったと推測されています。柱を見上げるだけでも圧巻ですが、サモス島のヘラ神殿で観光をする際は、是非当時の神殿を思い浮かべてみてくださいね。
2.考古学博物館
サモス島の観光中心街であるサモス・タウンにある考古学博物館。サモス・タウンの船着き場から海岸沿いに歩いて徒歩15分ほどの距離、公園の隣にある考古学博物館は、サモス島から発掘された遺跡が展示されている観光スポットです。
展示品の中には、ヘラ神殿から発掘された約5mの大理石でできた青年像や、紀元前にサモス島出身の彫刻家が彫った大理石像の作品、他にも遺跡から発掘された様々な土器や青銅器などが展示されています。
夏季限定ですが、考古学博物館を含んだサモス島の観光地を巡るローカルバスも出ているんです。ヘラ神殿やエフパリノスのトンネルなど様々な観光名所ににアクセスすることが出来るので、オススメです。考古学博物館最寄りのバスステーションは徒歩150mの距離にありますので、夏季にサモス島を訪れる方は、是非バスステーションを探してみてくださいね!
名称:考古学博物館
住所:Βαθύ, Vathi, Vathi - Samos ciudad 831 00
3.エフパリノスのトンネル
サモス島で紀元前6世紀頃にポリュクラトスの命により作られたエフパリノスのトンネルは、水道トンネルとして使用されていました。ピタゴリオの町に水を供給されるために使われていた高さ約2m、全長約1,4kmの観光スポットにもなっているエフパリノスのトンネルは、カストリの丘を登った高台にあります。建築家エフパリノスの設計で造られたこのトンネルは、15年かけて完成したときにたった15cmしか誤差がなかったということで、当時の建設技術の高さを窺い知ることができます。
また、ピタゴリオやサモスタウンなど、サモス島の町ではレンタルサイクル店があり、自転車で島内を観光することができます。エフパリノスのトンネルの近くに公共交通機関はないため、タクシーか徒歩か自転車を利用することになります。是非ともサモス島海岸沿いを自転車で走って観光してみてくださいね!
名称:エフパリノスのトンネル
4.Panagia Spilianis
サモス島ピタゴリオンから丘を登った場所にある観光地、Panagia Spilianis。町から少し離れた場所にあり、穏やかで静かな空間の観光スポットです。修道院の観光ポイントのひとつとして、95段の階段を下った先にある洞窟内部に保存されている聖母マリアの大理石があります。洞窟という空間にあるマリア像は神秘的ですよ!
観光ポイントは修道院内部だけではありません!Panagia Spilianisは丘の上にあるため、サモス島の町や海を見下ろすことができます。この絶景を見るために訪れる観光客も数多くいるという、サモス島屈指の観光スポットです。
名称:Panagia Spilianis
住所:Pithagorio 831 03
5.ピタゴリオ
サモス島の観光中心街であるサモス・タウンから約10kmの距離にあるピタゴリオは、サモス島の出身である数学者ピタゴラスの名前にちなんで、1955年にティガニという名前からピタゴリオに改名されました。ヘラ神殿と共に世界文化遺産に登録されているピタゴリオには、様々な遺跡が発掘されています。
今も観光客でにぎわっているピタゴリオですが、紀元前6世紀頃にはサモス島の都としてアフロディーテの遺跡、ローマ浴場跡、リュクルゴス・ロゴテティス要塞、古代劇場などがあり、商工業や文化面で最盛期だったんだとか。その頃の様子が思い起こしながら観光してみはいかがでしょうか。
名称:ピタゴリオ
◎まとめ
ギシリャのサモス島は、日本ではマイナーな観光先ですが、その分日本人が少なく海外観光感を存分に味わうことができますよ!日本での生活を一時忘れて、ゆったりとバカンスを楽しむにはもってこいのリゾート地。気温は高いですが、ギリシャ特有の風が吹いているため過ごしやすい夏は、サモス島観光にオススメのシーズンです。もちろん冬も温暖な気候なので、1年を通して遊べるサモス島に、是非訪れてみてくださいね!