イオニア海に浮かぶ絶景の島 ザキントス島のおすすめ観光スポット

画像出典:Michail Makarov

イオニア海に浮かぶ絶景の島 ザキントス島のおすすめ観光スポット

ギリシャの多くの島はエーゲ海にある中、イオニア海に浮かぶこのザキントス島は日本ではあまり知られていませんが、とても面白い観光地です。道を牛が歩いていたりと、何処か牧歌的な雰囲気もあるこのザキントス島。海亀が多いことでも有名で、とてものんびりとした時間が流れています。

あまり交通機関が発達していないので、観光される際は国際免許を持って来てご自身で車や原付などを借りて運転されるのがよいでしょう。また海のコンディション次第では船が出せないなど、予定通りに観光出来ないこともままありますから、ある程度余裕を持ったスケジュールで。

それではザキントス島のおススメ観光スポットをご紹介しますね!

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イオニア海に浮かぶ絶景の島 ザキントス島のおすすめ観光スポット

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1.ナヴァイオビーチ(シップレックビーチ)

出典: ebeautifulworld

海の色が信じられない程に美しいナヴァイオビーチをまずご紹介しましょう。パナギヨティス号という難破船がそのまま放置されていて別名シップレック(難破船)ビーチとも呼ばれています。映画『紅の豚』の主人公ポルコが隠れ家にしていた海岸のモデルはここではないかとも言われています。

ナヴァイオビーチの周囲は断崖絶壁なので船でしか行くことが出来ず、地元の観光会社などでボートを手配することになります。世界各地から観光客が訪れる有名スポットなので、皆で乗り合い、料金を頭割りすることになるはず。時間や気温や気候などで色が変わる海の美しさには、言葉を失ってしまうかもしれません。崖の上の高台から眺めるナヴァイオビーチもまた別の圧倒的美しさで、ぜひ両方を見ることをおススメします!

あと、ザキントス島に観光で来たならば、ナヴァイオビーチの崖からのサンセットは必ず見て下さいね! 

2.青の洞窟

この青の洞窟もザキントス島、屈指の観光スポットでしょう。ここもボートで行きますが、ナヴァイオビーチと同様、観光客と一緒に乗り合い、安く行くことも容易です。青の洞窟の周囲の海が光のさし加減で色が変わって行く様はまるで魔法のよう。日の出や日没時は特に美しいですよ!

洞窟には様々な形があり、洞窟が違えば周囲の海の色も違うので、泳がずに船の上から見ているだけでも十分楽しめる観光スポットですが、泳げる方はぜひ泳いで洞窟の中に入ってみて下さい!暗い洞窟の中に、太陽の光が差し込むと、幻想的なブルーの空間になるんです。そんな中を泳いでいると、まるで魔法の国に来たような気分になれるでしょう。きっと生涯忘れられないような体験になるでしょう。

ナヴァイオビーチもそうですが、この青の洞窟に行く際もあらかじめ服の下に水着を着ておかれることをおススメします。あとビーチサンダルも!

3.チィリヴィ・ウォーターパーク

出典: Heather Cowper

ザキントス島には美しい自然のビーチがもちろん沢山ありますが、このチィリヴィ・ウォーターパークで水と戯れるのも、また楽しいですよ!ジェットコースターのようにスリル満点のウォータースライドから、3歳くらいの子供でも安心して遊べる水深の浅いプールまで、幅広いアトラクションが揃っています。ドリンク代なども含めて、コストパフォーマンスも高い観光スポットです。

18時に閉園するこのチィリヴィ・ウォーターパークは14時半以降に入ると入場料が半額になります。14時半より前に訪れればフルプライスになりますが、その場合はバーガーやチップス、サラダなどといった軽食類が無料になりますし、何より長時間楽しめますから十分割りにあいますよ。

ご家族でザキントス島に来ている方には、このチィリヴィ・ウォーターパークは打ってつけの観光スポットかもしれません。洒落たカクテルバーが併設されたプールもあるので、カップルにもおすすめです。

4.リムニオナスビーチ

出典: Aleszurb

リムニオナスビーチには、車かバイクか原付を借りて行かないといけないのですが、途中に道路標識が少ないのもあって、なかなか辿り着ことが出来ない人も少なくありません。が、そのアクセスのし難さの為にあまりメジャーな観光地にはなっておらず、穴場の観光スポットとなっています。リムニオナスビーチという名前の通り海岸ですが、砂浜はなく、岩から海が続いているので、海岸と言うよりもむしろ潟(ラグーン)に近いかもしれません。

リムニオナスビーチの水は非常に澄んでいて、イオニア海の青い海の中をシュノーケリングするには絶好の観光スポットです!周囲にはお手頃価格で食べられるギリシャ料理のレストラン(タベルナ)があり、日光浴用の寝椅子を貸してくれるお店もあります。

カード払いが出来ない状況も少なくないので、行かれる前にお財布に十分な現金があるか確認しておくとよいでしょう。勿論、泳がない人も水着は必須ですよ!

5.マラソニシ島(タートルアイランド)

出典: Χάρης Κλέντος

ザキントス島からほんの1マイル程のところにある亀のような外観の無人島マラソニシ島は、絶滅危惧種の海亀の産卵場で、通称タートルアイランドとも呼ばれています。

マラソニシ島では海亀の繁殖が最も重視されているため、環境保全のために観光客の立ち入りが禁止されているエリアもあります。マラソニシ島には柔らかい金色の砂浜と砂利の多い砂浜の二つのビーチがあって、前者は海亀が産卵するビーチで、後者には泳いだりシュノーケルで中を探索すると楽しい洞窟が二つありますよ。亀が自分の隣を泳いでたら感動します!

ザキントス島のケリビーチやラガナスビーチから頻繁に出ている船で来ることが出来ます。その船旅の途中で泳ぐ亀を見つけることもしばしば。

ただしマラソニシ島は無人島で飲み物も何も売っていませんから、観光で来られる際は事前に必要なものを用意してから訪れるようにしましょう。

6.カラマキビーチ

出典: Spyros SpY

ザキントス島内のこのカラマキビーチ沿岸も、いくつかある海亀(カレッタ・カレッタ)の産卵場の一つで、ビーチの沿岸は水が浅いところが多いのもあって一般の海水浴場のようなウォータースポーツは出来ませんが、しかし、それゆえ大人から子供までビーチに座りながらのろのろ歩く小さな亀を観察していたりと、とてもピースフルな雰囲気が漂っている観光地です。

カラマキビーチの近くにはペダルボートやカヤックを貸してくれるお店もあります。日焼けしたい人向けの横になれる椅子も、日焼けしたくない人向けのパラソルも、手ごろな値段でレンタル出来ます。もちろん美味しい料理やお酒も!このようにお店がいろいろあるところは、このあと紹介する無人島のマラソニシ島と大きく異なる部分と言えるかもしれませんね。

子供と一緒に旅行される方には特におススメの観光スポットです!ラガナスビーチなどよりも落ち着いた雰囲気を味わいたい方にも!

7.聖デュオニシオス教会

出典: Stephan Rudolph

1546年にザキントス島で生まれた聖デュオニシオスに捧げるべく1708年に作られたギリシア正教の教会で、ザキントス島で最も有名な教会です。外から見ても美しいですが、内部は一層美しく、壁や天井を埋め尽くす聖体画や豪華な金の装飾など、息を呑むほどの美しさ。この聖デュオニソス教会は地元の方々にとって大事な信仰の場所なので、教会に入ると、敬虔な祈りを捧げる信者の姿を見られるかもしれません。

この聖デュオニシオス教会では肩や脚を出したままの女性が入ることは禁じられていますが、そこはさすが、泳ぎに来る観光客も多いザキントス島の教会だけあって、入る時に頼めばスカーフを貸して貰うことも出来ますのでご安心を。

今も聖デュオニシオスが眠るこの教会では、彼の命日である12月17日に毎年盛大なセレモニーが行われます。

8.ケリ・ライトハウス(ケリ灯台)

出典: Mr Clive

ザンキトス島南端のケリ村にあるケリ・ライトハウス・レストランは丘に位置しており、ここからは島も、空も、青く透き通る海も、実によく見えます。スタッフはとても気さくで、食べ物も美味しいこのレストランからの景色はまさに絶景!プロの写真家がここから写真を撮れば、すぐに絵葉書になりそうな景色がひたすら広がっています。特に日没前は、この丘の上からの日没を見ようという観光客で混雑するので、早目に行っておきましょう。ちなみにこのケリ・ライトハウス・レストラン、世界最大のギリシャ国旗がはためいていることでも有名な観光地です。

ただ、何か注文しないとこのケリ・ライトハウス・レストランの中には入れないので、ご注意を。観光地だけあって普通よりは大分値が張ります。しかし注文さえすればコーヒー一杯でも問題ありません。勿論この絶景を見ながら食べるギリシャ料理やワインは正に格別ですから余裕があるのであれば是非!

9.ケリ洞窟 (ケリ・ケイブ)

出典: Pavel Kozlov

ザキントス島で最も有名な観光地の一つである青の洞窟は先にご紹介しましたが、このケリ洞窟も素晴らしいですよ。中には、青の洞窟よりもケリ洞窟の方が感動したという人もいるくらいです。このケリ洞窟界隈でも海亀を見ることができるんです。ケリ洞窟とマラソニシ島をボートで観光するツアーをオーガナイズしている旅行会社もあるので、一緒に訪れるとよいかもしれませんね。大きなボートで来た場合は洞窟の中に入れない場合もありますが、それでもケリ洞窟の海の色を見ていると、ついつい洞窟の中にも泳いで行ってみたくなったとしても何ら不思議ではありませんから、水着は着てきましょう!

水深が1mくらいの洞窟もあるので、泳げない人でも洞窟の中を探索して楽しむことが出来るのもこのケリ洞窟の良い点でしょう。ここもシュノーケリングをするには最高の観光スポットであることは言うまでもありません!

10.アリステオン・エコロジカル・オリーブ・プレス

ザキントス島を観光していると随所で目にするオリーブの木や、地元の料理でふんだんに使われている美味しいオリーブオイル。このオリーブオイルについて、もっと知りたくありませんか?

このアリステオン・エコロジカル・オリーブ・プレスは、ザキントス島で取れたオリーブからオリーブオイルが作られる全工程を見学できる上に、過去から現代に至るまでのオリーブオイルの作られ方の変遷を辿った博物館も見学できるという、一風変わった観光スポットです。

英語が得意でなくても実際の製造工程を見ているだけで十分楽しめるでしょう。見学の後は出来たてのオリーブオイルを味見して買うことも出来ます。無理に買わせる雰囲気はないですが、実際に凄く美味しいので買って帰る人は多いです。見学など全て込みで計1時間くらいでしょう。

貴重な経験が出来るアリステオン・エコロジカル・オリーブ・プレスを、あなたの観光プランに組み込んでみては?

11.ボハリ城

出典: Hepdene Rose

ザキントス島の美しいビーチを一通り満喫して、ザキントス観光に変化を付けたい時にはぜひ、このボハリの丘の頂上にあるボハリ城を検討してみて下さい。ただし街から歩いて上ると、結構な距離です。特に夏は物凄く汗をかくので、水は多めに用意しておきましょう。

少し歴史のお話をすると、ザキントス島は今はギリシャ領ですが、過去にはヴェネツィア共和国やオスマン帝国、フランス、ロシア、イギリスの領土だったこともあります。その歴史を反映して、この17世紀に建てられたボハリ城も、その時代時代の様々な建築様式が混在しておりとても興味深いですよ。

ボハリ城もまた、日没も含めて景色が素晴らしい観光スポットの一つです。ここからのスペクタクルな光景を見れば、きっと登って来た時の疲労も吹き飛ぶことでしょう。またボハリには名物のフリガニャというケーキを売っているカフェなども多いので、もし見つけたらぜひお試しあれ!

12.アート&ワイン

ザキントス島はオリーブオイルも美味しいですが、ワインも美味しいですよね?はい、オリーブオイル工場だけでなく、見学できるワイン醸造所もあります。その名もアート&ワイン。アーティストの旦那さんと英語を話せる奥さんがやっている家族経営のとってもチャーミングなワイナリ-です!

旦那さんのアートギャラリーと、オーガニック栽培のブドウ園、そしてワイン樽のある地下室を見学できます。英語が苦手でも、ご夫妻は温かく迎えてくれるでしょう。ギリシャ正教の教会にあるイコン(キリストや天使などを描いた崇拝の対象になっている画像)を描くワークショップもあり、アート&ワインという名が示す通り、アートファンにもワイン好きにもおススメの場所です。

ありきたりの観光ではないザキントス島体験をしてみたいという方こそ、是非このアート&ワインを訪れてみて下さい!

13.ファンタジーミニゴルフ

出典: Frosted Peppercorn

先にご紹介したウォーターパークと同じチィリヴィにあるこのファンタジーミニゴルフでは、一緒に旅をしている友達や恋人や家族と来ても、ザキントス島で出会った人と来ても、きっと笑顔の絶えない数時間を過ごせるはず。ゴルフの腕に合わせてコースを選ぶことが出来、年齢を性別を問わず誰もが楽しめる観光スポットです。

2016年の時点では1ゲーム目は18ホールまわって大人一人5ユーロで、2ゲームからは半額というコストパフォーマンスの良さも嬉しい点です。ファンタジーミニゴルフではコースの随所に恐竜やミニ火山がしつらえられていて、ファニーな雰囲気を醸し出すのに一役買っていますが、日が暮れるとゴルフコースはライトアップされ、サイケデリックに見える箇所もあります。場内はとても清潔でドリンクの値段もお手ごろです。

◎まとめ

ザキントス島のおススメ観光スポットをご紹介してきました。日本ではあまり観光情報がなく、訪れる人も少ないザキントス島ですが、かなり観光しがいのある場所ですよね。

古代ギリシャの芸術家に多大なインスピレーションを与えたであろう自然の絶景、温暖な気候、豊かな食文化などなど、ザキントス島には人生に美しい彩りを与えてくれるものが沢山あります。いにしえの時代から変わらずに海も空も美しいザキントス島。海で泳ぐのは楽しいし、一休みして美味しいものを食べるのもまた楽しいですね。そんなザキントス島をぜひ観光で訪れてみて下さい!

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