あふれる自然と絶品コーヒー！コロンビアの高原地カルダスの観光スポット

コロンビアの首都ボゴタの西部にある小さな県、カルダス。カルダスとは、コロンビアの英雄、フランシスコ・ホセ・デ・カルダスの名が冠されたもの。

カルダスは赤道近くに位置しているにもかかわらず、多くの町が標高1000～2000mに位置しています。とても過ごしやすい高原地帯、まさにここは「コロンビア・コーヒー・ベルト」です。

カルダス県での観光の中心となるのがマニサレスという都市で、常春の素晴らしい気候を満喫できますよ。

今回はそんな高原都市を抱えたカルダス県のおすすめ観光スポットを8か所紹介しましょう！

1．カテドラル

カルダス県の県都マニサレスのカテドラルは、コロンビアで最も高い106mもの高さを誇ります！ネオゴシック様式のこの建物は、コロンビアの国立記念碑でカルダス県の観光のハイライトの一つです。

最初にこの場所に教会の角石が築かれたのは1849年ですが、最初の建物は破壊され、現在の大聖堂は1928年に建設が始まり、1939年に献堂されています。その後3つの大地震（最後は1999年）にも耐え現在に至っています。

この大聖堂が観光客に人気の理由は何といっても展望デッキ。100mを超える位置から、市内の大パノラマを360度楽しめます。地震や経年劣化などで30年間も展望デッキは閉鎖されていたのですが、2008年リニューアルしました。観光ツアーをとおしてポーランド回廊を上ってアクセスできますよ。

カルダス県の県都マニサレス全体をはじめ周囲の素晴らしい山々が見渡せるのでぜひ上ってみてください！

2．Recinto del Pensamiento

カルダス県の高原には多種多様な野鳥が生息していますが、このRecinto del Pensamiento はそんな野鳥たちをまじかに見れる自然保護区として、観光客に人気があります。

マニサレス市内から車で15分で着くこの保護区は179ヘクタールもの敷地面積を誇り、良く管理された敷地内に、数多くの欄が咲き乱れるフラワーガーデン、、無数の蝶が待っているバタフライガーデンなどがあります。
郊外の山の中にあるのでチェアリフトがあり効率よく回れますが、保護区全体を観光するにあたってトレッキングを楽しむ格好で行くのがおすすめです。

カルダス県有数のこの自然保護区はコーヒー生産者たちによって造られています。そうです、カフェテリアでおいしいコロンビアコーヒーを飲むことができるんです。カルダス県は「コロンビア・コーヒー・ベルト」のど真ん中！自然保護区の観光とともに美味しいコロンビアコーヒーで、贅沢なひとときを。

3．Nevado del Ruiz

カルダス県のシンボルとも言える登山家に大人気の山、Nevado del Ruiz。標高5321ｍもあり、マニサレス市からもその万年雪を被った雄姿を見ることができます。

市内から観光ツアーに参加すれば、この素晴らしい山を近くに見ながらトレッキングが楽しめますよ！忘れてはならないのはこの山は南アメリカの大山脈、アンデス山脈の一部だということです。一般的な観光の範囲内で頂上まで目指すことがないにしても、ワンデイトレッキングをNevado del Ruizのふもとでするにも、ある程度の体力が必要になります。すでにトレッキングをする地点は標高3000mを超えているのです！

もう一つ、この山の観光において銘記しておきたいのが、カルダス県でも有数の活火山だということです。活動が活発でガスが大量に噴出していて人的被害が出る恐れがある時は、入山規制が敷かれます。事前の情報確認をしてくださいね。

4．Cable Aereo Manizales

マニサレス市はカルダス県の中でもかなり高所にある町で、起伏も多いところです。そんな町には市民の足としてあちらこちらにロープウェイがかけられています。これがCable Aereoです！

日本の大型のスキー場で見られる同じタイプの6人乗りのゴンドラが次々と回ってきます。もちろん観光の足としても大活躍。市内から少し登ったところにあるコーヒー農園に行く際にも使いますし、観光客たちの中には、大都市を横切っているロープウェイが珍しくて、目的地もなく乗る人もいます。ちなみにコロンビア第2の都市メデジンもこの公共交通システムを採用しています。

地元の人たちは見ず知らずの人同士でもすぐ会話を始め楽しそうですよ。行き先がわからないときは、きっと助けを差し伸べてくれます。親切なカルダス県の地元の人との触れ合いもこのロープウェイに乗る魅力と言えますね！

5．Monumento a los Colonizadores

マニサレス市の中心街から北西の丘の途中にある記念碑。マニサレス市のオマージュとして人気のある観光スポットです。

この都市の150周年を記念して、入植者たちの様子を表した青銅の数々の像が寄贈されこの記念碑公園に置かれています。銅像はかなりリアルに造られていて、カルダス県の山間を超えてこの町に19世紀半ばに入植して来た人たちの労苦を垣間見れます！

また高台にあるために絶景を眺めるスポットとしても観光客に人気です。市街を見下ろす景色、雪をかぶったNevado del Ruiz山の壮大な景観など、行く価値ありです。特に夕暮れ時、街に陽が当たらなくなるころ、雪山には残照が残りオレンジ色に輝いている姿がとても対照的で素敵です！ぜひここでの観光のために夕方の時間と体力を取り分けてくださいね！

6．Hacienda Venecia

カルダス県はまさにコロンビアコーヒーの産地、県都マニサレス市郊外にもたくさんのコーヒー農園があります。

Hacienda Veneciaもその一つで、200ヘクタールもの敷地を誇る広大な農園は、海外からの観光客にとても人気があるんです。農園観光を存分に楽しむためにはツアーに参加するのが一番です。実際に広大なコーヒー畑をハイキングする形で、コーヒーの成長、収穫期、焙煎の過程などの説明を受け見学していきます。

またカルダス県に生息する野鳥、蝶、高山植物なども鑑賞でき農園観光は変化に富んだものとなっていますよ！

農園でできたコーヒーは主にベルギーやスイスに輸出されています。コーヒー通のヨーロピアンをうならせているコーヒーを見学後に味わいます。それはもう最高の気分です！ぜひカルダス県ではこのコーヒー農園訪問を観光のハイライトに入れてくださいね。

7．リオブランコ自然保護区

マニサレス市の北東約3㎞のところから広がっている標高2100～3700ｍの山地一帯が、リオブランコ自然保護区として指定されています。ここはカルダス県での観光のハイライトの一つです。

絶滅危惧種を含め、多種多様な野生動物が保護されているんです。しかし観光客の目当ては約400種を数える野鳥観察でしょう！特にたくさんの穂千鳥には驚かされるに違いありません！様々な蝶、蘭なども鑑賞できます。

市からバスで20分とアクセスも良いこの保護区は、カルダス県に生息するアンデスの動植物を静かに観察するのに最高の観光スポットです！

◎まとめ：カルダス県の豊富な自然を感じる旅へ

いかがでしたか。コロンビアのカルダス県は恵まれた自然が生む世界的なコーヒー、コロンビアコーヒーの一大産地として広く知られた観光地です。またその自然の中に多種多様な動植物が生息しているので保護区などでそれらをまじかに観察もできます。アンデス山脈の万年雪をたたえる標高5000メートルを超える名峰Nevado del Ruizもカルダス県の有名な観光スポットです！そしてコロンビア一高いカテドラルからの県都マニサレス市を見るのも楽しみの一つ。そうです、コロンビア中部のこの県は魅力いっぱいの観光スポットであふれています！ではぜひカルダス県への良い旅を計画してくださいね！

あふれる自然と絶品コーヒー！コロンビアの高原地カルダスの観光スポット