アルプスの大自然を満喫する旅!山岳都市グルノーブルの観光スポット18選

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1968年の冬季オリンピック開催地として知られているフランスの山岳都市グルノーブル。車で30分も走れば3000m級の山々が連なるアルプス山脈があるため、夏は山歩きを、冬はウィンタースポーツを楽しむ観光客の玄関口となっています。また、グルノーブルの街には大学や研究機関、企業が多くいつも学生やビジネスマンで活気に溢れているのも特徴です。パリからTGVで約3時間、リヨンからは電車で約90分と大都市からのアクセスも良好。街の中心にイゼール川が流れる自然豊かなグルノーブルには、観光スポットもたくさんあります。今回は、その中でも特におすすめのスポットを18ヶ所ご紹介していきます。

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アルプスの大自然を満喫する旅!山岳都市グルノーブルの観光スポット18選:目次

1.バスティーユ要塞

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グルノーブルの市街地を流れるイゼール川。そのすぐ横に見える小高い丘が「バスティーユ要塞」です。要塞の展望台からは、グルノーブルの街並みが見渡せるのはもちろんのこと、天気が良い日にはアルプスの山々や遠くモンブランまで眺めることができます。夜景がとても美しいためデートスポットとしても大人気なのだとか。グルノーブル観光は、この大パノラマを見ずしては語れません。

「バスティーユ要塞」は16世紀に建てられた古い要塞で、現在ある建物は19世紀に再建されました。展望台までは歩いて1時間くらいで上ることができますが、せっかくなのでグルノーブル名物の球形ロープウェイに乗ってみましょう。この透明のゴンドラからもまた、絶景を楽しむことができますよ。

展望台にはレストランや洞窟、周囲の山について説明したパネルなどがあるほか、要塞から街へ向かう道の途中には教会や博物館、公園など観光スポットが点在しています。行きはロープウェイで昇り、帰りはのんびりと寄り道しながら歩いて下るというルートがおすすめです。

2.バスティーユ要塞ロープウェイ

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グルノーブルのシンボルでもある「バスティーユ要塞ロープウェイ」は、都市型観光用ロープウェイとして1934年に運行を開始しました。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロと南アフリカのケープタウンにあるケーブルカーに次ぐ長い歴史を誇り、地元では「シャボン玉」の愛称で親しまれています。

球形の透明なゴンドラが5つ連なるように動く姿から「シャボン玉」と呼ばれるこのロープウェイ。1934年の建設当初は箱型のゴンドラでしたが、1976年に現在の球形へとリニューアルされました。それ以来、グルノーブル観光の顔として世界中からの観光客を魅了し続けています。

標高475m地点まで登るうえ、ゴンドラ内に微妙に隙間風が吹いているため、高い場所が苦手な方にはちょっぴりハードルが高いかも。しかし、空中散歩をしながら見渡すグルノーブルの景色は絶景ですよ。イゼール川の畔のにあるサンタンドレ教会近くに乗り場があるので、ぜひチャレンジしてみましょう。

3.ドーフィノワ博物館

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「ドーフィノワ」とはグルノーブルを中心とする地方の名称です。ここ「ドーフィノワ博物館」には、ドーフィノワ地方の人々の暮らしや、山岳都市として街が歩んできた歴史に関する資料が展示されています。

スイスのジュネーブにも近くスキー場が点在することから、有名スキーメーカーが集っているグルノーブル。そのため、スキーに関する展示が充実しているのも特徴です。特に他ではあまり見ることができないスキー板やリフトなどの変遷は、珍しい展示として世界的にも注目を浴びています。

バスティーユ要塞の中腹に位置する博物館の庭からは、グルノーブル市街と山々の大パノラマを楽しむこともできますよ。建物は壁にツタが絡まっていて趣があり、フォトスポットとしても最適。バスティーユ要塞の帰りにぜひ立ち寄りたい、おすすめの観光スポットです。

4.スタンダール記念館

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『赤と黒』の著者として知られているフランス人作家・スタンダールは、グルノーブルの出身です。そのスタンダールが生まれ育った家がグルノーブル中心街にあり、彼が作家として開花した背景や、当時の暮らしぶりを垣間見ることができる「スタンダール記念館」としてオープンしています。

スタンダールにゆかりのある人物の肖像画や彼のコレクション、作品の初版本など、展示物はどれも見応え充分。スタンダールの著書を読んだことがない方でもきっと楽しめるでしょう。

記念館を出てグルノーブルの街を見渡すと、目に入るのは美しいアルプスの山々。スタンダールが「パリには山がない」と嘆いていた理由がわかりますね。なお、記念館はアパートの入り口のように小ぢんまりしていて分かりにくいので、通り過ぎてしまわないよう注意してくださいね。

5.グルノーブル美術館

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フランスの地方美術館の中でも、規模においても内容においてもトップクラスと評されている「グルノーブル美術館」。イタリアルネサンス時代の絵画から現代美術に至るまでの幅広い作品を見ることができますが、特に近代から現代の作品が充実しています。

ピカソやマチス、ゴーギャン、シャガール、ボナール、モジリアーニ、モネといった代表的な画家の作品がたくさん展示されており、美術好きの方には特におすすめ。時代ごとに分かりやすく展示されているのも魅力です。

広々とした白い建物の館内は、ところどころに施されたガラスの窓や天井から自然光が入り、明るい空間で気持ちよく美術鑑賞を楽しめます。パリの美術館に比べると圧倒的に観光客が少ないのもうれしいところ。世界トップクラスの作品はもちろんのこと、窓から見える素晴らしい景色もお見逃しなく!

6.サン・ローラン教会

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バスティーユ要塞の麓に建つ「サン・ローラン教会」は、フランス最古のキリスト教建築物のひとつです。4世紀に建築された地下聖堂は、当時の建築技術を見ることができる貴重な資料として大切に保存されています。教会は考古学博物館として一般開放されているので、気軽に足を運んでみてくださいね。

博物館では、キリスト教信者たちが実際使用していたコインやロザリオ、宗教画などを見ることができるほか、本物の人骨を展示する共同墓地などもあり見応え充分。スクリーンやタッチパネルなど現代技術が駆使された展示となっているため、小さなお子様もきっと楽しく考古学を学ぶことができるでしょう。

7.サンタンドレ教会

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スタンダール記念館のすぐ側にある「サンタンドレ教会」は、13世紀にグルノーブルの街を襲った大洪水の後に建てられました。低い建物ばかりが建ち並ぶの旧市街の中心で、山を背景にそびえ立つ約56mの鐘楼はとても美しく、街中で販売されている観光用ポストカードにも度々登場します。

教会内部は小ぢんまりとしていますが、綺麗なステンドグラスや立派なパイプオルガンなど見どころがいっぱい。ぜひ中まで入って見学してみてください。鐘楼にある3つの鐘の音色は、今もなおグルノーブル市民に親しまれています。

8.グルノーブル国立現代美術センター

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「Le MAGASIN(ル・マガザン)」の愛称で親しまれている「グルノーブル国立現代美術センター」は、グルノーブルを代表する観光スポットです。エッフェル塔と同じギュスターヴ・エッフェルの工房で設計された由緒ある建物で、1900年のパリ万国博覧会では産業ホールとして使用されました。

万博終了後にパリからグルノーブルへ移築されると、軍事施設や倉庫として活用されるようになったこの建物。フランス語で「倉庫」を意味する「Le MAGASIN」という名で呼ばれているのも、そんな歴史に由来するのです。建物を見るだけでも価値があると言われているだけに、一度は訪れてみたいですね。

展示会場では、国内外の芸術家による展覧会やイベントが多数開催されています。また、「グルノーブル国立現代美術センター」は教育機関としても機能しており、専門家を招いてトレーニングプログラムなども行っているのだとか。現代美術がお好きな方は要チェックですよ!

9.レジスタンス&強制送還博物館

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フランスでは一般的に、ナチス・ドイツに抵抗した人たちを「レジスタンス」と呼びます。そのレジスタンスがナチスからどのように隠れ、どのような活動をし、どんな目に遭ったかを体系的に学ぶことができるのが、グルノーブルの中心地にある「レジスタンス&強制送還博物館」です。

かつて動物園だったという特徴的な外観の博物館には、当時の写真や身分証明書など、レジスタンスに関する貴重な資料がいっぱい。地元グルノーブルの子どもたちの校外学習の場としても利用されています。

実は、グルノーブルはレジスタンスとの関わりが非常に深く、第2次世界大戦中はバスティーユ城塞にレジスタンスが立てこもり、ドイツ軍と激しい戦闘を繰り広げたという歴史があります。観光ガイドなどではあまり紹介されていませんが、グルノーブの歴史を学ぶにはうってつけのスポットと言えるでしょう。

10.サスナージュ城

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グルノーブル郊外にある「サスナージュ城」は、緑の庭園と白いお城、その後ろにそびえる山々のコントラストがとても美しい観光名所です。多くの文学作品にも登場する有名なお城で、17世紀に築城されました。城内には、城主であったベロンジェ家の当時の暮らしを偲ばせる家具や絵画などが展示されています。

おすすめは、連なる山々を借景とした広大な庭園。イタリア庭園からインスピレーションを受けたという庭園には、植え込みでできた迷路や洞窟、水遊び場など見どころが満載です。事前予約をすれば英語での城内見学ツアーにも対応してもらえるので、じっくり見て回りたい方はツアーを利用してみると良いですよ。

グルノーブルからサスナージュまでは、公共交通機関を利用するのが便利です。グルノーブル市内からトラムA線に乗って終点「Fontaine La Poya(フォンテーヌ・ラ・ポワイヤ)」まで行き、そこから19番または20番のバスを利用して「Place de la Libération(プラス・ド・ラ・リベラシオン)」で下車しましょう。

11.サスナージュの洞窟

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グルノーブルから1時間ほどの場所に、広大な「サスナージュの洞窟」があります。18世紀から本格的な調査が始まったこの洞窟は、1947年に初めての洞窟見学ツアーが開催。当初は200mほどの見学ツアーでしたが、今ではおよそ1kmも深い場所まで散策できるようになっています。

洞窟内で岩登りを楽しめるスポーツプログラムや肝試し大会など、大人から子どもまで楽しめるイベントが目白押し。最近では、このイベント目当てに訪れるファミリーやカップルでの観光も増えているのだとか。グルノーブルからは公共バスで行くことができ、半日観光で訪れるのに最適です。

12.シャルトリューズ蒸留所

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みなさんは「シャルトリューズ」というお酒をご存知でしょうか?日本ではあまり馴染みがありませんが、フランスではポピュラーなお酒の一つです。130種類ほどの薬草を蒸留して作られた緑色のリキュールで、カクテルなどに使われています。フランスでは薬代わりにこれを飲むという方もいるそうですよ。

そんなシャルトリューズを造る蒸留所が、グルノーブルから約20kmほどの離れた街ヴォワロン(Voiron)にあります。ツタが絡まる素敵な建物の中には、映像などを楽しめるの展示スペースと蒸留所が併設されており、どなたでも無料で見学することが可能。もちろん、ツアーの最後には試飲もありますよ。蒸留所内で販売されているボトルタイプは、グルノーブル観光のお土産としてもおすすめです。

13.グランド・シャルトルーズ修道院博物館

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「グランド・シャルトルーズ修道院」は、カルトジオ会修道院の総本山です。1084年に俗世間から離れて祈る場所として、シャルトルーズ山に修道院を建設したのが始まりだと言われています。現在も修道士たちが実際に生活を営んでいる修道院ですが、残念ながら内部見学はできないので、修道士たちの生活について知りたい方は2kmほど離れたところにある博物館を訪れてみましょう。

修道院博物館には「グランド・シャルトルーズ修道院」に関する資料のほか、修道士たちの生活道具や修道士たちの生活を撮影したフィルム『大いなる沈黙』などが展示されています。『大いなる沈黙』は音楽もセリフもないドキュメンタリー映画で、この映画を見ればいかに修道士たちの生活が厳粛なものかを実感することができるでしょう。

14.シャムルーススキー場

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山岳都市グルノーブルは、1968年に第10回冬季オリンピックが開催された街です。それだけに、車で20~30分も行くとスキー場がたくさんあります。中でも特に近く広いゲレンデで人気なのが「シャムルーススキー場」。グルノーブル駅から直行バスが運行しているので、車がなくても気軽に訪れることができます。

冬になるとスキーを楽しむ人々で溢れかえるグルノーブルならでは。ここでは、スキーウェアを着込んで手ぶらでスキーに出かけるといったことも可能なんです。「シャムルーススキー場」にはさまざまなスキーコースがありますが、どれも広く雪質が非常に良いのが特徴。ゲレンデからはアルプスの山々の大パノラマを見渡せるので、そちらもあわせてお楽しみくださいね。

15.レ・ドュ・ザルプスキー場

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シャムルーススキー場とは異なる雰囲気で人気の「レ・ドュ・ザルプスキー場」。このスキー場の最大の魅力は、雪不足で他のスキー場がクローズしてしまってもここでだけは必ず滑れるというところです。グルノーブルからバスで気軽にアクセスできるにも関わらず、一番高い所にあるゲレンデはなんと標高約3,600m!それ故に常に積雪が保証されているのです。

富士山頂上に近いほどの高さありますが、斜面はなだらかでゲレンデがとても広いのが特徴。観光ついでの初心者でも安心して滑ることができます。また、山頂からは連なるアルプスのほかに雲海が見えることも。スキーオフシーズンの夏には、ハイキングコースを散策するのもおすすめですよ。

16.ユリアージュ温泉

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グルノーブル郊外のユリアージュ・レ・バンという街に「ユリアージュ温泉」があります。温泉といっても日本のように湯船につかる形ではなく、水着のままジェットバスやマッサージ、プールなどを利用するスパやリハビリセンターのような施設です。

このユリアージュの温泉水は、2千年以上も前から皮膚病の治療に良いとされており、現在も湯治のためにたくさんの観光客が訪れています。温泉水を使用した「ユリアージュ」というスキンケア商品は、フランス国内ではもちろんのこと、日本の薬局などでも販売されているのだとか。

温泉水の効果は世界的にも認められていて、かの有名なココ・シャネルもかつてこの温泉を訪れていました。観光で疲れた肌と体を癒すなら、「ユリアージュ温泉」に勝るものはないでしょう。スキンケア商品はお土産としても喜ばれますよ。

17.ヴェルコール地方自然公園

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ヨーロッパでも有数の深い峡谷と崖があるヴェルコール山地は、多様な動植物の生息地です。その環境を守るため、1970年には地方自然公園として指定されました。約186,000ヘクタールの広大な敷地には、北の山岳地帯から南の温暖な丘陵までが含まれており、自然のさまざまな景観を見ることができます。

グルノーブル観光で日程に余裕がある方は、観光案内所でハイキングマップを入手して山歩きを楽しんでみると良いですよ。車窓からは見ることのできなかった絶景に出会うことができるでしょう。ハイキングルートはしっかり整備されているので初心者でも安心。気軽に大自然とのふれあいを楽しんでみてください。

18.サンティレール・デュ・トゥベのケーブルカー

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グルノーブルから車で20分ほど行ったモンフォールという街に、シャルトルーズ山に登るケーブルカーがあります。1924年の建設以来、今日まで多くの観光客を運んだレトロなケーブルカーは、モンフォール村からサンティレール・デュ・トゥベ村までを約20分かけて登っていきます。

頂上にはケーブルカーの仕組みを学べる博物館やレストランがあり、絶景を眺めながら素敵な時間を過ごせるのが魅力。モンブランやヴェルコールの山々を望む大パノラマを楽しめます。ハイキングや川下りを楽しみたい方は、事前に観光案内所でハイキングマップを入手しておくと便利ですよ。

◎まとめ

アルプスの大自然と聞くと絶景やウィンタースポーツばかり想像しがちですが、グルノーブルには美術館や博物館、歴史スポット、お城などさまざまなジャンルの観光名所があります。ガイドブックや今回の記事では紹介されていないようなスポットもたくさんあるので、ぜひパリから足をのばしてグルノーブル観光を楽しんでみましょう。きっといつもとは違った素敵な旅になりますよ。

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