悲劇から復興した街バンダ・アチェで学ぼう!オススメ観光スポット5選

悲劇から復興した街バンダ・アチェで学ぼう!オススメ観光スポット5選

インドネシアのスマトラ島北端にあるバンダ・アチェ。アチェ州最大の都市であり、州都です。バンダ・アチェと言えば、2004年12月26日に起こったスマトラ島沖大地震の際に、巨大津波によって甚大な被害を受けた都市として、記憶に残っている方も多いのではないのでしょうか?

バンダ・アチェはその悲劇を乗り越えて、街は見事に復興しています。現在は観光事業に力を入れ、世界中から観光に訪れてもらおうと奮闘中です。あの日の悲劇から目をそらさず、後世に伝えようと前に向かって進んでいます。

今回はそんなバンダ・アチェの見逃せないオススメ観光スポットを、厳選して5ヶ所紹介します!

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悲劇から復興した街バンダ・アチェで学ぼう!オススメ観光スポット5選

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1:バイトゥラフマン・グランドモスク

バンダ・アチェはインドネシアの中でもイスラム教徒が多く、アジアにイスラム教が入ってきた経由地点です。バイトゥラフマン・グランドモスクは、バンダ・アチェの中心部にあるイスラム教の礼拝堂。東南アジアで一番美しいモスクと言われ、バンダ・アチェの街のシンボルとなっています。

真っ白い壁に、7つある黒いドームの屋根のコントラストが目を引く外観は、神聖な雰囲気を漂わせています。信者以外は建物の内部に入れませんが、外観を見るだけでも一見の価値がありますので、ぜひ立ち寄りましょう。

また、バイトゥラフマン・グランドモスクは、2004年の大地震を見事に耐え抜きました。そして、このモスクの上階に避難した人々の命を救いました。心の中で手を合わせたくなる観光スポットです。

2:アチェ津波博物館

バンダ・アチェ観光は、ここに来ずにして語れません。それがアチェ津波博物館です。壊滅的な被害をもたらしたスマトラ島沖大地震を忘れずに後世へ伝えるために、2009年に建てられました。今やバンダ・アチェ一番の観光スポット。バンダ・アチェに起こった出来事を知ろうと、博物館を訪れる観光客が後を絶ちません。

こちらの博物館の名前には、今は世界共通語となっている「Tsunami」という言葉がそのまま使われています。館内では、津波被害の前後の状況が分かる写真やジオラマなどが展示され、津波の恐ろしさと復興までの道のりが学べるようになっています。津波の被害に遭ったヘリコプターの残骸や当時の街の状況が分かる映像などから、被害の凄さを実感するでしょう。

2016年4月には、インドネシアと共に地震大国である日本のコーナーも開設されています。他人事ではない地震や津波について、バンダ・アチェで学んでみませんか?

3:PLTD Apung1

バンダ・アチェでは、大地震の出来事を風化させず世界や若い世代に伝えていこうと、津波の被害に遭った場所や残骸をそのまま残し、観光スポットにしています。「PLTD Agung1」もそのひとつで、大型ディーゼル発電船の名前が由来です。地震当時港につながれていたこの発電船は、津波によって5キロメートル先の市街地まで流されて来ました。

長さが63メートル、重さが2600トンもある大型船が街に残っている風景は、津波の威力の凄さを物語っています。現在はバンダ・アチェの有名な観光スポットとなり、多くの観光客が訪れています。船の中は、ちょっとした博物館になっていて中に入れます。ぜひ一度訪れてみませんか?

4:家に乗り上げた船

先ほど紹介した大型船のように、津波の際に民家の屋根の上に乗り上げた船がそのまま残されたものもあります。インドネシア語で現地では、「Kapal di atas rumah Lamplo」と呼ばれそのまま観光地の名前になっています。

この乗り上げた漁船は長さ25メートル、重さが2トンもあり、海岸から津波によって1キロメートルほど流されました。津波の際は56名の住民がこの船に避難をし、命が救われたという話も残っています。人命を救ったこの船は津波の記念碑となっており、多くの観光客が訪れるバンダ・アチェの観光スポットです。

これらの観光スポットは、バンダ・アチェの市政府が管理しています。入場料は無料ですが、心づけを入れる箱が設置されていますので、ほんの少しの気持ちを寄付しませんか?

5:ランプウ海岸

バンダ・アチェにも美しいビーチがたくさんあります。バンダ・アチェ郊外にあるランプウ海岸は、白い砂浜から見えるパノラマの景色が美しいビーチリゾート。ランプウ海岸も津波で壊滅的な被害を受けましたが、現在は賑わいを取り戻し、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。 

ランプウ海岸は今も昔も地元の人の憩いの場。周辺にはレストランが立ち並び、近くには公園もあるので、夕暮れ時には多くの人で賑わいます。特にサンセットは絶景なので、ランプウ海岸に来たら絶対に見逃せません。

市内から車で約20分の距離ですので、少し足を延ばして夕陽を見ながらディナーを楽しんではいかがですか?

◎まとめ 

津波の被害から復興を果たしたバンダ・アチェ。街には活気が戻り、地元の人々も笑顔を取り戻しています。実はバンダ・アチェは、インドネシアでも指折りのコーヒーの産地!街の至る所にカフェが立ち並び、大勢の人で賑わっています。ぜひカフェでコーヒーブレイクを。そしてパンダ・アチェに一度足を運びましょう!

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