フランスとドイツのいいとこ取り!ストラスブール観光の魅力5選

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フランスとドイツのいいとこ取り!ストラスブール観光の魅力5選

ストラスブール大聖堂やプティット=フランス地区など、魅力あふれる観光スポットが点在する街ストラスブール。フランス東端のアルザス地方に位置し、パリからは約2時間半とアクセスも便利です。アルザス地方は、かつてフランスとドイツが何度も奪い合いを続けたという複雑な歴史を歩んだ地域。しかし現在は、欧州連合(EU)のさまざまな行政機関が集まるなど、モダンな都市へと変貌を遂げつつあります。今回は、そんなストラスブールの見どころを厳選して5ヶ所ご紹介していきます。

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フランスとドイツのいいとこ取り!ストラスブール観光の魅力5選

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1.ストラスブール大聖堂

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ストラスブールのシンボルでもある「ストラスブール大聖堂」は、世界遺産に登録されているストラスブール旧市街の中心部に位置します。1176年から250年以上もの歳月をかけて建設された大聖堂で、塔の高さは驚きの142m。細部にまで施された彫刻には感動すら覚えます。

「ストラスブール大聖堂」の最大の特徴は、赤茶色の外観をしていること。これは、近くにあるヴォージュ山脈から切り出した赤茶色の砂岩からできていることによるものなのだとか。もう1つの特徴は、通常左右に2つあるはずの尖塔が1つしかないこと。当初の計画では2つ建てる予定でしたが、幾度となく計画が変更され、とうとう2つ目の塔が建てられることはなかったそうです。

もちろん内部にもたくさんの見どころがありますよ。ステンドグラスが施されたバラ窓やパイプオルガン、「カナの婚宴」のタペストリーなどどれも見逃せませんが、注目は世界最大規模を誇る天文時計!毎日12:30になると人形が動き出す仕組みになっており、その姿を一目見ようと集まる観光客で賑わっています。

2.ストラスブール歴史博物館

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フランスとドイツの間を何度も行き来したという、悲しい歴史を持つ都市ストラスブール。そんなストラスブールの歴史を学ぶなら「ストラスブール歴史博物館」がおすすめです。この場所は、1587年の建設当初は食肉加工所として利用されていましたが、1920年に歴史博物館として生まれ変わりました。

館内で一際目を引くのが中世の甲冑。ストラスブールの中心地「オム・ド・フェール(鉄の男の意)」の名が甲冑を付けた人形に由来するだけに、これはぜひ一度見ておきたいですね。兜やつぶてなども一緒に展示されており、兜は実際にかぶってみることもできるのでぜひ記念撮影に利用してみましょう。

他にも、ストラスブールの街を600分の1のサイズで再現した模型や17世紀頃に使用されていた武器、硬貨、衣服など見どころたっぷりの「ストラスブール歴史博物館」。ストラスブール観光の出発地点として訪れるのに最適ですよ。

3.プティット=フランス

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15世紀に建てられた木造建築の家が並ぶエリア「プティット=フランス」。元々はなめし革職人や漁師の居住地区だったところで、今ではストラスブールを代表する景観観光スポットとなっています。カフェやレストランも多く、古い街並みを眺めながらのんびり過ごしたい方にはおすすめです。

「プティット=フランス(フランス的なの意)」とはいうものの、どちらかというとドイツの田舎町の雰囲気が漂うこのエリア。いかにもドイツらしい木組みの家がとても可愛らしく、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような錯覚さえ覚えます。

一方で、イル川に囲まれた「プティット=フランス」では、かつてライン川に注ぐイル川の水運で栄えたストラスブールの歴史を垣間見ることができますよ。地区内には、高さが異なる水路を船が往来するための閘門が設けられていて、水路を走る水上バスに乗れば間近でその景色を楽しめちゃいます。

4.アルザス博物館

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アルザス地方に住む人々の生活について学べる「アルザス博物館」。館内には、アルザス伝統の家具や衣類、生活用品などが展示されています。18世紀のアルザスの屋敷を忠実に再現した部屋や、細部にまでこだわったドールハウス、女性が身につけるヘッドギアなど見どころが目白押し。ドイツとフランスの文化が絶妙に入り混じったアルザス地方の暮らしを、ぜひこの機会に覗いてみましょう。

5.オランジュリー公園

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ストラスブールの中でも、欧州議会や欧州評議会、欧州人権裁判所などEUの重要機関が建ち並ぶオランジュリー地区。その一画に広がる「オランジュリー公園」では、ストラスブールのシンボルでもあるコウノトリを見ることができます。

広大な園内には動物園から高級レストランまで様々な施設が備えられており、じっくり歩いて観光しているとあっという間に一日を費やしてしまうかも。EUセンター自体もストラスブール観光の大きな見どころですので、ゆっくり時間をとって水上バスかライトレールで見て周るのがおすすめです。

◎まとめ

深く複雑な歴史を乗り越え、フランスを代表する観光都市へと発展したストラスブール。両国の文化の良いところを織り交ぜた街並みは、世界遺産に指定されるのも納得の美しさです。観光スポットが充実している一方で、ストラスブールには美味しいグルメもたくさんありますよ。高級食材として有名なフォアグラは、ここストラスブールで考案されたメニューの一つ。他にも酢漬けのキャベツと豚肉の相性抜群の「シュークルット」や「ブレッツェル」など、お馴染みのグルメが揃っています。独仏文化のクロスオーバーを感じられるストラスブールへ、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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