フランスの海の要衝、地中海の風香るトゥーロンの観光スポット

画像出典:SergiyN

フランスの海の要衝、地中海の風香るトゥーロンの観光スポット

トゥーロンはフランスの南東部、プロヴァンスと呼ばれる地域のヴァール県の県庁所在地です。地中海に面していて、フランス海軍の軍港があることでも知られ、パリのリヨン駅からはTGVで約4時間、マルセイユからは車で1時間程度で行くことができます。ヨットハーバーやコルシカ島などへの定期船の出港地でもあり、海風が爽やかな中でのんびりと観光ができますよ。朝のマルシェと呼ばれる市場も賑わいがあるのでお散歩にも最適です。今回はそんなトゥーロンの観光スポットをご紹介します。

目次

フランスの海の要衝、地中海の風香るトゥーロンの観光スポット

1.国立海洋博物館

出典: Michael Davies

トゥーロンは南仏ののんびりとした陽気な雰囲気の街ですが、やはり海軍の町ということで軍事関係の観光スポットもあります。国立海洋博物館は元々兵器工場だった所で、船や海軍にまつわる模型、絵画などを展示しています。

大小さまざまな船の模型のほか、大砲や武器、時計、鐘など戦艦に関するものまでかなり充実した展示が揃っていて、観光していてかなり見応えがあります。第二次世界大戦の戦闘の様子、フランス海軍の歴史など盛りだくさんです。ルイ 14世の時代に要塞の設計に携わった、セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバンに関する展示や復元した刑務所の病棟の展示もあります。

2.モン・ファロン

出典: Larry Koester

トゥーロンの風景を楽しめる観光スポットとして人気があるモン・ファロン。山頂まではケーブルカーで行くことができ、山頂から眺めるトゥーロンの町並みは絶景です。人々の住んでいる町や港、天気が良ければ離島まで見渡せるんですよ。

素晴らしい景色の他にも、山頂には見どころがたくさん。その一つがモン・ファロン動物園です。ライオンやトラなどの猛獣系のほか、サルにも会えますよ。大型の動物が多めです。また、連合国軍上陸記念館には第二次世界大戦の資料や戦車、砲弾などが展示されていて、ナチス軍からフランス南部を奪還するために上陸した連合国軍の資料を見学することができます。

3.トゥーロン港

トゥーロンと言えば港町。トゥーロン駅から歩いて10分ほどで、クロンスタッド埠頭に出ます。トゥーロン港は軍港、商用の港、ヨット・ハーバーとして利用されているので、いろんな種類の船が並んでいて面白いですよ。近くには兵器庫の時計塔もあるので、軍港の雰囲気を味いながら観光してみてくださいね。

王政時代には海軍の基地だっただけに、トゥーロンは今でもフランス海軍にとって重要な軍港となっています。大型の艦船や、まれに空母が入港していることもありますが、その大きさに圧倒されるでしょう。コルシカ島などへの遊覧船やクルーザー、ヨットも並んでいるので、民間の船はなんだかのんびりしていてほっとするかもしれません。埠頭にはレストランやカフェもあるのでトゥーロン港から海を眺めながら観光の一休みもいいですね。

4.ロワイヤル塔

トゥーロンの港を扼する岬の先端に、円筒形の石造の建物が見えます。ロワイヤル塔と呼ばれる要塞の跡で、トゥーロン港防衛のために1524年に建造されました。1798年には、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌが、この塔の上からエジプトへ向かうナポレオン艦隊を見送ったそうです。モン・ファロンとはまた違った角度から地中海とトゥーロンの港の風景を眺められる観光名所となっています。なお、ロワイヤル塔は7月1日から10月31日までの水・土・日曜日のみ一般公開されているので、訪れる際は日程に注意してくださいね。

◎まとめ

港町トゥーロンの観光スポットをご紹介しました。トゥーロン港は海軍の緊張感のある雰囲気と、オープンテラスのレストランやカフェののんびりとした雰囲気が両立していて、いつまでいても飽きません。港のほかにも、サナリ・シュール・メールにあるビーチもよく整備されていて、観光客やフランス人の夏期休暇に人気です。海好きにはたまらない観光地トゥーロンで、地中海の風に吹かれながら非日常のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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