今注目の都市!アディスアベバでおすすめの観光スポット10選!

画像出典:Lingbeek

今注目の都市!アディスアベバでおすすめの観光スポット10選!

東アフリカの内陸国エチオピアの首都であるアディスアベバ。最近じわじわと旅人の間で人気が高まっている観光地です。それもそのはず、2015年よりアフリカ大陸で唯一アディスアベバを本拠地とするエチオピア航空が成田から香港経由にて定期航空便を就航している都市なのです。まさにアフリカ観光の玄関口となっているのがアディスアベバなんですよ。

公用語であるアムハラ語で「新しい花」という意味のアディスアベバ。標高2300m~2500mの高地にある世界で3番目に標高が高い都市で、年間を通して涼しい常春型の気候なので過ごしやすく観光にももってこいなのです。その名前の意味する通りアディスアベバの街には草花が多く、一般家庭でも花がたくさん植えられているようです。

敬虔なエチオピア正教会が国民の半数以上を占め、宗教施設や歴史的・文化的な施設が数多く存在するこの国の首都ならではの観光地が盛りだくさん。その中でも今回はアディスアベバの選りすぐりの観光スポットをご紹介します。

目次

今注目の都市!アディスアベバでおすすめの観光スポット10選!

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1. ホーリー・トリニティー大聖堂

出典: A.Davey

ホーリー・トリニティー大聖堂は、アディスアベバにあるエチオピアでもっとも大きいといわれる教会。アディスアベバではマストで訪れるべき観光名所のひとつです。

この国では独自に発展した「オーソドックス」と言われるエチオピア正教会が広く布教しており、アディスアベバを訪れるならオーソドックスのことをちょっとでも知っておけば観光で訪れた人でも現地の人との距離がぐっと近くなります。

この教会はイタリアの占領から解放されたのを記念とされてエチオピア帝国最後の皇帝ハイレ・セラシエ1世により建造され、現在でも皇帝夫妻の棺が安置されているのでアディスアベバの人たちからは「セラシエ教会」という名で親しまれています。

教会を囲むように立っている聖人や天使の石像に加え、アダムとイヴやモーゼ、ノアの方舟など聖書での有名なシーンが描かれたステンドグラスが美しく、観光の目玉となっています。

2. アディスアベバ大学民俗学博物館

出典: Insights Unspoken

アディスアベバ大学の構内にある博物館で、その名の通りエチオピアの民族風習がわかる衣装や絵画、楽器などが展示されています。もともとはラスタファリ運動の由来として有名な皇帝ハイレ・セラシエが1953年まで住んでいた宮殿があった土地で「ハイレ・スラシエの間」では皇帝が使用していたベッドやバスルームがそのまま展示されている見所いっぱいの観光スポットです。

アムハラ族、オロモ族などの主要な民族以外に数多くの少数民族がいるエチオピア。中でもインパクト大なのは下唇に大きなお皿をはめたムルシ族。その昔奴隷として売られることがないように始まった風習で、現在アディスアベバでも観光客を相手に有料で写真撮影をする出稼ぎのムルシ族の姿を目にすることができます。

民族の伝統文化やかつての宮殿の調度品を見ることができるアディスアベバで人気の観光スポットです。

3. エチオピア国立博物館

出典: David Stanley

アディスアベバ市内にある国立博物館で、1974年に発見された350万年前の最古の人類と言われるアウストラロピテクス「ルーシー」のレプリカが展示の目玉となって観光客の注目を集めています。全身の40%ほどの骨がまとまって見るかるのは大変貴重で、レプリカとはいえアディスアベバの観光では観るべき名物のひとつです。

その他にも民族に関する資料や皇帝ハイレ・セラシエに関する王室ゆかりの品や、かつての王国「アクスム」の発掘品などの展示が充実しており、首都アディスアベバならではの規模の大きな博物館となっています。

館内は英語表記で展示説明がされていますが、もっと深く理解したい方は現地の観光客向けガイドツアーに参加するのをおすすめします。

4. レッドテラーマーターズメモリアルミュージアム

出典: Adam Jones

建設ラッシュに湧くアディスアベバの発展からは想像もつかない軍事社会主義時代の悲惨な歴史を物語る資料が展示されたミュージアム。1977年にクーデターを成功させたメンギスツ・ハイレ・マリアムによる虐殺など目を覆いたくなるような資料が展示されています。

観光としては少々重苦しいものがあるかもしれませんが、実際にこの地に起こった史実を今に伝える施設でこの首都アディスアベバのみならずエチオピアという国を理解する上では重要な場所です。

私たち日本の観光客からすると自由の尊さを知ることができ、またこのアディスアベバの街をより深く知ることができる観光スポットです。

5. エントット山

出典: Philip Kromer

19世紀末ショワ 州の王様だったメネリック2世によりこのエントット山の麓に首都アディスアベバを築き、途中遷都が行われたこともありましたが再びエチオピアの首都となり繁栄し続けてきたアディスアベバの街を一望できる市内でも人気の観光スポットです。

標高が3200mあるこの山にはメネリク2世が植林したユーカリが広がっており、自然公園として観光地としてだけでなく、アディスアベバの人々の憩いの場ともなっています。

また美しい石造りが魅力のエントットマリアム教会もメネリック2世により建立され教会の裏にはかつての宮殿もあります。そこから車で10分ほどの距離にはエントットウラグエル教会という城壁が美しい教会も絶景が見られる観光名所となっています。

6. マルカート市場

出典: Dave Proffer

アディスアベバにある東アフリカ最大と言われる市場で、現地の人の生活に根ざした商品を取り扱うお店が建ち並ぶ広大なマーケット。かつて占領されていたイタリアの言葉「メルカート(市場)」から名付けられました。人とロバが多く行き交い、一説によるとエチオピアにあるキャッシュの60%がここアディスアベバのマルカート市場に集まり、エチオピア国内で手に入れられるものが全て揃うとも言われています。

衣食住全てのものが揃い、地方からも訪れる人がやまない市場なのでとにかく人・人・人!人の多さと施設の広大さが見所の一つでもあります。アディスアベバ郊外を観光するツアーのついでに車窓から観光という方も多いですが、ぜひその足で行ってみるのがおすすめ。ただし、市場巡りする時にはスリなどに十分気をつけて観光してくださいね。

7. 聖ギオギルス大聖堂

出典: Dave Proffer

お土産を買う観光客で賑わうアディスアベバの繁華街ピアッサ地区にあり、イタリアとの戦勝を記念して1896年にメネリック2世により建立された正八角形の形がとっても美しい石造りの教会。エチオピアでも有名なアフェワルク・タクレという画家が描いた絵画が見所の観光名所となっています。

また聖堂内に博物館もあり、十字架や司祭服などエチオピア正教会にまつわる貴重な品々が展示されています。エチオピアには敬虔なクリスチャンが多く、こちらもアディスアベバをはじめとるする人々が祈りを捧げる神聖な場所です。

アディスアベバの中でも有名な観光スポットではありますが、ミサの時には信者の方々の迷惑にならないよう心がけましょう。

8. グランド・アンワル・モスク

アディスアベバの巨大市場「マルカート市場」の近くにあるエチオピア最大のモスク。エチオピアにいるとキリスト教とイスラム教が「兄弟」といわれる所以をそこかしこに感じることができます。もともとはイスラムに追われて、この地にやってきた中東系民族がもととなりエチオピア正教会が広く布教していますが、アフリカのほとんどの国はムスリムが多く存在しています。またクリスチャンであるエチオピア正教徒にも我々がしるようなムスリムと同様のファスティング(断食)があります。

アディスアベバのムスリムが集まるこのモスクは、建造物としての魅力が観光客たちをも引きつけていて、その赤茶色の色合いや形状などが可愛らしいと言われています。アディスアベバの中心地にある観光スポットなので、ガイドつきの市内観光ツアーに組み込まれていることもあるので詳しい説明も合わせて聞きたい方はツアーの参加をお勧めします。

9. マスカル広場

多くの観光客が利用するエチオピア各地への長距離バスなどの発着場でもあり、コンサートなどのイベントでも使われるアディスアベバ中心にある広場。毎年9月にはエチオピア正教会の2大祭の一つである「マスカル祭」が執り行われるアディスアベバ市民の憩いの場です。

日頃はサッカーをする子供たちや、高地トレーニングとしてアディスアベバを選ぶランナー達が訪れる練習場でもあり、観光でアディスアベバを訪れた人々でも気軽に訪れることができるみんなのための広場。ただしイベントをやっている時はスリなどに十分注意して楽しい観光をしてくださいね!

10. アダディ・マリアム

出典: David Plotzki

アディスアベバ近郊にあるラリベラ王が12〜13世紀ごろ作ったと言われる石窟教会で、ラリベラの岩窟教会と並び一枚岩をくり抜いて建造されています。アディスアベバからは車で約2時間ほどなので日帰り観光をすることも可能です。

現在でも信者が絶えず訪れていて、その荘厳な佇まいはまさに圧巻。信者でなくとも観光で訪れる人も増えているスポットなので、挨拶をし靴を脱いで見学しましょう。普段イメージする教会とはまた違った雰囲気で、アディスアベバからも程近いのでラリベラの岩窟教会まで見て回ることがなできない人にお勧めの観光スポットです。

自然を活かして作られた教会は他の国ではなかなか見れない貴重な建造物でもあります。

◎まとめ

エチオピアの首都アディスアベバのおすすめ観光スポットを10選はいかがでしたか?

今もなお建設ラッシュで開発が進む街なので、これからもどんどん観光名所が増えていくと思います。政府機関や宗教施設が集まる首都なので、アディスアベバでの観光では撮影の際に許可されたエリアか確認しましょうね。

初めてアフリカに訪れる観光客の方でもアディスアベバは訪れやすい都市の一つ。明るく陽気なアディスアベバの人たちとのコミュニケーションも旅を楽しくする大事なスパイス。たいていのところで英語は通じますが、感謝の意を伝える際にはぜひ公用語のアムハラ語で「アムセッグナッロ」と言えばきっと相手の見る目が変わることでしょう!現地の方との距離がグッと縮まること間違いなしです。

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