世界遺産の王宮群が見逃せない!トリノの人気観光スポット15選。

出典:Ladiras

2006年に冬季オリンピックが開催されたことで、日本でも知られるようになったトリノ。トリノはミラノに次ぐイタリア第2の工業都市ですが、周辺の町も含め世界遺産に認定されている史跡は20以上にものぼる、歴史のある街として知られています。特にサヴォイア王国の王宮群は、見どころのある観光スポット。

また、世界三大博物館のひとつエジプト博物館や、世界でも有名な博物館のひとつトリノ自動車博物館など、博物館めぐりも魅力的。そんなトリノの人気観光スポットをご紹介します。

1.サヴォイア王家の王宮

出典:commons.wikimedia.org

トリノは16世紀、サヴォイア王国の首都として定められました。サヴォイア家は都市計画に基づいた華麗な都市を築き、現在その王宮群は世界遺産に登録されています。

王宮はカステッロ広場に面して建っています。1584年から建設が始まり、建物が完成したのは18世紀。長い年月をかけて建てられたトリノの王宮は、ネオクラシック様式からバロック様式、ロココ様式など時代を反映する建築様式を見ることができます。

栄華を極めたサヴォイア家の王宮は内装や調度品の豪華さにも目を引くものがあり、トリノでは必見の観光スポットです。

2.マダマ宮殿

出典:kasto

マダマ宮殿はカステッロ広場に面して建つ宮殿で、こちらもトリノの人気観光スポット。元々は古代ローマ時代の建築物だったものを中世時代は要塞に改築しました。さらに1400年代には城として、16世紀後半からは宮殿として利用されています。

サヴォイア王国時代には王族の妃たちの宮殿として使われ、豪華な内装はトリノ観光の外せない見どころ。外には庭もあり、実際に城の周りを歩くこともできますよ。

内部には、「市立アンティーク美術館 il Museo Civico di Arte Antica」があり、中世時代から18世紀までの貴重な美術・装飾品が展示されています。

3.国立映画博物館とモーレ・アントネッリアーナ

出典:it.wikipedia.org

トリノのシンボル、ラ・モーレの塔。正式にはモーレ・アントネッリアーナといい、1878年に建築された時はヨーロッパ一高い建物でした。1961年のイタリア統一100周年の際に展望台が設置され、塔の上まで登ることができるようになりました。今やトリノの街を一望できる、観光客にも人気のスポット。

2000年には塔の内部に国立映画博物館が引越して来て、さらに見ごたえのある観光スポットとなりました。映画の歴史、俳優たちやその衣装、セットのデザインや台詞・製作スタジオ・映画の監督・脚本・映画館に関する資料が展示され、映画ファンなら見逃せません。トリノをお訪れた際にはせひ見学してくださいね。

4.エジプト博物館

出典:it.wikipedia.org

1824年に創設されたトリノのエジプト博物館。カイロ、ロンドンに次ぐ世界3大エジプト博物館のひとつで、所蔵品の数は大英博物館やルーブル美術館よりも多いです。

またコレクションの数だけではなく、質の高さでも知られています。特に日本でも公開された『トトメス3世のシリア遠征パピルス』に代表されるヒエログリフの書簡、悲劇の少年王ツタンカーメンや、強大な権力を誇ったラムセス2世のコレクションは有名。

博物館は地下一階から二階まで3フロアに分かれ、ミイラや埋蔵品、彫刻、神殿など見るものを圧倒しますよ。

5.聖骸布博物館

出典:Jim Linwood

ドゥオーモ(サン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂)に安置されているキリストの亡骸を包んだとされる聖骸布に関する品々を展示している博物館で、トリノの人気観光スポットのひとつ。

内部はサヴォイア家の礼拝堂、聖骸布の写真展示、博物館の3エリアに分かれています。礼拝堂では、長い間サヴォイア家が所有していた聖骸布のレプリカを見ることができますよ。聖骸布は数百年の年月を経て色あせた布であるため、よく分からない部分が多いのですが、1898年にセコンド・ピア氏が写真撮影に成功し、肉眼では見えにくい人物像の細部までが明らかになりました。その写真を展示室で見ることができます。

聖骸布の真偽は分かりませんが、ここはトリノ市民だけではなく世界中のキリスト教信者の聖地になっています。ぜひ観光に訪れてみてください。

6.トリノ自動車博物館

出典:commons.wikimedia.org

トリノ自動車博物館は、世界で最も有名な博物館のひとつ。車が好きな方にははずせない、トリノの人気観光スポットです。フィアットの共同設立者によって1932年にオープン。イタリア統一の150周年にあたる、2011年3月にリニューアルオープンしました。

館内は30のテーマに分かれ、200台を超す車が展示されています。特に歴代レーシングカーのコーナーは圧巻。コースを模した展示台の上に、イタリアンレッドの歴代レーシングカーが並ぶ様子は、車ファンなら忘れられない光景になると思います。

そのほか、クラッシクカーやジオラマなどとても魅力的な展示が続きます。車好きではなくても、トリノを始めとするイタリアの歴史を垣間見ることができますよ。

7.カリニャーノ宮殿

出典:claudiodivizia

カリニャーノ宮殿はトリノの中心部にあり、イタリア初代国王のヴィットリオ・エマヌエーレ2世が生まれた宮殿です。世界文化遺産に登録されている、トリノの人気の観光スポット。サヴォイア家の宮殿として利用された後は国会議事堂として使われ、イタリア統一後の初の国会はトリノのこの宮殿で召集されました。

サヴォイア家の建物の中でもひときわ豪華で荘厳な宮殿。西側(表)は赤身を帯びた色調と曲線を描いたサファード、東側(裏)は白亜のサファードと2つの顔を持ち、観光客を魅了しています。展示室が約27室あり、フランス革命から第一次世界大戦に至るまでのトリノやイタリアの歴史資料が展示されています。

8.レアリ庭園

出典:commons.wikimedia.org

レアリ庭園はトリノ王宮の背後にある、人気の観光スポットです。ベルサイユ宮殿の庭園を手がけた設計士によるもので、幾何学的に整えられた伝統的なフランス様式の庭園。サヴォイア王家の威光を今に伝えるシンボルとして、多くの観光客が訪れています。

見どころはマルティネス作のトリトンの噴水の彫像。ここは観光客の撮影スポットにもなっていますよ。庭園は上下に分かれていて、上からの眺めは最高です。庭園は17世紀の面影を残していて、トリノ観光にぴったり。

トリノの人々にとっても憩いの場で、フェスティバルやアマチュアのサッカー試合なども行われています。ぜひ観光に訪れてくださいね。

9.サン ロレンツォ教会

出典:commons.wikimedia.org

トリノで最も美しい教会と言われている、サン ロレンツォ教会。グアリーノ・グアリーニの設計で1666年に建てられました。ヨーロッパのバロック建築の最高傑作の一つに数えられています。

サン ロレンツォ教会は王宮前のリアーレ広場に位置しており、マダマ宮殿や王宮のすぐそばにあります。見どころはクーポラ。クーポラ周りのスタッコ彫刻は、フランチェスコ・ビアンキ(イシドーロ・ビアンキの息子)の作品です。ジョヴァンニ・ドメニコ・カルローネの『磔刑を嘆く聖人たち』も見ることができますよ。

10.サン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂

サン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂は、聖骸布(キリストの処刑後に体を包んだ布)で有名なトリノのカトリック教会で、人気の観光スポット。元々は初期キリスト教時代に創建された教会で、現在建てられているのは1498年に造られたものです。

現在、聖骸布は大祭壇上におかれたケースの中に保存されていて、非公開。近年のDNA鑑定の結果、13世紀頃の布とわかり偽物とされましたが、観光客やカトリック信者の訪問が絶えません。ドゥオーモの左側身廊には、原寸大の聖骸布の写真画像が展示されているので、観光に訪れた際にはご覧ください。

聖堂内に飾られている絵画も目を見張るものがあり、トリノでは必見の観光スポットです。ぜひ訪れてみてくださいね。

11.カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館

出典:commons.wikimedia.org

カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館は、サヴォイア家の城だったリヴォリ城を改築したもので、トリノのおすすめ観光地。トリノから西へ約10㎞ほどのところにあります。長い間、荒れたままでしたが20世紀半ばに修復されました。

入口を入ると左右に2つの建物があり、左側はサヴォイア家の居城で右側はギャラリーとなっています。内部はサヴォイア家公爵の居城だった面影を残していて、高い天井や大理石の床、フレスコ画が掛かる壁など、美しく豪華な空間。ギャラリーには彫刻や立体造形、写真など様々な表現の現代アートが展示されていて、おすすめの観光スポットです。

12.モンカリエーリ城

出典:it.wikipedia.org

モンカリエーリ城は、トリノの隣町モンカリエーリにあります。モンカリエーリは13世紀以後はサヴォイア家の支配下に入り、トリノの美しい部分だけをコンパクトにまとめたような街。

18世紀にサヴォイア家が夏の別荘として愛用していたモンカリエーリ城は、サヴォイア王家の王宮群の一つとして世界遺産に登録されています。2008年におきた火災の修復中で、現在は公開されていませんが、宮殿が建つバーデン・バーデン広場の丘からヨーロッパアルプスの山々を眺めることができます。

市内にはおしゃれなブティックやセレクトショップ、雑貨屋などが並んでいて、散策にもおすすめ。トリノからの日帰り旅行として、ぜひ観光に訪れてみてくださいね。

13.ストゥピニージ宮殿

出典:it.wikipedia.org

ストゥピニージ宮殿は、トリノ郊外にある観光スポット。1729年にサヴォイア王のヴィットリオ・アメーデオ2世のために建築された狩猟用の別荘で、バロック様式の優雅な建物です。

前庭を包み込むように建物が配置されていて、中央のドーム状の屋根上には狩猟の宮殿らしく鹿の姿が飾られています。観光スポットとして一般公開されているので、音声ガイドを借りて見学することもできます。部屋は天井画やと立派なシャンデリア状のろうそく立てで飾られていてとても豪華。『中国の間』は、東洋の風景や人物たちが描かれて、興味深い観光スポットとなっています。

トリノ中心部からやや離れているため、観光客も少なく、ゆっくりと見て回れますよ。

14.ヴェナリア宮殿

出典:claudiodivizia

ヴェナリア宮殿はサヴォイア家の王宮群の一つで、トリノ市内からバスで30分ぐらいのところにあります。世界遺産にも登録されている、トリノのおすすめ観光スポット。

ヴェルサイユ宮殿をモデルに造られた美しい宮殿と広大な庭園は、トリノ観光では必見です。17世紀後半、建築家のアメデオ・カステッラモンテによって造られました。荒れ放題だった宮殿は、2007年に修復され観光スポットとして一般公開されています。

観光の最大の見所は、『ディアーナのガッレリア(回廊)』。白亜の回廊は息を飲むような美しさです。また、聖ウベルト礼拝堂も神秘的な輝きを見せています。整備された庭園も大変美しいので、ぜひ見学してみてくださいね。最近では観光スポットとしてだけでなく、絵画展やコンサートなどの文化イベントも多く開催されていて注目を集めています。

15.スペルガ聖堂

出典:commons.wikimedia.org

トリノ郊外の丘の上に立つ、スペルガ聖堂。こちらもサヴォイア王家の王宮群の一つとして世界遺産に登録されています。1706年のトリノの戦いで、フランスに対するサヴォイア王家の勝利を記念して建立されたものです。

内部は彫刻や織物で装飾され、複数の礼拝堂があります。クーポラの周りやアーチ部分の装飾アリアの受胎告知など、聖堂内を張り巡らした彫刻は必見。ドーム型の天井は高さ75mあり、装飾も見事です。地下には歴代王の墓が置かれていて、観光客も見ることができますよ。

またクーポラにも登ることができ、晴れた日には眼下にトリノの街並みを見られます。ぜひ観光に訪れてみてくださいね。

◎まとめ

トリノの人気観光スポットをご紹介しました。トリノは歴史ある街で、ここでご紹介した他にもたくさんの見どころがあります。世界遺産も多いので、ゆっくりと遺跡めぐりを楽しんでくださいね。

特にサヴォイア王国の王宮群は世界遺産に登録されていて、豪華絢爛な宮殿や王宮は必見の観光スポット。博物館や教会、城なども見ごたえがありますよ。また街にはカフェも多く、イタリアのグルメも楽しみですね。楽しい旅になりますように!


国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

トリノでおすすめの記事

トリノのアクセスランキング