セブ島からも近い！フィリピンを堪能できるイロイロの観光スポット9選

イロイロはフィリピンの中部、ビサヤ諸島にあるパナイ島の南岸にある町です。人気観光地のセブ島からだと陸路＆海路で10時間程かかりますが、飛行機ならたったの1時間弱で行くことができるとあって、ここ数年観光客が増えています。私たちがスーパーでよく目にするフィリピン産バナナなどはイロイロが国外輸出拠点のひとつとされており、農業をはじめとする産業が町の経済を支えています。

近年観光業が伸びているのは、美しいビーチや教会、歴史的建造物などが多くあるから。今回はそんなセブ島から足を延ばせる町、イロイロが堪能できる観光スポットを紹介します。

1.Nelly‘s Garden （ネリーズ・ガーデン）

イロイロ市内にある「Nelly＇s Garden」は、港の近くにあるアクセスが便利な観光スポットです。美しい西洋風の素晴らしい庭園で、ここで結婚式を挙げる人も多くいます。古くからある洋式建築物で、まるでヨーロッパにいるかのような感覚になれるのがポイントです。同時に敷地内に広がる芝生を歩いていると散歩中の羊を見ることができ、美しくものどかな空気が流れています。

観光で訪れる際は予約制なので忘れずに。綺麗な写真が撮れるロケーションなので、カメラも忘れずに持っていきましょう！

2.Agho Island （アグホ島）

アグホ島はイロイロ市から少し離れた場所にある無人島。イロイロ市の北東にある町、コンセプチオンの観光局でアイランドホッピングツアーに申し込むと楽に行くことができます。海流の流れにもよりますが、コンセプチオンからボートに乗り約1時間で到着です。

ここでは美しいターコイズ色の海と白い砂浜に出会えます。静かな無人島なので、観光リゾートのビーチとは違った開放感を味わうことができますよ。浜辺では綺麗な貝殻を拾ったり、珊瑚を見たりすることができます。楽園のような時間を過ごすことができる観光スポットです。

繁華街から離れた場所にあるので、行く場合はイロイロ市内で飲食物などを購入してから行きましょう。イロイロ周辺エリアならではのスポットなので、近くまで来た際は観光に訪れてみてください。

3.Miagao Church （ミアガオ教会）

ミアガオ教会はイロイロ市内から西南部の方へ車で1時間程のところにあります。フィリピンにはたくさんの教会がありますが、ミアガオ教会はまるでお城のようだと評判です。バロックロマネスク建築様式の建物で世界遺産にも選ばれています。壁面に描かれている彫刻が美しく、時間を忘れて見入ってしまうくらいです。

世界遺産ということもあり是非観光に訪れてもらいたいスポットですが、土日は家族連れでお祈りに来る人が多いため周辺の道が渋滞することもあります。スムーズに観光したい方は時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。

4.Smallville Complex（スモールヴィレコンプレックス）

スモールヴィレコンプレックスはイロイロ市内ある夜の歓楽スポット。観光客向けのレストラン、パブ、クラブ、コンビニやホテルがあり、イロイロ市内の中でも特に賑やかな場所です。

「Afriques（イタリア料理）」や「Mojave Grill ＆ Steak House（アメリカ料理）」などの飲食店では他国の料理も手軽に食べられるので、フィリピン料理に飽きた方にはおすすめです。ここで遊んだ後は、近くにあるイロイロ川エスプレネードを歩きましょう。夜景が美しい観光スポットとしてオススメです。

5.Museo Iloilo （イロイロ博物館）

市内にあるイロイロ博物館はこじんまりとした博物館。しかし西ビサヤに関する考古学や歴史、民俗芸術、工芸品などに関するたくさんの展示があります。特に石器時代に作られた陶器をはじめとする文化遺産のコレクションからは、イロイロ周辺の歴史を感じることができます。西ビサヤの貴重な情報が集約されているとあってたくさんの人々が集まる観光地です。

普段見ることができない貴重な文化財はイロイロの歴史を学べるだけでなく、観光のお土産話としても面白いものです。イロイロを観光した思い出に訪れるのもアリです。

6.Calle Real （カレレアル）

カレレアルはスペインの植民地だった時代に作られた通りです。たくさんのお店が軒を連ね、西洋建築を思わさせるかのような旧式建築物を見ることができます。

カレレアルで注目したいのが19世紀後半から20世紀初頭まで建てられた多くの建物が歴史的建造物です。例えば「Villanueva Building」。1927年頃、アメリカやスペイン、イギリス出身の多くのビジネスマンが常連客として利用した有名なホテルです。今では老朽化が進み営業していませんが、2012年頃から復旧工事をに取り掛かっています。通りを歩くだけでもフィリピンの歴史の一端を除くことができますよ。

7.SM City Iloilo

イロイロにあるショッピングモール「SMシティイロイロ」は市中心にある商業施設。この「SMシティ」はフィリピンでおなじみのモールで、日本でイメージするなら「イオンモール」のような感じです。観光客でも安心して食べられるファストフード店やレストラン、アパレルショップ、喫茶店、アクセサリーショップ、旅行代理店など様々なお店がたくさん出店しています。現地ならではの商品もあるので、お土産がいる場合はここで買っていくとよいかもしれません。

8.Guimaras Island （ギマラス島）

ギマラス島はイロイロ海峡を挟んですぐ南側にある島です。週末のバケーションや観光目的の人が多く訪れます。いくつか素晴らしいビーチもあり、シュノーケリングツアーなどのアクティビティを楽しむことができます。イロイロ市内から飛び出して、ギマラス島でのんびり1日を過ごしてもいいでしょう。市内観光で疲れた体を癒す目的で、ギマラス島で優雅に過ごしてみてはいかがでしょうか。

9.Dinagyang Festival（ディナギャングフェスティバル）

この「ディナギャングフェスティバル」は、1年に1度、毎年1月に開催されているお祭りです。フィリピンの中でも大きなイベントとして知られていて、お祭り開催時期の前後には多くの観光客が世界中から訪れれます。

見所は魅力的なパレード。様々な衣装で演出された踊り見ることができ、夜には花火も上がります。ステージ毎に特待席チケットが設けられていますが、1年に1度の祭典ということもあり売り切れ必至なのだとか。ちなみにこのチケットは、オンラインや事前予約が不可能です。イロイロ市内にある取扱業者で購入可能できます。

◎まとめ

スペイン植民地時代の光景と南国の港町風情が入り混じるイロイロは、南国リゾートともヨーロッパとも感じられる不思議な町です。近くにあるセブ島ほど有名な観光地ではないので、人とは違う趣向を変えたリゾートバケーションを楽しみたい方にオススメの町といえます。飛行機を使えばアクセスも難しくないので、気になった人はぜひ一度訪れてみてください。

セブ島からも近い！フィリピンを堪能できるイロイロの観光スポット9選