近代建築に大きな影響を与えた世界遺産ヴロツワフの百周年記念ホール

近代建築に大きな影響を与えた世界遺産ヴロツワフの百周年記念ホール

2006年に世界遺産に登録された百周年記念ホールはポーランドで最も古い街の一つヴロツワフにあります。1911年から1913年にかけて造られた大きな建築物は、当時のコンクリート建築物としては世界最大級。

このヴロツワフの百周年記念ホールは、近代建築に大きな影響を与えたとも言われ世界遺産に登録されていますが、建物の横にある噴水のショーも有名で訪れる人を魅了しています。また、ヴロツワフは街中に妖精の像が至るところにあることでも有名な街です。ヴロツワフは見どころも多いので、ぜひ訪れる際には参考にしてくださいね。

目次

近代建築に大きな影響を与えた世界遺産ヴロツワフの百周年記念ホール

ヴロツワフの百周年記念ホールとは?

ポーランドのシロンスク地方の中心地にあるヴロツワフは、首都であるワルシャワから西南へ約350kmほどに位置しており、ポーランド第4の都市です。14世紀はボヘミア王国に支配され、その後は神聖ローマ帝国、そして1945年まではドイツの一部だったという歴史を持つ街です。

2006年に世界遺産の文化遺産区分で登録されたヴロツワフの百周年記念ホールは、ドイツ領時代の1911年から1913年にマックス・ベルクの設計により造られました。通称「人民ホール」とも呼ばれる巨大なホールは、ライプツィヒの戦い(諸国民戦争)の100周年を記念する展示会のために、競馬場跡に建てられました。

内部は直径69m、高さ42mで、6000人収容可能。当時のコンクリート建築物としては世界最大級を誇り、壁は木材とコルクと混ぜたコンクリートの遮音層で覆われ、ドーム型を生かし音響効果にもこだわりを持っています。また、当初は展覧会場として造られましたが、改修され現在も多目的施設として機能している世界遺産です。

ヴロツワフの百周年記念ホールへのアクセス

世界遺産があるヴロツワフへはワルシャワから飛行機、鉄道、バスで行くことが可能。飛行機は1日5便程度。鉄道は1~2時間に1便、所要時間は3時間半~7時間程度。バスは1~3時間に1便、5時間~7時間半程度。鉄道、バスともに出発時刻により乗車時間が異なりますので確認することをおすすめします。

ヴロツワフ中央駅前から世界遺産ヴロツワフの百周年記念ホールへは、トラム利用が便利です。乗換えなしで行けるのは2番のトラムです。Zooが最寄りのトラム停留所で所要時間30分程度。旧市街から世界遺産ヴロツワフの百周年記念ホールへトラムで行く場合は、旧市街の停留所Swidnickaから4番、10番で所要時間20分程度。

ヴロツワフの百周年記念ホールのおすすめポイント2

1.百周年記念ホール

百周年記念ホールは、ヴロツワフの街の東側にあるシチトゥニツキ公園の一画にあります。2006年に世界遺産に登録された世界最大級のコンクリートの百周年記念ホールでは展示会場やコンサートなどのイベントが行われ、様々な催しものに使われています。

また、建物の横には噴水があり、夏の間は毎時噴水ショーが行われており、特に夜の噴水ショーはライトアップされ美しく、ダイナミックで豪華です。夜のショーに行かれる際にはスケジュールを確認してくださいね。

また、ヴロツワフの百周年記念ホールがあるシチトゥニツキ公園には日本庭園もあります。1913年に博覧会の一部として日本人が庭師として招かれ造られたもので、ぜひ百周年記念ホールとセットで訪れてみてくださいね。

2.旧市場広場

旧市場広場は世界遺産ではありませんが街の中心に位置しており、中世市場の一つでヴロツワフの観光の拠点となる場所です。旧市場広場はカラフルで美しいルネッサンス様式の建物が立ち並んでいますが、その広場の中心にある市庁舎はゴシック様式なのが印象的で、中世の香りが漂っている魅力的なスポットです。

また、ヴロツワフは妖精象が有名ですが、旧市場広場周辺にも多くの妖精像があり観光客を楽しませてくれます。散策をしながら妖精探しを楽しめるヴロツワフは、世界遺産含め魅力的な街ですね。百周年記念ホールに行く際には、ぜひ旧市場広場も足を運んでくださいね。

◎まとめ

ポーランドの世界遺産、ヴロツワフの百周年記念ホールをご紹介しました。いかがでしたか?ヴロツワフの百周年記念ホールは現在も催しなどで使用されており、地元の人々からも親しまれている世界遺産です。

ヴロツワフは中世の雰囲気が味わえる街ながらも、妖精探しが楽しい街なので訪れる人を楽しませてくれます。ヴロツワフは世界遺産含め、大変魅力溢れる街なので、ぜひ訪れてみてくださいね!

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