古代から続く交通の要所、国際都市ナヴォイの観光スポット3選

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古代から続く交通の要所、国際都市ナヴォイの観光スポット3選

中央アジアの国ウズベキスタンの中部に位置するナヴォイ。大部分が砂漠を占めるナヴォイ州の州都です。しかしナヴォイは、良質の金や天然ガスが産出される資源に恵まれた土地でもあります。近年では自由産業経済区域もつくられ、世界中から投資を呼び込んでいます。

また国際空港があり、国外まで直通の鉄道も運行されている国際都市でもあります。そして、ナヴォイはシルクロードの時代から、交通の要衝でした。さらにさかのぼれば、石器時代すでに当時最先端の文化を持っていたことが明らかとなっています。そんな中央アジアの国際都市ナヴォイの観光スポット3か所をご紹介しましょう。

目次

古代から続く交通の要所、国際都市ナヴォイの観光スポット3選

1.ラバティ・マリクのキャラバンサライ跡

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ナヴォイ周辺にはかつて、シルクロードのいくつかあるルートの1つが通っていました。現在のサマルカンドからナヴォイを経由してブハラへと向かう幹線道路の脇には、当時の旅の商人たちが泊まった宿、いわゆるキャラバンサライの遺跡があります。

このキャラバンサライは6世紀ころに造られたといわれています。商人たちは様々な物を陸路で運び売買していたので、常に盗賊などに狙われる危険性がありました。そのため旅の間は、こうしたキャラバンサライと呼ばれる、高い壁に囲まれ強固な門を備えた商人宿に集まって寝泊まりしていました。

現在では、門と壁の一部しか残っていません。しかし、茶色いレンガで造られた、高く強固であっただろう門を見ていると、商人たちで賑わっていた昔の姿を想像することができるロマンあふれる観光スポットです。ナヴォイ市街からはやや離れていますが、その反面ナヴォイ空港のすぐ目の前にあるので、アクセスも容易ですよ。

2.サラドバ・マリク

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砂漠を旅する人たちにとって、水は何よりも貴重でした。そのため、貴重なオアシスを守り管理するために、湧水の周囲には屋根や壁が造られました。その一つがナヴォイに残っています。

ラバティ・マリクのキャラバンサライ跡から街道を渡ったあたりに、サラドバ・マリクと呼ばれる、泉を覆うように建てられたドーム状の建屋があります。その中には、かつて水が湧いていたのです。建屋自体は大して大きなものではありませんが、当時のシルクロードの過酷な旅の様子をうかがうことのできる重要な歴史観光スポットです。

3.サルミッシュ渓谷

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ナヴォイ市街の北東30kmほどのところにあるサルミッシュ渓谷には、キャラバンサライが造られたシルクロードの時代よりもさらにはるか昔、石器時代の人類の文化の痕跡を見ることのできる観光スポットがあります。

サルミッシュ渓谷は砂漠の中にあるので、渓谷といっても日本のような緑豊かなものではなく、荒涼とした岩山がむき出しになっています。そしてその岩山には、7000年前に描かれたとされる、4000以上の壁画があるのです。岩に刻まれた絵画は、鹿や羊といった獲物や家畜の姿、あるいは狩りの様子を描いたもの。ほとんど自然そのままに残されているので、岩山の間を、はるか昔のアートを探検しながら、散策することができます。

この岩の壁画の一部は、ナヴァーイー市内にある歴史博物館にも展示されています。調査の様子の記録も見ることができます。サルミッシュ渓谷でのハイキングを楽しんだ後には、ぜひより詳しく学ぶために博物館を訪れてみてください。

◎まとめ

シルクロードの時代、さらには石器時代まで、遥か昔からの人の生活を感じることができるナヴォイは、今ふたたび国際都市として発展しつつあります。ウズベキスタンの首都タシュケントからは毎日飛行機が飛んでいるので、日本からもこれまでよりずっと近い街になりつつあります。

中央アジアで注目を集めている都市ナヴォイヘ、観光に出かけてみませんか。

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