ブラジルの未来都市クリチバを満喫する!厳選の観光スポット23選

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ブラジルの未来都市クリチバを満喫する!厳選の観光スポット23選

ブラジルでも屈指の大都市クリチバ。独自の都市開発は世界的にも高い評価を得ていて、ブラジル国内でも有数の裕福で現代的な街として有名です。また、都市の緑化においてもクリチバの施策は成功例として広く知られており、街全体が緑と融合するような近代都市なのです。世界中がお手本にするべき最先端の都市システムを持った、ブラジルが誇るエコで未来的な都市クリチバ。今回は、その魅力を余すところなく観光できる厳選23スポットをご紹介します!

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ブラジルの未来都市クリチバを満喫する!厳選の観光スポット23選

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1.ボタニコ・デ・クリチバ庭園

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この庭園は、クリチバのランドマーク的存在として親しまれています。庭園は入念に手入れされており、観光客以外にも散歩に来た地元の人たちの姿も多く見かけます。園内では四季折々の植物が見られるため、季節ごとに違う姿を見せてくれるところもポイントです。

クリチバ庭園の中でも鉄骨ガラス張りの温室はヨーロッパ調の気品漂う外観で美しく、クリチバ屈指の人気観光スポットに数えられています。温室の中では珍しい植物も育てられており、見ていて飽きません。この庭園は、目が不自由な人でも楽しめるように触ったり匂いを確かめたりできるような展示になっています。気になる植物は、ぜひ五感をフルに使って確かめてみてくださいね。

ただし、園内はかなり広いため全て見ようと思うとかなりの時間を要します。あらかじめ見たい場所を絞っておくと良いですよ。庭園の奥には、ショップを兼ねた博物館もあり、お土産探しにもうってつけです。

2.オスカー・ニーマイヤー美術館

ブラジルが誇る天才建築家、オスカー・ニーマイヤーがデザインした美術館。建物が目の形に似ていることから、別名「目の美術館」とも呼ばれるクリチバ屈指の観光スポットです。彼の作品は曲線を多用することで知られていますが、この美術館もあちこちに曲線が使われています。

どこを切り取っても絵になるほどに美術館全体が1つの作品として成立していて、連日多くの観光客が詰めかける人気スポットとなっています。目のように見える建物は美術館の別館で、本館とは曲線を活かした通路で接続されています。この通路一つをとっても独特なので、館内では通路や建物といった何気ない場所でさえカメラを構える観光客の姿が。これも、オスカー・ニーマイヤーがデザインした美術館ならではですよね。館内では現代アートのほか、ブラジルの伝統衣装などの展示が行われています。

3.タングァー公園

出典: pt.wikipedia.org

もとは採石場だった土地を有効活用する形でつくられた公園が、このタングァー公園です。235,000平方mというクリチバ市内でも屈指の広さを誇る公園で、観光スポットとしてだけでなく、クリチバ市民の運動やレジャーの施設としての役割も担っています。

タングァー公園で見逃せないのが高台にある展望台。展望台前の広場には、噴水と花壇が整備されていて絶好のビューポイントとなっています。低地にある2つの池の間には、池を分断するかのように巨大な崖がそそり立ち、かつてここが採石場であった名残を残しています。崖にはトンネルが掘られていて、2つの池を互いに行き来することが可能。また、ボートに乗ることもでき、観光客はもちろんクリチバ市民からも親しまれています。

4.ヴィノス・ドゥリガン

クリチバ北西部の町サンタ・フェリシダーデは、イタリア移民の町としても知られています。イタリア人入植者たちがこの地でワインを作り始めた伝統が、今でも受け継がれており、この付近ではクリチバワインの生産が盛んなのだとか。ヴィノス・ドゥリガンは、1873年から続く伝統のあるワイナリーです。

建物正面にはワインの製造過程に関するオブジェが並び、観光客を出迎えます。レトロな建物そのものもとても素敵。中ではクリチバワインはもちろん、チーズやサラミなども販売されており、クリチバ観光のお土産として人気です。ぶどうジュースも取り扱っているので、お子様でも楽しめますよ!

5.オペラ・デ・アラメ

かつて採石場であったクリチバ北部に、池の上に建つオペラハウスがあります。このオペラ・デ・アラメは「針金のオペラハウス」という意味で、その名の通りワイヤーのような鋼管を主な建材にしたデザインが特徴的。壁は一面透明なパネルで覆われているため、開放感も抜群です。

クリチバ市民がオペラ鑑賞に訪れるスポットでもありますが、その一風変わった外観から観光客も人気なのだとか。会場内を観光することはできないものの、鬱蒼とした木々の中に佇む美しいオペラハウスは、一見の価値がありますよ。日が沈むとライトアップされ一層神秘的な雰囲気に。これは見逃せません。

6.トレ・パノラミカ

ブラジル最大とも言われるクリチバの街並みを一望するならここ!電話会社所有の施設ではあるものの、展望台は一般にも開放されているため、人気の観光スポットとなっています。タワーの高さは109.5mで、40階建てのビルに相当するのだとか。展望台まではエレベーターで昇れるので快適です。

中は360度ガラス張り。パノラマの街並みを思う存分堪能しましょう!周辺には高い建物が少ないため、展望台からの視界を遮るものはほとんどありません。クリチバの町自体が標高の高いところにあることから、天気さえ良ければ地平線までも見渡せますよ!

7.バリグイ公園

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クリチバにある公園の中でも、バリグイ公園は地元の人からも観光客からも高い人気を誇っています。クリチバ市内でも屈指の規模を誇る公園で、園内には美しい湖が。日中は湖に沿ってランニングするクリチバ市民の姿も見えます。滞在中に少し身体を動かしたくなったら、ここで走るのが良いかもしれません。

バリグイ公園の人気の理由の一つでもあるのが、ここに生息する生き物。日頃なかなか見ることのできない野生のカピバラや、野鳥を間近で見れるとあって、カメラを持った観光客が後を絶ちません。開放的な公園なので、散策するにももってこいですよ。

8.ジャパン・スクエア

ブラジルは20世紀初頭から多くの日本人移民を受け入れ、その一部はクリチバに入植することとなりました。クリチバは現在も多くの日系人が住む街であり、日本の姫路市と姉妹都市関係を結んでいる都市なのです。ジャパン・スクエアは、日本人移民にささげられる形で1958年に建設されました。

伝統的な日本庭園が再現され、池には鯉も泳いでいます。また、金閣にも似た和風建築物の中では、日本人移民についての展示もありますよ。園内には30本の桜の木が植えられており、開花時期を迎えると多くの観光客がお花見に訪れます。ちなみに、南半球にあるクリチバでの開花時期は7月頃です。

9.バス停

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クリチバの近未来感あふれるスポットといえばバス停!一見するとガラス張りのチューブなのですが、先払いの運賃を払ってゲートをくぐりチューブの中でバスを待つという、非常に機能的なバス停なんです。あまりにオシャレな見た目をしているので、多くの観光客が写真を撮っていくそうですよ。

クリチバのバスは2~3両の車両が連結しており、クリチバ市内の交通網の要となっています。市内の観光スポットを巡るのにも、バスを利用するのが便利。環境面でも世界的にも評価されているバスを、ぜひフル活用してみましょう。

10.クリチバ市営市場

クリチバ市営市場も有名観光スポットの一つ。レンガとガラスを主な建材としたモダンな外観で、一見すると市場とは思えないほど。市場内では食料品や日用品が所狭しと並んでいて、散策するだけでも楽しいですよ。また、日系人が多いことでも有名なクリチバらしく日本食材を扱うお店もあります。

クリチバはコーヒーが特産。市場にもコーヒーショップが入っていますので、お土産に買ってみてはいかがでしょうか?クリチバ市民の生活ぶりが垣間見える、おすすめスポットです。

11.クリチバ・カテドラル

クリチバ市街のほぼ中央、ティラデンテス広場に面するように建つクリチバ・カテドラル。2つの時計塔が特徴的で、何とも荘厳な雰囲気を醸し出しています。広場の花壇越しに正面から見る教会は、威厳すら感じるほど。街のシンボルと言われるのも納得です。

中に入ると、一面に施されたアールヌーヴォー調の精緻な装飾に圧倒されるでしょう。本来は祈りの場なのですが、その美しさから建築物としても人気があります。この教会は聖母マリアに捧げられたものですので、聖堂の奥には聖母マリアの美しい像もありますよ。

12.パコ・リベルダーデ

1916年に建てられたパコ・リベルダーデは、かつてのクリチバ市役所だった建物です。今ではその役目を終え、当時の内装はそのままに博物館として生まれ変わっています。至るところに施されたアールヌーヴォー調の装飾は、格調高い雰囲気でため息が出そうな美しさと評判です。建てられてから100年以上経っているものの、それを感じさせないのは都度補修が行われてきたため。かつてのクリチバの雰囲気を今に伝える重要な観光スポットとして、市民からも大切にされているのです。

2002年に新庁舎が完成するまで市役所として使われていたこの建物は、クリチバの歴史を知る上で欠かせないスポットといえるでしょう。パコ・リベルダーデ前の広場では、プロジェクションマッピングで映像が投影されることもあり、最新映像技術と歴史的建造物のコラボレーションを楽しめます。

13.メモリアル・デ・クリチバ

クリチバの歴史を知るなら、メモリアル・デ・クリチバも外せない観光スポットの一つです。歴史的な建造物が並ぶ、セントロ・ヒストリコを象徴する観光スポットと言っても過言ではないかもしれません。クリチバの象徴であるパラナ松に着想を得てデザインされた建物が目印です。

建物そのものはモダンな造りで、写真映えするフォトジェニックなスポットでもあります。館内には3つの展示ホールが設けられており、クリチバの歴史やアート作品を展示。建物全体もさることながら、展示されているものも非常に興味深いものばかりですよ。

14.ショッピング・エスタサォン

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駅だった場所を改装して作られたシネコン型の大型ショッピングモール、ショッピング・エスタサォン。クリチバ市内でも屈指の規模を誇ります。奥にはかつて使われていた蒸気機関車がそのまま展示されていて、ここが駅だった当時を物語っています。

館内には映画館やフードコートのほか、雑貨やアパレルを扱うお店がいっぱい!10時から22時まで営業しているので、観光後の夕食やショッピング、お土産探しにも便利です。周辺は、ショッピングモールが軒を連ねるクリチバの商業エリア。道路沿いをぶらぶらと観光するのも楽しいですよ。

15.パークショッピング・バリグイ

パークショッピング・バリグイは、クリチバ市内最大級の郊外型のショッピングモール。インテリアから一流ブランド品、雑貨に至るまで様々なショップが並んでおり、連日クリチバ市民と観光客で賑わっています。観覧車をはじめ子どもが遊べる施設がたくさんあるので、ファミリーにもおすすめ。ただし、市街中心部からは少し離れているので、バスで移動する必要があります。

16.チングイ公園

クリチバ北部に位置する大きなチングイ公園。広大な緑地と湖が特徴的で、多くの観光客がこの雰囲気を楽しみに訪れます。園内には、ウクライナ移民が持ち込んだ文化を伝える「メモリアル・ウクラニアノ」があり、昔のチャペルのレプリカなどの大型建造物が保存されています。

開放的な空間でリラックスするだけでなく、ウクライナ移民の文化に触れられる貴重な観光スポットでもあるのですね。日系人の歴史だけでなく、他国の移民について学んでみるのもまた、観光ならではでしょう。

17.パラナ連邦大学

クリチバにあるパラナ連邦大学は、ブラジルで一番最初にできた大学の校舎です。現在もエリートの学校として知られ、クリチバの学生からすると憧れの大学の一つでもあります。1912年に建造されたという歴史ある校舎は、一見すると学校とは思えないほど美しく、古代ギリシャの神殿遺跡を彷彿とさせます。

校舎前の広場も美しく整備されており、散策するだけでも楽しいですよ。校舎はこれだけではなく、クリチバ市内のあちらこちらに存在します。観光スポットとしても人気ですが、現在も数万人という学生が通う大学です。大学生の出入りが多い登下校の時間帯の観光は、避けるように心掛けましょうね。

18.パラシオ・イグアス

パラシオ・イグアスはパラナ州全体を管轄する行政府で、日本で言えば県庁にあたります。行政機関とはいえ、建物自体はクリチバらしくガラスを大胆に取り入れたモダンな造りで、観光スポットとしても人気です。ブラジル国旗とパラナ州の旗が並んではためき、ここが行政の要であることを物語っています。

オスカー・ニーマイヤー美術館に隣接しているので、セットで観光するのがおすすめ。外観と1階部分の外壁のモニュメントも素晴らしいですが、モノトーンを基調としたモダンとクラシックの融合を楽しめる内部も必見です。

19.フェイラ・ド・ラルゴ・ダ・オルデン

馬の水のみ場が目印のオルデン広場では、定期的にフェイラ・ド・ラルゴ・ダ・オルデンが開かれています。マーケットは広く、オルデン広場から西にガリバルディ広場まで広がっているんですよ。周辺には歴史的な建造物も多いので、散策するだけでも観光になります。

マーケットでは、クリチバ産の食べ物はもちろんお土産にもぴったりな雑貨まで、実にさまざまな商品が揃っています。お店によっては、価格交渉に応じてくれることもあるのだとか。クリチバ市民とのコミュニケーションを楽しむのも良いですね。オルデン広場に面したオルデン教会は、クリチバで最も古い教会として知られています。マーケットでのお買い物の合間に、教会で祈りを捧げるクリチバ市民の姿もちらほら。クリチバの人々の日常生活を肌で感じることができますよ。

20.ロザリオ教会

クリチバ市内でも3番目に古いという、歴史あるロザリオ教会。淡いブルーの外壁がかわいらしく、門扉の脇に並ぶタイルが特徴的です。この教会の歴史は古く、1737年にまで遡るのだとか。今の教会の姿になったのはもっと後の話ですが、永い歳月を受け継がれた信仰を思うと感慨深いですね。

ロザリオ教会で見逃せないのが美しいステンドグラス。晴れの日だと陽光が燦々と差し込み、教会内をさらに美しく彩ります。教会前の広場はマーケットにもなっているので、お土産探しをするのも良いでしょう。

21.カパン・ダ・インブイーア自然史博物館

クリチバ東部の広大な敷地を誇る緑地、カパン・ダ・インブイーアの一角にある自然歴史博物館です。緑地を保存する都市開発において世界的な評価を受けているクリチバ。元々クリチバにどのような植物が自生していて、どのような野生動物が暮らしていたのかを知ることができる観光スポットです。

館内には多数の化石や剥製が展示されており、クリチバが今のように開発される前の様子がリアルに表現されています。現在も自生する植物についての展示もあるため、ここで勉強してからカパン・ダ・インブイーアを散策するというディープな観光もできちゃいますよ。

22.グラシオサ街道

クリチバから海沿いの町パラナグアまでは、かつては山道が通っていました。今でこそ高速道路が整備されているものの、その昔使われていたグラシオサ街道は絶好のビューポイントとして今も人気を博しています。クリチバから東に伸びるグラシオサ街道は、山肌にそって曲がりながら進んでいきます。

周囲は森で、多きな木々が道を覆うように枝を伸ばし鬱蒼とした雰囲気。街道の所々には休憩所があるのですが、休憩所からはちょっとした遊歩道が森の奥に向かって伸びています。グラシオサ山脈の原風景を観光してみたければ、遊歩道を奥へと進んでみましょう。近代的な都市として知られるクリチバですが、その周辺にはまだまだ手付かずの自然が残っているのですね。都会的なクリチバの観光に少し疲れたら、グラシオサ街道を訪れてみれば良い気分転換になるかもしれませんよ。

23.クリチバ・ホロコースト博物館

クリチバが植民地として支配されていた頃にもたらされたホロコースト(大量虐殺)。そんな悲しい歴史をテーマとした珍しい博物館が、クリチバ・ホロコースト博物館です。犠牲者を追悼し、また、そこから生き延びた人々の記憶を風化させないという目的から作られました。

植民地時代に行われたホロコーストを中心に、かつてのクリチバの様子を伝える資料が展示されています。陽気なイメージのあるブラジルの歴史の中では、暗い部分にあたりますが、この博物館を訪れることでブラジルという国をより深く理解することができるでしょう。博物館を見学するには事前予約が必須。予約に合わせて、館内を巡る無料ツアーを組んでもらえます。学術的にも道徳的にも価値の高い、ホロコーストについての博物館。辛い歴史ですが、あえて観光してみる価値はあるはずですよ。

◎まとめ

近未来的な街並みと歴史を感じる街並み、そして緑豊かな自然が融合したクリチバの街並みは、ここにしかない風景を作り出しています。今もなお多くの日系人が住むクリチバは、物理的には地球の反対側にあるものの、日本ととても近く感じられる街だと言えます。街全体の生活水準も比較的高いので、ブラジルの中でも治安が良いエリアというのも大きなポイントでしょう。オンリーワンの街並みを観光しに、ぜひクリチバを訪れてみてくださいね!

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