自然と調和した町、カンポグランデの魅力に触れる観光スポット21選

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自然と調和した町、カンポグランデの魅力に触れる観光スポット21選

マットグロッソ・ド・スル州にあるカンポグランデは、野生動物の楽園として知られるパンタナール観光の拠点としても訪れる人が多い町。南米の大自然、野生動物たちの息吹を間近に感じられるため、動物好きな人にとってはたまらない町と言えるかもしれません。

また、かつて沖縄を中心として日本人の移民が多く渡った町としても知られ、今も多くの日系人が暮らしています。日本との縁も深いカンポグランデの、見逃せない観光スポットを紹介します!

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自然と調和した町、カンポグランデの魅力に触れる観光スポット21選

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1.Parque das Nacoes Indigenas

カンポグランデ最大級の面積を誇る公園、Parque das Nacoes Indigenas。中心街からはやや東にあり、散策するにはうってつけの観光スポットです。公園内の大きな池越しに見る夕日は美しく、カンポグランデを訪れたならぜひ見ておきたいネイチャースポット。カンポグランデの中心街・セントロの高層ビルを遠くに眺めながら、夕日を反射する水面が何とも言えない色合いになります。

そしてParque das Nacoes Indigenasを観光した多くの日本人観光客がびっくりするのは、公園内に動物達が生息しているということ。日本では動物園でしか見かけないカピバラが、道端をのそのそと歩き回っていたり、時にはトカゲに出くわすことも。都市部に近い公園でありながら、野生動物とも触れ合えるというのはブラジルならではと言えるかもしれませんね。

2.Parque dos Poderes

Parque das Nacoes Indigenasからほど近く、ほぼ隣接するようにしてポデレス公園はあります。街との調和を目指して作られたというこの公園は計画的に木々が保存されており、観光客だけでなくカンポグランデ市民にとっても憩いの場となっている緑豊かな公園です。公園を取り囲むようにカンポグランデの行政府などの建物が並んでいますが、公園の中心部にはカピバラや鹿をはじめとする動物たちが生活しているんです!そのため、彼らを目当てに訪れる観光客も。

ただし夜間は木々が茂っている分ことさらに暗くなってしまう上に動物達も徘徊しているため、観光に訪れるなら日中がベター。日中は、観光客に混ざってウォーキングやランニングにいそしむカンポグランデ市民の姿もある、明るい公園です。

3.ドン・ボスコ地域博物館

ドン・ボスコ地域博物館はParque das Nacoes Indigenasの敷地内にある博物館。カンポグランデの観光スポットの1つとして広く知られています。パンタナール観光の拠点都市となるカンポグランデらしく、パンタナールに生息している哺乳類や鳥類を中心とした野生動物の剥製や、先住民族の生活や歴史にまつわる品々などが展示されています。

日本では見慣れない動物の無数の剥製は見ているだけでも楽しいですよ。その剥製の迫力ある表情も見所の1つです。パンタナールを観光するなら、事前にドン・ボスコ博物館を見物しておくとワクワクが倍増するかも。なおドン・ボスコ地域博物館は月曜日が休館日となっていますのでご注意くださいね。

4.Araras Square

現地の言葉でアララとはコンゴウインコを意味しています。Araras Squareはカンポグランデの中心部からはやや西に位置する、ちょっとした街中の休憩スポットなのですが、その名の通り巨大なコンゴウインコのモニュメントが設置されており、観光スポットとしても知られています。日中はもちろん、夜間にはコンゴウインコの像がライトアップされるため、昼も夜も観光客が記念撮影に好んで訪れています。街中にぽつんとたたずむように現れるAraras Squareですが、運が良ければ何と本物のコンゴウインコを見ることもできるんです!樹上にとまっているコンゴウインコを探してみるのもAraras Squareの楽しみ方の1つですよ。

街中で暮らすコンゴウインコを見られるなんていうのも、世界最大級の熱帯性湿地パンタナールに近いカンポグランデ観光の醍醐味なのかもしれません。

5.Feira Central

異国の市場を観光すると、見慣れない食材や工芸品が並んでいて、見ているだけでも楽しめるもの。Feira Centralはカンポグランデにある市場の1つ。現地の人々の台所としても利用されていますが、観光客も訪れる市場です。

日系人が多いことでも知られるカンポグランデですが、その祖先を辿ると沖縄出身の人が多かったのだそう。そのため、カンポグランデ市内では琉球そばのお店がちらほらと軒を構えています。Feira Centralにはどんぶりに盛られた巨大なそばのオブジェもあり、そばがカンポグランデに強く根付いていることを感じられ興味深いですよ。

2006年には改装が行われ、現在はカンポグランデ市内でも屈指の観光スポットの1つとなっています。

6.Horto Florestal

カンポグランデ中心街に比較的近いロケーションの緑地、Horto Florestalでは時間がゆっくりと流れています。園内はきれいに整備されており、ベンチもあちこちに設置されているためちょっとした休憩にも最適。街をぶらりと観光して歩き疲れた時は、Horto Florestalに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。静かな環境を目当てに、読書を楽しんでいる人も見かけます。

また人工的な池と木陰のおかげでHorto Florestalは比較的涼しいため、カンポグランデの暑さに不慣れな観光客にとっても休憩にぴったりのスポットと言えるでしょう。園内に植えられている植物も観光客からすると見慣れないものですから、楽しみながら休むことができますよ。

園内には桜の樹も植えられており、春には可愛らしい花を咲かせます。

7.Lago do Amor

マットグロッソ・ド・スル大学のすぐとなりにある湖がLago do Amorです。湖の周辺には緑が広がっており、カンポグランデで間近に動物と触れ合えるスポットの1つになっています。湖の周辺にはカピバラが生息し、時折湖面からはワニが顔を覗かせます。

カンポグランデの町でもワニを見られる観光スポットは貴重ですよ。いくら人を見慣れているワニとはいえ、水辺に近づきすぎるのは危険ですから注意しましょう。また一度にたくさんのカピバラを見られるところもLago do Amorのポイントです。

ただし他の観光スポットと比べてやや外れた地域になりますから、窃盗のリスクも高いエリアです。特に観光客は狙われやすいため、トラブルに巻き込まれないためにもLago do Amorを訪れる際は防犯に万全の注意をしておきましょう。

8.Parque Ecológico do Sóter

Parque Ecológico do Sóterは、カンポグランデの中でも比較的新しい公園です。もともとモデルパークとして計画されたこの公園は、遊具に緑地、スポーツができるコートもあり、非常に設備が充実していてカンポグランデ市民からも好んで利用されています。

公園の中心には木々が茂っており、時折コンゴウインコの姿も見ることができるため、カメラを持った観光客の姿も。また園内ではブラジル名物シュラスコのお店も出ています。このあたりは、観光客には心憎い演出ですね。22ヘクタールにも及ぶ広大な緑地を備えたParque Ecológico do Sóterは、カンポグランデ市民にも、観光客にも嬉しい憩いのスポットです。

9.Monumento do Aviador

出典: commons.wikimedia.org

カンポグランデ空港の目と鼻の先に、大きなプロペラ飛行機のモニュメント、Monumento do Aviadorがあります。この飛行機は第二次世界大戦で使用されたものをもとにしており、飛行士への敬意をもって製作されたものなんだそう。

空港のすぐそばという立地から、カンポグランデを観光する前、あるいはカンポグランデを後にする前に、ふらりと立ち寄れるスポットです。飛行機をバックに記念撮影する観光客が絶えないスポットですから、飛行機ファンならずとも一度は訪れてみてはいかがでしょう。なお、モニュメントの周辺はロータリー状になっていますが、奥に進むとそこはブラジル空軍のベースになっていますので、そちらは観光厳禁です。

10.日本人移民の碑

たくさんの日本人が移住し、今なお日系人が多いカンポグランデ。そんなカンポグランデらしい観光スポットが、日本人移民の碑です。この記念碑は日本人移民がカンポグランデに来て70年を記念し1979年に作られたもので、記念碑のそばには五重塔のオブジェが鎮座します。琉球そばや野菜類といった日本の食文化が色濃く影響を残すカンポグランデにこそふさわしい観光スポットといえますね。

夜になると五重塔がライトアップされ、昼間とはまた違った趣になります。カンポグランデ観光の際にはこの記念碑にも立ち寄って、地球を半周してブラジルに入植し、多数の苦難を乗り越えて地域のために尽くした先人たちに思いを馳せてみてくださいね。

11.Shopping Campo Grande

カンポグランデ市内最大級のシネマコンプックス型ショッピングモールで、大小あわせて160もの店舗があります。カンポグランデの人々はもちろん、観光客でも連日賑わいを見せています。飲食店はもちろん、雑貨やアパレルも入っています。アパレルひとつとっても、世界的に有名なブランドもあれば、日本では見かけないショップもあり、ぶらりと眺めるだけでも楽しいですよ。ここでカンポグランデ観光のおみやげを選んでもいいですね。

営業時間は10時から22時までですが、日曜日とバケーション期間は12時から20時までに変わります。自然との距離感が近いカンポグランデも魅力的ですが、ここではマットグロッソ・ド・スルの州都としての都会的なカンポグランデの姿を観光できるでしょう。

12.Shopping Norte Sul Plaza

Shopping Campo Grandeに次いで、カンポグランデでも屈指の規模を誇るショッピングモールです。Shopping Norte Sul Plazaは郊外型のショッピングモールで、カンポグランデ中心部からはやや西、カンポグランデ国際空港とのほぼ中間に位置しています。様々なテナントが入っていて、見て歩くだけでも楽しくなりそう。端から端まで歩くだけでもかなりの広さで、州都カンポグランデの賑わいを象徴する観光スポットの1つです。市街地と空港の中間にあるため、空港に向かう前にお土産を探しに立ち寄る観光客も。

キッズスペースも充実しており、楽しく遊べるような遊具やアトラクションがたくさん。ファミリーでの旅行なら、観光の合間にここで子どもたちをおもいっきり遊ばせてあげる、なんていう使い方もいいですね。

13.Antônio Valente Municipal Market

1993年にオープンしたカンポグランデの市営市場。一見すると体育館のようにも見える建物の中に入ると、小さなお店が縁日のようにずらりと並んでいます。工芸品の類から、日本ではあまり見かけないようなスパイスなどの食料品、お菓子などなど、様々な商品が所狭しと並んでいて、カンポグランデの観光スポットの1つにも数えられています。カンポグランデ観光のお土産を探すのにももってこい。予想もしていなかった品物と出会えるかもしれません。もちろん観光客向けというだけでなくカンポグランデ市民の台所として、地元の人々も多く利用している場所になっています。

陳列されている商品があまりにも多いので、宝探し気分で観光ショッピングを楽しめそうですね。

14.MARCO – Museu de Arte Contemporânea

マットグロッソ・ド・スルを中心に活躍するコンテンポラリーアーティストの作品が展示されており、カンポグランデの文化発信の一翼を担っています。ここには5つの展示会場があり、そのうち常設展は1つのみ、4つの展示会場はその時々で企画展が催されています。プラスチック・アートや絵画を中心とした展示で、観光客が訪れても楽しめますよ。

また地元カンポグランデ、およびマットグロッソ・ド・スルで活躍するアーティスト以外にも、他州のアーティストの作品も一部展示されています。

MARCOはParque das Nacoes Indigenasの中に位置するため、Parque das Nacoes Indigenas観光と合わせて立ち寄ってもいいですね。ただし同じく園内にあるドン・ボスコ博物館とは離れています。全部まとめて観光するなら、移動時間を長めに見込んで、たっぷりと時間を確保しておきましょうね。

15.Igreja Matriz de Santo Antônio

1880年に建てられた、100年以上の歴史を誇るカンポグランデにある中では最古の教会です。カンポグランデ市街のほぼ中心部に位置しているため、他の観光スポットへのアクセスも良好ですよ。今でも市民の祈りの家として今でも愛されると同時に、観光スポットとしても知られています。モザイク状にあしらわれたステンドグラスが目を引く教会で、中に入るとあちこちから太陽の光が降り注ぐ、明るく開放的な雰囲気が特徴。

教会にしては珍しく、淡いグリーンを基調にした外壁も面白いです。カンポグランデの歴史を見守ってきた、美しいIgreja Matriz de Santo Antônioをぜひ一度観光に訪れてみては。

16.Shrine of Nossa Senhora do Perpetuo Socorro

カンポグランデ中心部より西に進んだところに、風格漂う教会があります。観光スポットとしても知られるShrine of Nossa Senhora do Perpetuo Socorroは、今は州都として栄えているカンポグランデの長い歴史を今に語り継ぐ、貴重な建築物の1つです。内装は白を貴重にしたシンプルなもので、いくつも吊り下げられたシャンデリアが白に映えます。ミサの日などは多くの市民が祈りに集まる、まさにカンポグランデに根付いた教会として現在も愛されています。

外観も内装も決して華やかではないものの、長い間地域に根付いて愛されている風格と威厳ある姿が、観光客をも惹きつけています。Araras Squareなど、カンポグランデ西エリアの観光スポットにも互いに近く、立ち寄りやすいロケーションであることもポイントですね。

17.Casa do Artesão

カンポグランデ市街のメインストリートに面した小さなお店。州都カンポグランデの都会的なイメージからすると意外かもしれませんが、ここではブラジル先住民のさまざまなハンドクラフト製品が展示・販売されています。先住民の人々が持つ独特の感性から生み出される作品はどれも魅力的で、インテリアにと商品を買っていく観光客も多くいるんですよ。

ここで売られている商品は絵皿や瓶といった焼き物から、小さなオブジェなどの木工細工まで実にバリエーション豊かです。カンポグランデ観光のよいお土産が見つかりそうですね。またこのCasa do Artesãoは先住民の文化を保護するという重要な役割も担っています。そういった点では、文化的にも非常に意義のある観光スポットです。Casa do Artesãoは、いまは栄えているカンポグランデの土地にも、かつては自然と共存する先住民の人々の暮らしがあったのだということを静かに語り継いでいます。

18.Memorial da Cultura Indigena

先住民族の文化と歴史を保護・伝承するための拠点となっているのがMemorial da Cultura Indigenaです。記念館そのものも竹を主な建材として、屋根は藁葺きという雰囲気のある出で立ちで、カンポグランデの文化的な側面を知ることができる観光スポットとして人気です。記念館ではハンドクラフト製品の販売のほか、クラフトワークショップも開かれています。観光客からはインテリアやお土産にと人気が高いんですよ。

Memorial da Cultura Indigenaを訪れればカンポグランデの文化や歴史について学ぶことができます。カンポグランデの旅をもっと味わい深くしてくれる場所Memorial da Cultura Indigena、ぜひ訪れてほしい観光スポットの1つです。

19.Ary Coelho Plaza

カンポグランデの中心部にある、大きな噴水がひときわ特徴的な公園です。ちょっとした休憩にもぴったりなので、カンポグランデ市民はもちろん観光客からも、市街地観光の時の休憩スポットとして利用されています。園内には遊具などもあるため、日中は遊びに来るファミリーや待ち合わせをする人達の姿がありますよ。

日中の噴水も爽やかで良いですが、夜にライトアップされた姿も見所です。照明によって色を変える噴水はどこか幻想的で、思わず写真に収めたくなってしまいますよ。周りの木々がつくる微妙な陰影も雰囲気抜群!ただし夜間は治安の心配もあるので注意が必要です。特に観光客は狙われやすいので、夜のAry Coelho Plazaを見るならタクシー移動にするなど、しっかりと安全対策をしてくださいね。

20.Fazenda Pontal das Águas

カンポグランデの西、郊外にあるのが観光牧場Fazenda Pontal das Águasです。広大な敷地でのんびりと過ごす時間はなんとも贅沢です。近くにはちょっとした滝もあるため、泳いでもよし、敷地内で美しいクジャクを眺めてぼんやり過ごすもよし、思い思いの時間の使い方をすることができます。カンポグランデからほど近い場所でスローライフを満喫できる観光スポットなんですよ。

他にも、乗馬体験や搾乳体験など、さまざまな体験ができる貴重な観光スポット。大人はもちろん、子どもも楽しむことができますよ。カンポグランデの観光名所をめぐるツアーも良いですが、時間に余裕があるのならFazenda Pontal das Águasでのんびりと時間を過ごしてリフレッシュするのもオススメです!

21.Jose Antonio Pereira Museum

カンポグランデの町はここから始まりました。マットグロッソ・ド・スル州そしてカンポグランデの歴史を知るにはうってつけの観光スポットです。数々の写真のほか、当時の道具などの展示を通じてカンポグランデの町がどのように歩んできたのかを振り返ることができますよ。

今でこそマットグロッソ・ド・スルの州都として栄えているカンポグランデですが、かつては農耕・畜産を中心とした農村だったのだそう。かつてのカンポグランデの姿を知った後では、街並みや観光スポットを見る目も変わりそうですよね。新しい物と昔からあるもの、あるいは昔からそこにあった先住民族の文化も混在するカンポグランデ。Jose Antonio Pereira Museumを訪れると、カンポグランデ観光に深みをもらたしてくれそうですね。

◎まとめ

マットグロッソ・ド・スルの州都であるカンポグランデ。多くの人々が暮らし、多種多様な文化が混在している町です。そしてその中には日本人入植者がもたらした文化、町ができる前からここにあった先住民族の文化も内包されています。だからこそカンポグランデは、見る場所によって様々な表情を見せてくれます。今でこそ世界最大級の熱帯性湿地パンタナール観光への足がかりとしてよく利用される町としても知られていますが、ただの通過点とするにはもったいないほど、カンポグランデも見所の多い町。自然と都会が調和したカンポグランデの魅力を、味わってみてはいかがでしょうか。

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