オマーンの首都「マスカット」を観光!おすすめスポット厳選6か所をご紹介

オマーンの首都「マスカット」を観光!おすすめスポット厳選6か所をご紹介

2500m級のハジャール山地と海に囲まれたマスカット市は、オマーン国の首都。白に統一された落ち着きのある街並みが人気です。コバルトブルーの海を見ながら海岸線を散歩してみましょう。どこを切り取っても絵になるマスカットには様々な観光スポットがあります。

マスカットではダイビングやシュノーケリングはもちろん、ドルフィンウォッチングやウミガメの産卵を見るツアーまであって盛りだくさん。他の中東の国に比べて派手さはないですが、治安も良くて落ち着いた雰囲気です。首都マスカットでおすすの観光スポットを厳選して6か所お届けします。

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オマーンの首都「マスカット」を観光!おすすめスポット厳選6か所をご紹介

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1.ロイヤル・オペラハウス

ロイヤル・オペラハウス(オマーン・マスカット)

ロイヤル・オペラハウス(王立歌劇場)は、オマーン国王の命により建てられた音楽芸術と文化を代表する美しい建築物です。オマーン産大理石やイタリア石灰岩、ミャンマー産のチークなど、選りすぐりの建材を使用。スワロフスキー製シャンデリアが輝いています。

広大な敷地にコンサートホールや講堂、庭園、文化市場、高級レストラン、アートセンターなどがあります。

2011年の初演は、スペインのプラシド・ドミンゴによるトゥーランドット。他にもロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ジャズ、アラブ歌手などさまざまな公演が開催されています。日本からも2018年に東京バレエ団によるマカロワ版『ラ・バヤデール』が公演を行いました。

2.アルジャラーリ砦

アルジャラーリ砦(オマーン・マスカット)

15世紀までマスカットは小さな港町に過ぎなかったのですが、16世紀になると綿や香辛料の貿易の中心地として発展していきました。それに目をつけたのがポルトガル人。オマーンを植民地支配し、オスマン帝国やイギリス、オランダなどの攻撃から町を守る為にオマーン湾を見下ろす岩山にいくつかの要塞を作りました。その一つがアルジャラーリ砦(Fort Al Jalali)です。

一時は監獄として使用されていましたが、1983年に改築され、今ではオマーンの歴史遺産や文化財を収めた博物館になっています。王族や国賓は内部に入れますが、残念ながら観光客には公開されていません。しかし外観を眺めるだけでも見応えがあります。

3.スルタン・カブース・グランドモスク

スルタン・カブース・グランドモスク(オマーン・マスカット)

マスカット市で最大の観光スポットは、現国王のスルタン・カブースが在位30年を記念し、国民へのプレゼントとして建設されたオマーン最大のグランドモスクです。1995年に着工して6年後の2001年に完成しました。伝統的なイスラム様式と近代建築がうまくミックスしたデザインはコンペ形式で募集したのだとか。夜のライトアップも素敵なので見逃せません。

中に入って目を奪われるのは、ピカピカに磨きぬかれた総大理石の床。その床に敷かれた70mx90mという特大サイズのペルシャ絨毯は、600人の女性達が4年の歳月をかけて織り上げたという芸術作品です。また天井にはスワロフスキー製の大きなシャンデリアが1122個も吊り下げられていて圧巻です。

オマーン国内でイスラム教徒以外の観光客が見学できるモスクはここだけで、金曜日以外の午前中のみ一般開放されています。女性の頭髪や肌の露出は禁止されているので注意して下さいね。

4.アル・アラム宮殿

アル・アラム宮殿(オマーン・マスカット)

オールドマスカット地区の中心にあるアルアラムパレスは1972年に建てられた、スルタンカブースの宮殿です。普段スルタンカブースは生まれ故郷であるオマーンの南の都市サラーラで過ごしているので、この宮殿には住んでいません。そのため、ここは迎賓館として使われています。スルタンカブースが滞在している時は宮殿正面にオマーンの国旗が掲げられるようになっています。

内部は一般公開されていないので見学はできませんが、印象的な青と金色の柱や綺麗に手入れされた広大な庭園などを外から見るだけでも価値があります。特に夜のライトアップは必見ですよ!

5.マトラスーク

マトラスーク(オマーン・マスカット)

マトラスークは何世紀もの間、インド・中国・ヨーロッパや他の中東の国から、マスカット港を通じて入ってくる品物の取引所として使われていた歴史のある市場です。現在では、マスカットの市民と観光客に人気の市場として賑わいを見せています。野菜や果物、スパイス類、ドライフルーツ、オマーンの伝統工芸品などのお土産品も豊富で、見ているだけでもワクワクできる場所です。

オマーンの特産品である乳香の専門店の店先は燻した香りが漂っているので、ぜひ立ち寄ってみましょう。乳香とは乳香の木から出る樹液を固めた物で、乳白色をしています。炭火で燻すと甘い独特の香りに包まれますよ。リラックス効果と殺虫効果もあるので、珍しいお土産品としていかがでしょうか。

スークは屋根付きで涼しいのですが、マスカットの他の商店同様、午前中か賑わう夕方に出かけましょう。スークの入り口にある展望台からは、オマーン湾を望めますのでお忘れなく!

6.ベイト・アル・ズベール博物館

ベイト・アル・ズベール博物館(オマーン・マスカット)

出典: By Wmpearl - Own work, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=25624998

せっかくオマーンに来たからにはオマーンの歴史や文化が良く分かる博物館に行ってみましょう!マスカット市内にあるベイトアルズベール博物館はこじんまりした民営の博物館ですが、そのコレクションの豊富さと芸術性の高さから観光客に人気があります。ズベールファミリーの邸宅を改装して1998年に開館しました。

オマーンの伝統衣装、伝統工芸品、武器、宝石、貨幣、家具など、数えきれない程のオマーンを知る数々の品が展示されているんですよ。興味深いのはオマーンの国章になっているハンジャール(短剣)のコレクション。女性の方には宝石やコスチュームなどが面白いかもしれません。併設の売店には、スークにはないようなちょっとお洒落でセンスの良いお土産品もあるのでお見逃しなく!

◎オマーンの首都「マスカット」おすすめ観光スポットまとめ

ムトラ・コルニチェ(オマーン・マスカット)

港湾都市マスカットは、オマーンの首都でありながら古き良きアラブの顔を見せてくれる落ち着いた町。ブラブラと散策するのにピッタリです。観光に疲れたら、街角にあるカフワと呼ばれるコーヒーショップでオマーン名物のアラビックコーヒーを飲んで一休み。カルダモンとクローブを使った香り高いコーヒーを飲むとリラックスすると同時に頭がスッキリするんですよ!

マスカットは砂漠気候で海に面しているので、夏場は気温が高く湿気もあります。おすすめの季節は11月から3月の冬。マスカット市内観光の後は、近郊の遺跡や街を訪ねてみるのもいいですね。

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