名称:Terra Nova
住所:Rue du Dragon, 20200 Bastia
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2DwjB66
バスティアは、フランスとイタリアの間に浮かぶコルシカ島北部の都市。同島で最も重要な港町で、観光地としても人気です。山が迫るバスティアは大きく新旧2つの地区に分かれていて、それぞれに観光の魅力があります。旧市街地にはバスティアが13~18世紀までジェノヴァの統治下だったころの街並みが残り、さらにテラ・ヴェッキア(古い街)とテラ・ノーヴァ(新しい街)に分かれています。バスティア北部に延びる新市街は、1769年にバスティアがフランス領になってからできた地区で、新港やコルシカ鉄道の駅があるエリアです。それでは、新旧2つの顔をもつバスティアの観光スポットをご紹介しましょう。
目次
現代とジェノヴァ時代、2つの歴史を感じるバスティアの観光スポット5選!
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1. テラ・ノーヴァ地区
ジェノヴァの支配下にあった13世紀末~18世紀後半までのバスティアの中心地が、海に突き出たテラ・ノーヴァ地区です。城壁に囲まれたテラ・ノーヴァ地区は、ジェノヴァ時代の権勢を繁栄をたどるには絶好の観光エリア。城壁は15~17世紀にかけて作られたもので、16世紀には城内にジェノヴァ総督府や邸宅が建てられました。
城砦(シタデル)の中には旧港やテラ・ヴェッキアの街並みが見渡せる高台があり、海も遠くまで見渡せる景色はとても気持ちが良いですよ。テラ・ノーヴァ地区にはサント・マリー教会やドンジョン広場、民俗博物館などの観光スポットも集まっています。バスティアで最も歴史が感じられるエリアなので、ぜひじっくり時間をかけて散策してください。
2. テラ・ヴェッキア地区
テラ・ヴェッキア地区はテラ・ノーヴァ地区の北西にあるバスティアの旧港沿いのエリア。要塞や公官庁の集まるテラ・ノーヴァに対して、ジェノバ時代の港町の雰囲気を色濃く残しています。赤や黄の色使いがとてもきれいな家々が並んでいて、今もバスティアの人たちが住んでいます。太陽の光を受けるとより美しく、気ままな散歩に最適です。
テラ・ヴェッキア地区の観光の中心は、旧港の北側のマルシェ広場。その周辺には、旧バスティア市庁舎やサン・ジャン・バプティスト教会などの観光スポットが見られます。小さな広場ですが、夏には多くの観光客や地元の人たちで賑わうオープンテラスのカフェに早変わり!坂や階段も多いバスティア観光に疲れたら、マルシェ広場で一休みすると良いでしょう。
名称:Terra Vecchia
住所:4 Rue Cardinal Viale Prélat, 20200 Bastia
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2DwPn2J
3. サン・ジャン・バプティスト教会
テラ・ヴェッキアのマルシェ広場に面して建つサン・ジャン・バプティスト教会。ここはバスティアのみならず、コルシカ島で最大規模の教会なんですよ!遠くからでも見えるクリーム色の落ち着いた雰囲気のサン・ジャン・バプティスト教会は、1636年から30年もかけて建てられました。 コルシカでは珍しい2つの鐘楼のある教会なので、ぜひ観光の記念に写真に収めてくださいね。鐘楼のてっぺんが丸くなっているのも、かわいらしくて印象的です。
バスティア観光に来たら、教会の内部もぜひ見学しましょう。フレスコ画や聖人の像、祭壇、ステンドグラスなど、すべてが大きく荘厳です。とくに天井画や彫刻が素晴らしいので、ゆっくりと鑑賞してみてください。
名称:Eglise St-Jean-Baptiste
住所:4 Rue Cardinal Viale Prelà, 20200 Bastia
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2UasUhp
4. サン・ニコラ広場
サン・ニコラ広場は、バスティア新市街の新港沿いに延びる大きな広場!東西に約100m、南北に300mあり、四角形の広場としてはなんとフランス最大級の規模なんですよ。ジェノヴァ時代にあったサン・ニコラ大聖堂が広場の名前の由来ですが、こちらは現存していません。
広場の周囲には地中海らしい街路樹が植えられ、西辺にはオシャレなカフェやレストランが建ち並んでいます。また広場の南にはコルシカ生まれの英雄ナポレオン像、北には観光案内所、北東には潜水艦カザビアンカ号など観光の見どころも点在。週末になるとマルシェ(市場)が開かれ、生鮮食品や日用品を揃えた露店でとても賑わいます。
名称:Place Saint-Nicolas
住所:Allée Général Fieschi, 20200 Bastia
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2TcPuG4
5. バスティア博物館
18世紀に作られた立派な城門を2つくぐると辿り着くドンジョン広場には、かつてジェノヴァ総督府だった建物があります。今では民俗博物館となっていて、コルシカ島やバスティアの歴史について学ぶこともできる観光スポットです。
館内には、コルシカ島の古い地図やジェノヴァ時代に使われていた生活用具、第二次世界大戦時のドイツ軍の戦車など、さまざまな資料が展示されています。入口付近には飲食店も何軒かあり、港が見える絶景のテラス席もあるので、観光や博物館見学のひと休みにピッタリです。
建物の中心には中庭があり、周りを見渡すと総督府の大きさが実感できるでしょう。時間に余裕があれば、旧総督府の下にあるロミュー公園を散策するのもおすすめですよ。
名称:Musee d'Ethnographie corse
住所:Palais des Gouverneurs, Place du Donjon - Citadelle, 20200 Bastia
公式・関連サイトURL:http://musee.bastia.corsica/fr/accueil-885.html
◎まとめ
海に囲まれたバスティアの旧市街は、高台にあるので眺めが最高!観光で散策する合間にも、ところどころ建物の間から青い海が見えますよ。新市街と旧市街、現代と中世の雰囲気が両方満喫できるバスティアは、美しい景色に事欠かないコルシカ島でもとくにオススメの観光都市です。バスティアに来たら、ジェノヴァ時代の影響が残るイタリア風のオシャレな街並みと、港町の庶民的な雰囲気をぜひ交互に楽しんでくださいね。