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歴史と極彩色溢れる街並み「グアテマラシティー」

中南米の中心に位置するグアテマラの首都グアテマラシティー。国の経済・政治・文化の中心であるこの町は、南米独特の極彩色溢れる街並みが特徴。町には30を超える美術館と博物館があります。代表的な施設としては、画家のダゴベルト・バスケスやカルロス・メリダの作品を常時展示する「国立近代美術館」や、マヤ文明に関する出土品が充実している「国立考古学民族博物館」などが挙げられます。そのほかにも市街地にはグアテマラ建築の最高傑作といわれるルネッサンス・ネオクラシック・バロックを融合させた「国立文化宮殿」などがあり、首都ならではの歴史的な魅力がたくさん詰まっています。

グアテマラシティーの歴史

以前は古代マヤ文明の大都市カミナルフューがあったとされる地に、現在のグアテマラシティーはあります。そのことから、町にはマヤ文明に関する博物館や遺跡がいくつも点在しています。また、スペインの植民地時代には「エル・カルメン」と呼ばれる小さな町でした。その後の1773年、当時の植民地政府の首都であった町が地震によって莫大な被害を被ったことで、グアテマラシティーが首都になりました。

グアテマラシティーの経済

グアテマラと言えばグアテマラ・コーヒーが有名です。それに伴い、グアテマラシティーの主要産業としてコーヒーに関連した産業が挙げられます。市内のコーヒー農園では、苗木の育成から収穫、コーヒーの生成までの流れを体験可能。製造業はもちろんのこと、観光業にも大きく貢献していることがわかります。また、近年では原油の発掘が国内の中心産業になり、首都グアテマラシティーが率先して力を注いでいます。