宮崎県小林市で田舎暮らしを満喫!初めての農家民泊体験記

宮崎県小林市で田舎暮らしを満喫!初めての農家民泊体験記

2020年の東京五輪を前にして、深刻化するホテル不足問題。
その切り札として、最近注目が集まっているのが民泊です。
みなさん、一度はメディア等で耳にしたことがあるのではないでしょうか。
都心ではマンションの空き物件を貸すタイプの民泊が多いようですが、地方では農家の人の家に宿泊するホームステイタイプの農家民泊が人気です。
そんな地方ならではの体験ができる農家民泊の魅力を紹介します!

夢追い人のくらやみ道場?!人生初の農家民泊体験~1日目~

宮崎県小林市で田舎暮らしを満喫!初めての農家民泊体験記

今回私がお世話になったのは、宮崎県小林市の須木地区にある「夢追い人のくらやみ道場」という農家民宿です。
「北きりしま田舎物語推進協議会」という小林市周辺の農家民泊の組合からこちらを紹介されたとき、最初は少し戸惑いました。
「夢追い人」に「くらやみ道場」、まったくどんなところなのか想像がつきませんでした。

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到着は16時過ぎ。
車から降りてきたところを温かく迎えてくれたのがこちらの夏木政和さん・ひとみさんご夫婦です。

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民宿の前には小川が流れていました。初夏には蛍が舞い、ヤマメや大きなウナギが釣れるそうです。

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一息つくと、夕食の時間。
私も一緒に夕食の準備をしました!
美味しそうな家庭料理・郷土料理を味わえるのも、農家民泊ならではの楽しみです。

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冬の名残時期だったため、昨春収穫したわらびや冬に干した切り干し大根などが食卓を彩ります。
九州地方の甘いお醤油を使った煮物、美味しかったです!

農家民泊についてや夏木さんご夫婦のこと、この北きりしまエリアの話をしていたどんどん時間は過ぎて行き…

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最初は地方再生とは!農家民泊とは!修学旅行で来た子供とは!といった真面目な話をしていましたが、グラスが傾くうちに段々とプライベートな話へ。
元々大型船の機関長だった政和さんは10か月船に乗って、2か月だけ家に帰る、というような生活をずっと続けていたそうです。
船の仕事の際に海賊と戦った話。
海賊と戦ったら怖いものなしで、鹿や猪が出てきても素手で戦えるようになった話。
そんなお父さんなものだから娘さんから彼氏をなかなか紹介してもらえなかった話。
海賊と戦ったことがある人なんて、私初めて出会いましたよ。

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最後に、宮崎名産の日向夏をいただきました。
爽やかな風味と程よい甘さが口の中に広がります!

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食事のあとは、星空と野生の鹿のナイトウォッチングです。
…くらやみ!当方、写真のテクニックが皆無なもので、写真に収めることができませんでしたが、
鹿の目が暗闇でピカッと光っていました!ここへ来たからこその貴重な体験ができました。

これぞ農家民泊の醍醐味!朝から農業体験~2日目~

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2日目は朝ご飯を済ませてから、農業体験。
お天気にも恵まれて、雲一つない快晴です!

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夏木さんは所有している山で栗を育てています。
この日は、芽が出る前の枝の剪定作業をしました。
剪定作業では、良い栗に栄養が行きわたるように必要のない枝や芽を落としたり、日当たりや風通しを良くするために枝を整えます。

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タカエダキリバサミを使って剪定していきます!
「ここはかゆそうだなあ」
「こっちに枝がない方が日が当たるだろう」
「風は気持ちいいか」
「かっこよくなってきたな」
夏木さんは作業をするとき栗の木に話しかけてるそうです。
愛情を持って、農作業をされていることが伺え、自然と心が温かくなりました。

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剪定がある程度終わった頃、ふと夏木さんがこう言いました。
「ここから見えにくいけれど、下の方に道を造ったんだよ。修学旅行で来た子供たちがね、夜真っ暗な中手をつないで歩いて星を見てくれたらいいなと思って。山には道なんて最初はないんだから、あったらいいと思うところに道は造ればいいんだよ」
色々思うところのある時期だったので、その言葉がなんだか胸に響きました。

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その後夏木さんが別荘である木炭工房へ。

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子供がいるときはこの手作りの窯で竹炭を作るそうです。
この窯以外にも色々と夏木さん手作りのものがありました。

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五右衛門風呂、しかも薪で焚くタイプ!
こんな立派なお風呂が手作りなんて信じられません。
しかも贅沢に大理石を使用してるものなんだとか。

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ちなみにこちらは薪炊きではありませんが、夏木さん特性の露天風呂。
「夏に修学旅行生たちが来たら喜ぶんだよ!」

「はじめまして!の後は、もう、家族。」

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北きりしま田舎物語推進協議会のキャッチコピーは「はじめまして!の後は、もう、家族。」

夏木さんの家は、修学旅行の受け入れ先にもなってるそうです。
そんな、夏木さんの家には個性の強い生徒さんが来ることが多いんだとか。
学校の教室では言葉を交わすことのなかったやんちゃな子とおとなしい子が、真っ暗闇を一緒に歩いたり、力を合わせてお風呂を焚いたり、料理をしたら、たったの1泊で仲良くなって手をつないで帰る。夏木さんは、そんな生徒たちの変化を間近で見届けられることに、言葉に表せないような喜びとやりがいを感じるそうです。

たったの1泊2日でしたが、夢を追い続け道を切り開く夏木さんの元で、私はたくさんの気づきと新しい価値観に出会いました。
都会の忙しない日常から離れてみることでわかることもたくさんありました。
普通のホテルでは味わえない一期一会の出会いがあるのが農家民泊の何よりの魅力だと思います。
また、須木地区は携帯電話によっては圏外になるので、デジタルデトックスをするのにもおすすめですよ!

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