フィンランド - ユヴァスキュラについて

ユヴァスキュラ（ユバスキュラ）は、フィンランドの中央スオミ県の都市です。ヘルシンキから270キロ、タンペレからは140キロ離れており、ユバスキュラ郡に属します。ユヴァスヤルヴィ湖を中心に広がり、食器ブランドのIITTALAやアールト建築が有名です。1837年にニコライ1世が建てたという歴史を持ちます。

交通アクセスは、ヘルシンキやタンペレからユヴァスキュラ駅まで「ペンドリーノ」という車体傾斜式の高速列車が運行されています。近年駅舎が全面リニューアルされ近代的になっていますが、旧駅舎はショップなどが入った観光スポットとして再利用されています。街内の移動は鉄道がないので、バスか車になります。

ユヴァスキュラ（ユバスキュラ）の気候は、最も暑い7月中旬でも最高気温が21度前後、最低気温12度と涼しく過ごしやすいのが特徴です。11月～3月までは最高気温・最低気温とも氷点下になるので、防寒対策が必要です。快適に過ごせるベストシーズンは、6月～8月です。日照時間は、月によって変わるのも特徴です。6月は日出が3時ですが12月は9時、日の入りは12月が14時で6月は23時と、昼と夜の時間もそれぞれに異なります。

・ハルュの丘の展望台
中心部から少し北に位置する展望台は、標高150メートルの高台にあります。展望台からは街や周辺の景色を一望できます。展望台までの道はきれいに整備されているので、周囲の景色を楽しみながら行けば無理なくたどり着けるでしょう。展望台がある建物には、無料で観覧できる博物館や景色を見ながら食事ができるレストランもあるので観光に便利です。

・トイヴォラ
かつてこの地に存在していた、職人ギルド地区をコンセプトに21012年に誕生した工房村です。各地に残されていたフィンランドならではの木造建築物を移築して、一つの村を構成しています。敷地内には当時の生活や仕事ぶりを再現した展示物や、実際に工房で作られる作品を販売するショップなどがあります。工房やショップは定期的に入れ替わるので、行く度に新たな発見があるのもポイントです。イースターやクリスマスには、一大イベントが開催され大変盛り上がります。

・アールト博物館
フィンランドでは大変有名な建築家アルヴァ・アールトが、幼少期と大学を卒業してから自分の事務所を構えたのがユヴァスキュラだったことを記念して設立されました。世界的にも名が知られる有名な建築家が残した建造物は、ユヴァスキュラ内にも数多く残されています。その他のデザインなども博物館に行けば見られます。6月～9月を除く毎週金曜日は、入館料が無料になるのでお得です。

・中部フィンランド博物館
アールト博物館のすぐ横にあります。中部フィンランド博物館の建物もアールトがデザインしたものです。街の歴史や文化を学べるスポットとして、観光客にも人気があります。ジオラマなどもあり、子供でも楽しめる博物館です。

・クオッカラ聖教会
創建されたのは2008年とまだ歴史は浅いものの、森林王国と名高いフィンランドならではの木造建築が注目されています。天井や壁には、アーティスティックな装飾が施されており、教会とは思えないおしゃれな空間が広がっています。週末はコンサートなどのイベントが開催されるので、タイミングが合えば立ち寄ってみてください。

・レへティサーリ
夏限定となりますが、街から無料の貸しボートで行ける無人島です。1周しても10分ほどで見て回れる小さい島ですが、地元の人の憩いの場として愛されています。管理しているのはユヴァスキュラ教会区ですが、誰でも自由に島に行けますし、島ではバーベキューやサウナを楽しめます。ただし禁煙と禁酒というルールがあるので注意してください。ルールさえ守れば、観光客も島に渡ってのんびり過ごせます。

・パンダン・テヘターンムューマラ
フィンランドで大人気のチョコレートメーカーのファクトリーです。工場直営のショップには、マスコットキャラクターのパンダの置物や、他では手に入らない訳ありの格安チョコレートを販売しています。店内では試食コーナーもあり、お土産も豊富に揃っています。試食してから購入できるので、お土産が欲しい時に行ってみてはいかがでしょうか。

ユヴァスキュラ（ユバスキュラ）中心部から1キロ圏内に26件の宿泊施設があります。ランクは3つ星～5つ星が中心で、口コミでの評判もいいので快適な宿泊先を探したい時にも便利です。スタイルもホテル・アパートメント・ホステル・ゲストハウスと選択肢があるので、希望や予算にう合わせて選べます。中心部からも近くアクセスにも便利な場所なので観光はもちろんのこと、食事やショッピングにも困る事はありません。