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スバへの航空券+ホテル 格安旅行

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フィジー - スバについて

スバはフィジー共和国の政治・行政の首都で、フィジーを構成する主要な島であるビティレブ島の南東沿岸に位置しています。商業的な中心地として、南太平洋の中では代表的な港湾都市です。

スバは1849年に都市として設立されましたが、1850年代にバウ民族の首長であるカコバウがトンガのジョージ王の助けを借りてフィジーの王であると宣言し、フィジーの土地を外国人入国者へ引き渡しました。土地を引き渡す見返りとして、カコバウはアメリカから債務という形で巨額の富を得たのです。しかし1862年にカコバウが債務と引き換えにフィジーを英国に譲り渡そうとした際、国の経済が破綻していることが露呈しました。

そこで1868年にオーストラリア人が約90平方kmの大規模な土地の権利と引き換えに、カコバウの持つアメリカからの債務を返済したのです。1870年には新しくオーストラリア人の入植者が多く住み着き、綿花と砂糖の栽培を始めたものの、失敗続きでした。最終的には1882年に、それまでレブカだった首都をスバへ移転することによって、オーストラリア政府から土地補助金を受けることになりました。

首都が移った1880年代には建物がわずか12棟しかなく、いかに経済的に衰退していたかが分かるでしょう。その後1920年代は植民地時代の中心とも言えるほど移民が多く移り住むようになり、今では南半球の島々の中で最大かつ最も国際的な都市のひとつとなっています。

スバの気候は一年を通して暖かく、熱帯の気候を有しています。平均最高気温は28度で、平均最低気温は22度です。5月から11月ごろまでが乾期とされており、島を訪れるのに最適な時期だとされています。この時期は乾燥し、湿度が低いため、屋外でのアクティビティに適しているためです。

スバの左に位置するレバ川の河口と、西に位置するスバ港の間は、太平洋を横断する交通のハブとして栄えています。また、西へ210kmほど離れたナンディという都市には国際空港があり、ナンディへは自動車や飛行機でアクセスが可能なため、国内外への移動拠点としても重宝される都市です。ここで観光の名所をいくつかご紹介します。

・フィジー博物館
サーストンガーデンズにあるフィジー博物館は、1904年に設立され、元は旧市庁舎にありましたが、1954年に現在の場所に移転しました。この博物館は、伝統工芸品のコレクションを主に展示しており、数の上でも種類の広範さにおいても世界有数の工芸品の博物館です。
また、考古学に特化した教育機関によるフィジーの口承文化の保存や、言語と文化に関する資料の出版も行われ、文化継承に大きな役割を担っています。

・公園
スバには約78の公園があり、とりわけアルバート・パークは有名です。天気の良い日には美しい日の出と日の入りを眺められます。また、飛行機で初めて太平洋を横断した際の着地地点であったり、英国の植民地からフィジーが独立した際に国旗を立てた場所であったりと、歴史的な造詣の深い公園です。スバ植物園では、スイレンなどの地元の植物が敷地全体に広がっており、現地の人も日々訪れる場所となっています。このような公園では、現地の方々の生活を間近で感じ、ゆったりとした時を過ごせることでしょう。また、スバボウリングクラブでは多くのボウリング大会が開催されていますし、ライフルレンジゴルフコースでは、雄大なゴルフコースを堪能できる等、様々な公園でアクティビティを組み合わせる試みも取り入れられています。

・大統領官邸
大統領官邸はもともと1882年に建てられましたが、1921年に落雷によって崩壊し、1928年に再建されたものです。
フィジー大統領官邸の入り口には、印象的な白いサロンと鮮やかな赤いチュニックに身を包んだ兵士が警備に立っており、月に一度行われる警備員の交代では観光客が一目見ようと多く訪れます。そのほかにも祝日には軍事イベント等で壮観な行進が見られるなど、観光客に人気のスポットの一つです。

スバは南太平洋の都市としてはお店も多く、活気のある町です。町の中心部や波止場など、市内全域にホテルやバックパッカーなど、宿泊施設が充実しています。レストランもいたるところにありますが、道端に屋台なども出ているため、街歩きをして現地の食事を楽しむだけでも十分満足できる都市です。波止場周辺は夜にはスリなどが発生しやすいため、不安な方は避けたほうが賢明でしょう。

時間の流れを忘れる島の中で、南半球随一の活気あふれる街を満喫できる都市ですので、スリ対策などの自衛をしっかりと行った上で楽しい思い出を作りたいものですね。