鹿児島新港と沖永良部島の和泊港間は、マルエーフェリーとマリックスラインの2社が毎日交互に運航しています。鹿児島新港を出る際には、桜島を近くに見ながらの旅立ちは感動の風景といえるでしょう。船内に入ると、エスカレーターで上階に移動、大きな荷物を持っての移動も安心です。客室がある階には、展望室があり、すぐそばの売店や自販機で買った飲み物を片手に海を眺めながらゆっくりできそうですね。嬉しいポイントとしては、ミルクの用意ができる授乳室や、女性専用の2等客室があること。女性の一人旅や赤ちゃん連れの旅も安心です。さらに、ペットのケージを置けるペットスペースもあるので、ペットを連れての旅行も可能。鹿児島新港と沖永良部島の和泊港の長旅もラクラク移動できます。
マルエーフェリーは鹿児島県に本社を構え、鹿児島と沖縄を結ぶフェリーを運航しています。1957年(昭和32年)の8月に開設されて以来、年間多くの観光客が利用するフェリー会社へと成長しました。マルエーフェリーには、現在4つの旅客船が運航していて、乗船中は豪華な特等室・1等室の他に、ゆったりと過ごせる2等室などたくさんある客室の利用が可能。この他にも、レストランや売店などのパブリックスペースも充実しています。鹿児島から沖縄へ旅行で行くのなら、便利なフェリーで快適な海の旅をお楽しみください。
マリックスラインは、鹿児島県鹿児島市に本社を置く海運会社です。鹿児島通運グループの一社であり、「照国海運株式会社」として1953年に開設されました。それ以来、およそ60年以上の長きにわたり、たくさんの人を乗せて運航してきた歴史のある大手フェリー会社です。また、乗客だけでなく貨物を運ぶこともあり、コンテナならおよそ200個以上も積み込むことが可能。そんなマリックスラインのフェリーは、多目的且つ実用的な、鹿児島の海上を渡る上で無くてはならないフェリーです。
日ごろの疲れを癒すには、フェリーでの船旅がおすすめです。船に揺られながらのんびりと旅をすることでストレスから解放され、リフレッシュできますよ。マルエーフェリーは昭和28年に設立され、鹿児島から奄美諸島を経て那覇を結ぶ航路を運航。美しい自然あふれる島々を旅するのに、とても便利な航路です。島々では、スキューバダイビングやトレッキングなどのアクティビティを満喫したり、のんびりと夜空を見上げたり。さまざまな楽しみ方があります。マルエーフェリー 和泊ターミナルがある沖永良部島では、ウミガメの観察やクジラスイム、ケイビング洞窟探検ツアーなど他にはない体験が可能。また、亜熱帯の花々が咲く花の島としても有名。青く澄んだ海や広い空に恵まれた島で、特別な時間を過ごしましょう。
住所 | 大島郡和泊町手々知名512-122 |
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電話番号 | 0997-92-1241 |
特徴 |
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奄美大島と沖縄本島のちょうど真ん中に位置する沖永良部島。その北東岸にあるマリックスライン 和泊ターミナルは、鹿児島と沖縄を結ぶフェリーラインの玄関口です。 沖永良部島は隆起したサンゴ礁が作り出す鍾乳洞や青々と澄んだ海など、観光スポットの多い島。沖永良部島に多数点在するビーチでは、ダイビングなどのマリンスポーツが楽しめます。また島の西側にはウミガメのビュースポットもあります。 和泊ターミナルの近くには商店街があり、カフェや飲食店が豊富なので食事や買い物については心配がありません。レンタカーやレンタサイクル店はもちろん、ガソリンスタンドがあるので、安心して島内観光を満喫できます。
住所 | 鹿児島県大島郡和泊町手々知名512-122 |
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電話番号 | 0997-92-1126 |
特徴 |
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ワンジョビーチは、フェリーが着く和泊港から車で20分ほどの所。4月に海開きする、最も長い間泳げるビーチの一つです。目が覚めるようなライトブルーの海、真っ白の砂浜、そして広がる青空と、沖永良部島らしさを満喫できるロケーション。遠浅で、波が静かなので、ファミリー層でも安心。泳いでいる熱帯魚をシュノーケリングで見られると人気のスポットでもあります。シャワーやトイレ、脱衣場、キャンプ場なども整備されていて、便利。ウミガメの産卵場やソテツのジャングルにも近く、海以外の魅力もふんだん。特に人気なのは夕景。東シナ海に面し、海に沈んでいく夕日を堪能できます。
フェリーが着く和泊港から、車で15分ほどの所にあるフーチャ。切り立った断崖絶壁にある、潮吹き洞窟です。沖永良部島は隆起したサンゴ礁に覆われていますが、フーチャがある岩もサンゴ礁が石化した石灰岩です。水や風で浸食されやすく、フーチャは波に侵食されてできた穴。その穴に波が入ると、10m以上の高さに波を噴き上げます。季節や台風のシーズンには、70m近くまで噴き上げることもあるとか。大自然の力を感じられるスポットです。逆に波が穏やかな日には、ウミガメが泳ぐ姿を眺められるかもしれません。自然ののどかさと力強さ、どちらも楽しめる魅力があります。
桜島の雄大さを堪能する眺めなら、城山展望所がおすすめです。市街地と海を挟んだ向かい側に対峙する桜島の全景に圧倒されます。高さ107mなので、歩いて上ることも可能。フェリーが出る鹿児島新港から車で行けば、10分かからないところにあります。市内の観光地を回る町めぐりバスで行くこともできます。展望所に上る一帯は、600種類以上の植物が茂る緑の丘なので、マイナスイオンに癒されるのではないでしょうか。桜島だけでなく、錦江湾、霧島連山、開聞岳と雄大な風景が楽しめます。桜島に沈む夕日、錦江湾をバックにした鹿児島市街の夜景など、時間を変えていくとまた違う魅力がありますよ。
仙巌園は、1658年に薩摩藩19代藩主島津光久公が建てた別邸。背景にそびえる桜島を築山に、フェリーも行き交う錦江湾を池に見立てた借景式庭園は他では見られない見事さです。薩摩藩の歴史を感じる御殿では、お茶やお菓子のおもてなしがあり、お庭や桜島を眺めながら、一休みが可能。2015年にユネスコの世界遺産に登録された、反射炉跡を含む旧集成館では、薩摩藩の歴史や365年前の生活を学べます。お腹がすいたら、雄大な桜島を眺めながら薩摩の郷土料理を楽しめるレストランがおすすめ。伝統工芸品の薩摩切子のギャラリーショップ、雰囲気のある甘味処などもあり、薩摩を堪能できるスポットです。