乗船に必要なもの
上記が必要になります。当日忘れずにご持参ください。
海上自衛隊の潜水艦と同じ名を冠した「はやしお」。瀬戸内海に浮かぶ島々を巡る「おさんぽクルーズ」や貸切のチャーター船としても活躍中の「はやしお」は、ブルーラインの航路でも活用されています。船内には、船の先方にある椅子席や、テーブルを囲むように座り心地の良いソファが配された後部のボックス席、ベンチが置かれた2階のデッキなどの客室をご用意。様々な角度から海を眺める楽しみがあります。
はやしお 詳細ページへ総トン数 | 航海速力 | 全長 | 旅客定員 | 車載搭載数 |
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52トン | 27ノット(時速約50km) | 21.74m | 90人 | なし |
「和加」ではすべての座席が一般の椅子席に、「はやしお」では船体の前方に椅子席が設けられています。中央の通路を隔てるように分けられた3列続きの座席の両端には、大きな窓があるのが特徴。車窓の風景を愛でるのも良し、大切な人と旅について語らうも良し、読書に耽るのも良し。目的地到着までは、とっておきの船旅が楽しめます。
「はやしお」の後方には、一般の椅子席に比べて特別感を味わえるボックス席が用意されています。テーブルを囲むように、お洒落なソファが配されたこの空間は、家族やグループでの利用に最適。テーブルの白とソファの赤が見事なコントラストを描く贅沢な雰囲気の中、気の合う人たちと瀬戸内海を眺めながら、旅行話に花を咲かせたいですね。
「和加」では、船内の後方に、「はやしお」でも1階にそれぞれ清潔なトイレが設けられています。より多くの人にとって使い勝手の良い洋風のトイレなのも嬉しい点です。
「はやしお」の2階には、爽やかな潮風や豊かな眺望を満喫すべくデッキもあります。デッキを駆け抜ける風や柔らかな日差しを肌で感じながらの、寛ぎの時間を過ごせます。
「和加」や「はやしお」では、船内の前方や後方など、適当な間隔で非常口を設置し、見やすく案内もしています。念のため、乗車後に非常出口の場所を確認しておくと安心です。
「和加」の入り口の幅は65cm、「はやしお」の幅は75cmです。また、2隻の高速船ともに、入り口にはスロープを採用しており、車椅子の方でも安心して利用できる仕様になっています。
「はやしお」の2階に設けられたデッキ。船上からは、宮島の聖埼(ひじりさき)灯台や能美島の砲台山、江田島などの風光明媚な景色を間近で堪能できます。屋根が付いていますので、天候を気にせずにのんびりと過ごせる点も魅力です。
入り口にスロープがあったり、入り口に手すりが付いていたり、1階の客室には段差がなかったりと、車椅子での利用も可能。ただ、両船ともにバリアフリー法が整備される以前に造られた船のため、入り口に段差があるなどバリアフリー構造ではありませんが、一部で対応できる造りになっています。
各港ともに、桟橋やターミナルなどはバリアフリーが取り入れられた瀬戸内海汽船。車椅子での乗船時には、港湾職員や乗組員などのスタッフによる介助サービスも受けられます。不安な点がある方は、各ターミナルに確認しておくと良いでしょう。
宮島改め厳島は、広島湾の北西部に浮かぶ島。松島や天橋立と並ぶ景勝地でもあり、厳島神社や数々のお土産などを目的とした観光客が連日訪れています。そんな厳島は大半が山に覆われており、厳島神社を含め住人の生活圏は北西部に集中しています。ターミナルもその例に漏れず、対岸の宮島口と向き合うかのように位置しているので迷う心配もないでしょう。ターミナルには桟橋が3つあり、瀬戸内海汽船が発着するのは北側の3号桟橋。入り口に切符売り場や待合所があるので、それを目印にして向かいましょう。
住所 | 広島県廿日市市宮島町胡町地先 |
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電話番号 | 0829-44-0086 |
特徴 |
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旧日本海軍が鎮守府を開庁して以来、現代まで発展してきた港が呉です。有名なのは戦艦大和が呉の工廠で建造されたことでしょうか。現在では大和ミュージアムや海上自衛隊呉史料館 といったものが並んでおり、フェリーに乗らなくても十分楽しめる観光スポットでもあります。瀬戸内海汽船 呉ターミナルとしては土祝日にのみ宮島に向かう高速船を運航しており、広島観光の幅を広げています。ターミナルには桟橋が2つ、乗り場が4つ存在し、瀬戸内海汽船が運営する宮島-呉ブルーラインは3番乗り場にて発着していますよ。
住所 | 広島県呉市宝町4−44 |
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電話番号 | 0823-21-5111 |
特徴 |
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基本的に土日祝となっています。例外として2018年8月25日は運休です。詳しくは公式HPをご覧ください。
宮島側からは、宮島港第三桟橋(3号桟橋)からお乗りください。宮島港旅客ターミナルとは少しずれているのでご注意を。呉側からはターミナルを抜けて右手、3番乗り場にお進みください。
基本的には「和加」で運航されますが、おさんぽクルーズや貸切チャーター船として利用されてない場合に「はやしお」が運航されます
大麗女島ではレンガ造りの建物が、小麗女島では灯台が、呉では海上自衛隊の艦船や戦艦ヤマトのドック跡等が見られます。自然では安芸の小富士・似島といった離島です。
厳島神社を見物しに行く際、宮島に向かう船は複数あると知ったのでこの瀬戸内海汽船のフェリーを利用しました。宮島-呉ブルーラインというこの航路は、広島よりも東側にある呉から発着しているので、岡山方面から旅行に来ている人たちにとって便利だと思います。フェリーと言ってもそこまで大きなものではなく、高速船の名の通りそれなりの速さで瀬戸内海を横断する船です。船内はバスのように座席が並んでいて、窓も大きなものが張られています。海面に近い位置を高速で駆けるので、とても迫力があり到着前から大興奮でした。ただ、その分揺れも感じるので酔いやすいという人は注意が必要かも。今回は別の場所にも向かうので行きだけの利用ですが、帰りの便は約4時間後に出航します。長いか短いかは人によりますが、基本的に土日の1日2便だけなので時間にはお気をつけて。
宮島口から宮島へ、観光を終えたらその足で呉まで渡りました。瀬戸内海周辺には観光名所がたくさんありますが、宮島と呉を結ぶこの航路はそれが顕著と言えましょう。宮島は言わずと知れた厳島神社がある島で、参道には様々なお店も立ち並んでいます。呉は戦艦大和が生まれた地。大和ミュージアムや呉潜水艦基地などその手の物に興味がある人なら一度は訪れたい街です。フェリーも高速船というもので小さいながらもカッコイイ船体。約45分という航海時間なので手軽な船旅といった趣です。この瀬戸内海汽船の航路は土曜日と日曜日、それにいくつかの祝日にしか運航しません。便数も午前と午後の2便だけで、休日ということもあってか運が悪いと満席ということもあり得ます。今回は運よく予約なしで乗れましたが、なるべく事前予約をして乗船したほうが無難かと思います。
呉は海軍と関係が深い港町で、そんな場所から発着している瀬戸内海汽船のフェリーに乗りました。宮島へは仕事関係で赴きましたが、その際に利用した形です。何と言ってもこの航路のポイントは海上自衛隊の艦船を間近で見られることでしょう。救難活動に参加した船や、運が良ければ潜水艦が浮上する瞬間も見れるかもしれません。その他、海の路と呼ばれる所以であるヨットや漁船など、様々な船が見えますよ。船旅の途中では他にもいろいろな風景が見られます。瀬戸内海は大小多くの島があり、海上に浮かぶ絵の島や似島といったものから牡蠣の養殖を行っている牡蠣いかだなどなど。船から眺める風景もこの航路の醍醐味のひとつと言えるでしょう。航海時間は45分、料金も2018年現在で2000円ととてもお手頃。機会があればふらっと利用するのもいいかもしれませんね。
毎年恒例になったお伊勢参りをするときに利用しています。宮島に向かう、あるいは宮島から出る航路は複数あって、毎回違う船を利用して観光しているのですが、呉に向かう航路は瀬戸内海を横断するのでいろんなものが目に触れます。漁を行う漁船や反航していくフェリー、牡蠣いかだに潜水艦など実にバラエティ豊か。あるいは広島湾に浮かぶ、絵の島や似島などの様々な島を眺めるのも楽しいものです。呉に着いたら、ターミナルの隣にあるのは大和ミュージアム。展示されているものを眺めたり催し物が開催されていたりと飽きることがありません。レストランもあるのでこちらで食事をとることもできます。そして何よりありがたいのが呉駅との距離がとても近いこと。大荷物を抱えて移動していたわけではありませんが、徒歩十分という距離は買ったお土産を持っていても充分歩いて行ける範囲です。