九州から出航するおすすめのフェリー旅は、本州と九州本島を結ぶだけでなく、島内各地を巡る高速船もあります。ここでは博多湾や有明海、鹿児島湾など広いエリアの「フェリー港」をいくつかピックアップ。おすすめフェリー航路(関西・四国・沖縄方面)を詳しく紹介します。

九州発着のフェリー旅

九州の港 (新門司港・別府港・臼杵港・佐賀関港)

九州本島から本州へ出航しているフェリーの港はたくさんあります。フェリー港は九州の福岡県(新門司港・小倉港)、大分県(竹田津港・別府港・佐賀関港・臼杵港・大分港)、宮崎県(宮崎港)、鹿児島県(志布志港)です。

九州の港 (新門司港・別府港・臼杵港・佐賀関港)

新門司港

新門司港

新門司港(北九州港)は、九州最大のフェリー港で東京・大阪・神戸・徳島へ就航しています。新門司港発のオーシャン東九フェリーからは徳島経由で東京へ1日1便です。阪九フェリーは大阪(大泉)、神戸(六甲アイランド)へ1日1便、名門大洋フェリーは大阪(大阪南港)へ1日2便を運航。 新門司フェリーターミナル周辺はアクセス抜群で、九州自動車道門司ICへ車で5分の好立地であり、福岡フェリー旅の玄関口となります。門司港は人気の観光スポットですので、出発する前や到着後すぐに観光気分を味わえます。大正ロマンあふれる港はノスタルジックで夜景もキレイなのが特徴。お散歩したりサイクリングしたりして楽しみましょう。


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別府港

別府港

温泉天国、九州の大分県別府市にある別府港は、別府湾に面したフェリーターミナルで、通称「別府国際観光港」と呼ばれています。九州の大分県にあるフェリーターミナルとしては愛媛県の八幡浜港へ1日6便、大阪コスモフェリーターミナルへ1日1便の合計2航路7便が出航。乗船時間は愛媛県八幡浜港へは2時間50分、大阪まではフェリーさんふらわあでおよそ12時間の航路です。 アクセスは、別府港から東九州自動車道(別府IC)まで車で20分、日豊本線別府駅まで車で10分と乗継も便利。別府温泉、国指定名勝「海地獄」まで車で15分、湯布院まで車で40分とマイカーといっしょの旅なら楽々大分観光を楽しめます。


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臼杵港

臼杵港

臼杵港(うすきこう)は九州の大分県にあるフェリーターミナル港です。八幡港(愛媛県)行きのフェリーが九四オレンジフェリー(1日7便)と宇和島運輸(1日7便)のフェリー2社14便で運航されています。この九州の臼杵港は、2020年完成予定で、約500m東側に新フェリー埠頭が登場。また湾内の無人島「津久見島」はテレビ番組のロケ地として登場したこともあり、ちょっとした話題の場所です。アクセスは港から最寄りの東九州自動車道(別府IC)まで約40分、夏の海水浴シーズンが1番賑わいます。臼杵の国宝「臼杵石仏」群や市内中心地の武家屋敷・石畳の坂道もみどころですよ。


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佐賀関港

佐賀関港

九州の東側に位置する大分県の佐賀関港は、四国 愛媛県西宇和郡伊方町の三崎港行きのフェリーが発着するターミナルです。九州の佐賀関港では、国道九四フェリーが朝7時から1時間おきに三崎港へフェリーを出航。 2019年12月には新ターミナルビルが運用開始予定で、佐賀関港は展望デッキやフードコートなど大型ショッピングセンターのように生まれ変わります。 付近には大分県豊後水道の高級ブランド魚関さば、関あじの水揚げ港があります。その美しい海原ではフェリーに乗船すると、豊予海峡を航海する自衛艦やコンテナ船、タンカーなどが見ることができたり、時にはイルカと遭遇出来たりも。のんびり穏やかな九州発の船旅を満喫するにはとても環境の良いフェリーターミナルです。


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各地方から九州へ

関西 (神戸港・泉大津港・大阪南港) から九州へ

関西方面から九州への旅行は、どこへ行くにも交通の便が良いため電車・車・バイク・飛行機など自分の気分ひとつでチョイスでき、便利に移動可能。 ここでは、そのマンネリ化した移動手段とは一味違う関西の港から九州の港への「フェリー旅」を提案します。 関西方面からのフェリーの旅は、瀬戸内海の穏やかな波を体感し美しい夜景を見ることができるのが特徴。九州の玄関口とも呼ばれる福岡の港、フェリーターミナル、新門司港を目指しますよ。


関西 (神戸港・泉大津港・大阪南港) から九州への格安フェリー

  1. A 神戸港から新門司港へ
  2. 神戸港から新門司港への格安フェリー

    出典 : Wikipedia

    関西エリア、兵庫県神戸市の神戸港から出発するフェリー旅、阪九フェリーが運航する船旅は福岡県北九州市のレトロ港新門司港まで約12時間かけて移動する船旅です。 就航船はやまととつくし。新門司港までの船内は、リゾートホテルのような雰囲気でくつろぐことができ、1晩ゆっくり休めます。関西への旅行なのに料金が安く、利用しても2等室はレディースルーム、シャワールームもあるため安心。女子旅にぜひ利用してほしい、素敵なフェリーです。 また、関西から新門司港への醍醐味、瀬戸内海に朝日がのぼるサンライズ時間は必見です。その時間帯にフェリーが神戸港へ向かう、明石海峡大橋を通過するタイミングが絶妙。天気が良ければ普段は見ることのできない静かな自然そのままの大海原景色を体験できるのも魅力のひとつです。


    神戸港-新門司港 航路詳細ページへ
  3. B 泉大津港から新門司港へ
  4. 泉大津港から新門司港への格安フェリー

    出典 : Twitter

    交通費と宿泊費が節約できるフェリー旅、関西の主要都市である大阪の泉大津港から福岡県北九州市の新門司港を結ぶフェリー航路がここにあります。 2015年からは関西・大阪の泉大津港から福岡県北九州市の新門司港に新フェリーに、いずみとひびきが登場しました。このフェリーのコンセプトは「海上ホテル」という豪華な設定。次世代フェリーとして最新の設備が搭載されているため、移動が今まで以上に快適でスムーズです。 イチオシは関西を出発して、泉大津港から向かう途中の瀬戸内海を、船の上から堪能できる露天風呂。海風を浴びながら一糸まとわずの様相で、開放的にお風呂に入るという体験は今すぐにでもトライしたい特別な体験です。 大阪泉の大津港は夕方の出発で、早朝に福岡県に到着できる行程。新門司港で朝ごはんを食べて旅のスタート、滞在時間がとても長くとれるのがメリットのフェリー旅です。


    泉大津港-新門司港 航路詳細ページへ
  5. C 大阪南港から新門司港へ
  6. 大阪南港から新門司港への格安フェリー

    名門大洋フェリーが運航する関西の大阪南港発、北九州の新門司港行きのフェリー旅は景色が美しいと評判です。 それは瀬戸内海にかかる絶景三大架橋(明石海峡大橋・瀬戸大橋・来島海峡大橋)3つの橋をくぐり、湾岸の夜景を眺めながら一晩かけて新門司港を目指す旅だから。 関西を夕方に出航し、ちょうど夜景がきれいに見える時間に橋をくぐるのはあまり経験したことのないフェリー旅ならではの光景です。インスタグラムで#名門大洋フェリー船旅と検索すると、新門司港までのフォトトジェニックな風景がたくさんアップされていますよ。 出発地の大阪南港は、ユニバーサルスタジオジャパンから車で約10分とアクセス良好。 大阪南港は市営地下鉄ニュートラム新大阪駅からフェリーターミナル駅まで約55分、関西空港からは車で約1時間30分です。


    大阪南港-新門司港 航路詳細ページへ
  7. まとめ
  8. 旅客運賃 車両運賃 運航
    A 神戸港→新門司港 ¥5,100 ¥14,610 月~木 18:30~翌7:00 金~日 20:00~翌8:30
    B 泉大津港→新門司港 ¥5,100 ¥14,610 毎日 17:30~翌6:00
    C 大阪南港→新門司港 ¥5,720 ¥13,000 毎日 17:00~翌5:30、19:50~翌8:30
    九州から関西へ お帰りのフェリーはこちら
四国 (八幡浜港・八幡浜港・三崎港) から九州へ

四国から九州へのフェリー旅は愛媛県八幡浜港から九州の東側に位置する大分県の別府港、臼杵港行きの2航路。さらにフェリーで三崎港から大分県の佐賀関港へ向かう1航路、高知県宿毛港から佐伯港に向かう航路がひとつあります。旅行要素というよりは四国(愛媛県民)の生活の一部、「移動」ニーズとして利用されることが多いです。三崎港から佐賀関港は最短でおよそ31km、四国から九州をフェリーで繋いでいます。


四国 (八幡浜港・八幡浜港・三崎港) から九州への格安フェリー

  1. A 八幡浜港から別府港へ
  2. 八幡浜港から別府港への格安フェリー

    出典 : Twitter

    四国、愛媛県の八幡浜港から九州の大分県、別府を目指すなら宇和島運輸のフェリー船を利用しましょう。日付が変わった深夜0時台から夜20時頃まで四国から九州へ1日6便、2時間50分のフェリー旅です。お土産には八幡浜と言えば「じゃこ天」です。そして腹ごしらえはフェリーターミナル近くの「どーや食堂」のまかない丼とみかんアイスがおすすめ。おなかを満たして別府港を目指し宇和海を西に舵取り出航しましょう。 八幡浜港は、少しノスタルジックですが、四国から海路以外の道で九州に行くことを考えると本当にこのフェリーのありがたみがわかります。別府港までは船中揺れも少ないので船酔いの恐れを軽減しますよ。


    八幡浜港-別府港 航路詳細ページへ
  3. B 八幡浜港から臼杵港へ
  4. 八幡浜港から臼杵港への格安フェリー

    所要時間2時間25分ほど、距離 にして約67kmある船の旅、四国の西部に位置する愛媛県の八幡浜港から大分県臼杵港を目指のは、宇和島運輸と九四オレンジフェリーの2社です。九州エリアの大分県別府市より南(宮崎や鹿児島)へ行きたい人は四国の愛媛県、八幡浜港からフェリーで臼杵港を目指します。フェリーから四国~九州の旅、フェリーから見える景色を楽しむためには、八幡浜港から展望席(窓際)をキープしたいもの。到着港大分県の臼杵港は下船してもアクセスが良く、JR臼杵駅まで徒歩約10分。名物グルメのとり天、豊後牛は絶対食べたい地元メシですので、美味しいお店をフェリー乗船中に探しておきましょう。また、江戸時代に城下町として栄えた臼杵市内はお散歩するのにピッタリなコンパクトシティです、春の桜の時期は、臼杵城址(臼杵公園)へも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。


    八幡浜港-臼杵港 航路詳細ページへ
  5. C 三崎港から佐賀関港へ
  6. 三崎港から佐賀関港への格安フェリー

    地元の人も楽しんでいるフェリー旅、四国の愛媛県にある三崎港から大分の佐賀関港までのプチプライス旅は、約70分で九州上陸です。国道九四フェリーが運航する海旅は、リーズナブルで乗用車も料金を支払えば一緒に乗船できるフェリーです。 四国から九州一周旅行を目的にフェリーを利用する場合、船の総トン数が大きい国道九四フェリーがベストチョイス。 四国の愛媛県にある三崎港から九州大分県の佐賀関港経由で入ってみてはいかがでしょう。 三崎港から佐賀関港まではツーリングやマイカーで乗船している人も多く、旅の情報収集も出来るかもしれません。 船内も広々しているのでゆったりした時間を過ごせると思いますよ。


    三崎港-佐賀関港 航路詳細ページへ
  7. まとめ
  8. 旅客運賃 車両運賃 運航
    A 八幡浜港→別府港 ¥3,100 ¥10,610 毎日6便運航中
    B 八幡浜港→臼杵港 ¥2,310 ¥7,160 毎日6~7便運航中
    C 三崎港→佐賀関港 ¥4,790 ¥4,790 毎日16~17便運航中
    九州から四国へ お帰りのフェリーはこちら
沖縄 (那覇港・那覇港・那覇港・那覇港・那覇港) から九州へ

沖縄から九州の各港へのフェリー旅は、鹿児島市や奄美諸島などへ行く航路などがあります。飛行機で沖縄から九州(鹿児島)まではあっという間ですが、フェリーで旅するとなると1日がかり。 それでも訪れたいマリンブルーの海を渡り訪れる魅力的な鹿児島県の島々(与論島、沖永良部島、種子島、竹島、喜界島など)にフェリーで行く方法を紹介します。


沖縄 (那覇港・那覇港・那覇港・那覇港・那覇港) から九州への格安フェリー

  1. A 那覇港から鹿児島新港へ
  2. 那覇港から鹿児島新港への格安フェリー

    出典 : Wikipedia

    沖縄県那覇港から鹿児島港を目指す場合、マリックスライン株式会社・マルエーフェリー株式会社が就航している沖縄発のフェリーに乗船。 各社鹿児島県のたくさんの島を経由して沖縄県の那覇から鹿児島まで移動するため、時間はゆったり過ごすことができ、大海原の自然の景色を楽しめるというメリットがあります。 航路の一例ですが、那覇港~本部港~与論港(与論島)~和泊港(沖永良部島)~亀徳港(徳之島)~名瀬港(奄美大島)~鹿児島新港です。 料金も燃料油価格変動調整金が2019年2月からかかるので注意が必要。それでも引っ越しやマイカーを持ちこみたい等の理由でフェリーがマストチョイスの場合は、天候が良く波が穏やかな日を選びたいですね。


    那覇港-鹿児島新港 航路詳細ページへ
  3. B 那覇港から奄美大島 名瀬港へ
  4. 那覇港から奄美大島 名瀬港への格安フェリー

    奄美大島の観光拠点、歴史的に古くから外国と貿易をしてきた名瀬港は奄美大島の北西部にある海上交通の拠点です。名瀬港は沖縄県那覇港と鹿児島港を結ぶちょうど中間点のため、重要港湾に指定されています。 その名瀬港へ沖縄県那覇市から訪れる場合、航路は鹿児島の島々を巡りながらおよそ331km、時間にして11~12時間のフェリー旅。フェリーあけぼの・フェリーなみのうえ・クイーンコーラルプラス・クイーンコーラル8が4つ就航しています。沖縄県那覇市から名瀬港へは、美しく透明度の高い海、人懐っこい島民とのふれあいなど、フェリー旅で苦労してでも訪れたい魅力的な場所です。


    那覇港-奄美大島 名瀬港 航路詳細ページへ
  5. C 那覇港から徳之島 亀徳港へ
  6. 那覇港から徳之島 亀徳港への格安フェリー

    徳之島の玄関口、鹿児島県亀徳港はウミガメとサンゴ礁の島で、千間海岸(せんまかいがん)や与名間ビーチなど無色透明のキラキラしたビーチが人気。沖縄県那覇市にあるビーチよりも美しく、その透明度は世界各国のダイバーも訪れるほどです。透き通った海の中でサンゴ礁を探しながらダイビングを楽しんでいます。 沖縄県那覇市の港から亀徳港まで、マルエーフェリーとマリックスラインの2社4つがフェリー運航をしています。 天候によっては使用できずに西側天城町の平土野港に停船する場合もあるので注意しましょう。 就航中のクイーンコーラル8というフェリーは、沖縄(那覇港)と鹿児島(亀徳港)を結ぶ航路の中で一番の古株フェリーです。ブルーとホワイトのフォルムが印象的で乗船するのがワクワクするような気持ちになりますよ。


    那覇港-徳之島 亀徳港 航路詳細ページへ
  7. D 那覇港から沖永良部島 和泊港へ
  8. 那覇港から沖永良部島 和泊港への格安フェリー

    沖永良部島にある港は3つあり、南側の知名漁港、沖縄県那覇市から出航のフェリーターミナルとして使用される和泊港、北側の伊延港があります。和泊港が港内不良の場合は伊延港などに着岸する日もあり、フェリー旅に出る場合は天候をチェックしておくことが重要。沖縄県那覇からおよそ7時間の航路で沖永良部島に入ることができますが、新鹿児島港からは約18時間のフェリー旅です。その他和泊港からは神戸行きのフェリーや喜界島行きのフェリーもあります。キレイな海と白い砂浜の海岸線や多くの鍾乳洞、新しくできた国立公園「奄美群島国立公園」などが沖永良部島の人気観光スポット。沖縄県那覇から沖永良部島に入るのは、フェリーで旅することをおすすめします。


    那覇港-沖永良部島 和泊港 航路詳細ページへ
  9. E 那覇港から与論島 与論港へ
  10. 那覇港から与論島 与論港への格安フェリー

    東洋の海に浮かぶ1個の真珠、と呼ばれるほど美しい自然が残る鹿児島県の離島、与論島。南国のカラフルな花が咲き乱れ、島内には沖縄県那覇市とは少し雰囲気が違う60もの美しい砂浜が広がっています。その与論島と沖縄県那覇港をつなぐのが、マルエーフェリーとマリックスラインのフェリーです。毎日沖縄県那覇市と鹿児島県の与論島の間を上りと下りが、それぞれ1便ずつ就航。飛行機で直行すると約40分、フェリーは那覇港から約4時間50分です。鹿児島県の最南端にある与論島は、癒やしの島という表現にピッタリのサンゴ礁に囲まれた島。大潮の干潮時だけに表れる「砂」だけでできた「百合ヶ浜」もおすすめです。夜は暗闇に輝く星空を見ながらのんびり過ごす、最高の贅沢を楽しんで下さい


    那覇港-与論島 与論港 航路詳細ページへ
  11. まとめ
  12. 旅客運賃 車両運賃 運航
    A 那覇港→鹿児島新港 ¥2,050 ¥5,420 毎週3~4便運航中
    B 那覇港→奄美大島 名瀬港 ¥1,030 ¥30,855 毎週3~4便運航中
    C 那覇港→徳之島 亀徳港 ¥1,030 ¥20,690 毎週6~7便運航中
    D 那覇港→沖永良部島 和泊港 ¥1,030 ¥16,670 毎週6~7便運航中
    E 那覇港→与論島 与論港 ¥1,030 ¥13,880 毎週6~7便運航中
    九州から沖縄へ お帰りのフェリーはこちら

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