各地方から中国地方へ向かう際には、飛行機や車ではなくフェリーを利用してみるのもおすすめ。主に瀬戸内海の離島を繋ぐフェリーが多く、島巡りをしたい方にはおすすめの移動手段ですよ。値段も格安なため、中国地方のフェリー旅を計画してみてはいかがでしょうか。
中国地方の港は、その立地が物語るように、日本海側と瀬戸内海側があります。長・中距離フェリーがメインですが、他にも離島を繋ぐ航路も。様々なルートがあるため、フェリーで中国地方を旅したい方や、港から旅を始めたい方は、どの航路が自分のプランに合うのかチェックしてみましょう。
新岡山港は、岡山県岡山市中区新築港にあります。新岡山港から中国地方への玄関口である新幹線・ＪＲ岡山駅までは、岡電バスが運行する路線バスで35分～40分で到着。JRの駅までは少々距離があるものの、フェリーの発着と連動しているため、マイカーでない方も安心して利用できます。そのため、小豆島から他の中国地方の観光都市にも、スムーズにアクセスすることが可能。また、新岡山港の近くには乗合釣り船を運行している釣り船のお店があります。中国地方のフェリー旅を始める前に、釣りを楽しむのも面白いのではないでしょうか。フェリーが出港するまでの暇つぶしにも最適ですよ。
中国地方の南東部に位置する日生港。周辺には漁港や道の駅、公園があり、非常にのどかです。フェリー乗り場は、日生駅から徒歩1分ほど。目の前がフェリー乗り場のため、初めて日生港を利用する方でも迷う心配はありません。日生港から少し足を伸ばすと、「みなとの見える丘公園」があります。その名の通り、丘の上から中国地方の海を一望することが可能。また、目の前には鹿久居島と呼ばれる大きな離島を眺めることができますよ。この鹿久居島は、岡山県の離島の中でもトップクラスのサイズであり、備前日生大橋があるため、フェリーではなく車で向かえます。島内には遺跡があり、中国地方の歴史を学べますよ。
四国の有名な島である小豆島。島からは中国地方の新岡山港と日生港行きのフェリー航路がありますが、出発港がそれぞれ異なっています。そのため、四国の小豆島から中国地方へ向かう際は、事前にどの港から出港するのかを確認しておきましょう。車で向かうこともできますが、のんびりとした船旅を楽しめるフェリーで向かってみるのも、おすすめです。
両備フェリーや四国フェリーが小豆島 土庄港～新岡山間を運航しており、主に小豆島観光に人気の航路です。運航便は、1日13便、片道約70分の航行時間。小豆島 土庄港は、直島や富島へのフェリーも往来するため、四国・中国地方の離島を巡る際にも便利な港です。一方で新岡山港は、岡山駅からのバスが定期的に運行。新岡山港までは30分ほどのため、わざわざ車を用意する必要はありません。もしマイカーを持っているのならば、車で四国へ向かうのもいいでしょう。両備フェリーと四国フェリーは車を乗船させることが可能。是非、自分の愛車で小豆島 土庄港からドライブの旅をスタートしてみてはいかがでしょうか。
出典 : Twitter
瀬戸内観光汽船の運航で、日生港～小豆島 大部港の航路があります。到着フェリーの本数は1日5往復で、夏休みやGW、秋の観光シーズン等には臨時便が運航。距離は約21km、航行時間は60分ほどで、四国から中国地方へ気軽に迎えるルートです。小豆島 大部港は、小豆島の中央に位置する港。車で20分ほど走った先には、小豆島の大自然が楽しめる寒霞渓があります。どの季節でも素晴らしい景色を眺められますが、その中でも秋がベストシーズン。寒霞渓全体がオレンジ色に染まる絶景となるため、小豆島 大部港から四国の旅を始めたい方は、是非チェックしておきましょう。一方で、日生駅からすぐ近くにフェリー乗り場がある日生港には、毎朝新鮮な魚が揃う五味の市があります。四国からフェリーで日生港に到着した際は、是非五味の市に足を運んでみるのがおすすめですよ。
| 旅客運賃 | 車両運賃 | 運航 | |
|---|---|---|---|
| A 小豆島 土庄港→新岡山港 | ¥4,200 | ¥5,800 | 毎日7～8便運航中 |
| B 小豆島 大部港→日生港 | ¥1,030 | ¥4,160 | 毎日5便運航中 |