久里浜から東京湾を横断し、千葉県富津市の金谷までを結ぶフェリーを運航する東京湾フェリー。所要時間は約40分で、三浦半島と房総半島を行き来することができる画期的な航路です。電車や車だけでの移動と比較してもぐっと時短に。普段は他の交通機関を利用する方も、リーズナブルに快適なフェリー旅を試してみてはいかがでしょうか。広々スペースの旅客用甲板から東京湾を一望できるのもこの航路の醍醐味のひとつ。快晴の昼間の海景はもちろん、夕方には美しいサンセットを船上から堪能することができます。お盆やGWなどのハイシーズンには混雑も予想されますが、スカイチケットなら事前にネット予約が可能。予定が立ち次第すぐにブッキングできますので、ぜひご利用ください。
本社を神奈川県横須賀市に置く東京湾フェリーは、現在かなや丸としらはま丸という2台のフェリーを運航しています。その歴史は長く、創業は戦後の1957年であり当時は東亜海運という社名でした。1962年に現在の社名に変更して以降は運航ルートの削減などもありましたが、現在も生活や観光の移動手段として多くの人に親しまれています。創業から60年、フェリー会社として長い歴史を持つ東京湾フェリーの魅力を体感してみるのはいかがでしょう。
久里浜エリアでもトップの人気スポット、三笠公園。公園と言っても様々な趣向がこらされたバラエティーパークで、小さな子どもから大人まで楽しむことができます。「水と光と音」をテーマに噴水池・音楽噴水・さざなみの階段などがあり、ファミリーやカップルにもおすすめの場所。野外ステージではライブやトークショーなどのイベントも行われ、都度賑わっています。世界三大記念艦の一つ「三笠」が保存されているのも大きな見どころの一つ。主砲や補助砲などが配され、当時の姿を彷彿とさせる船内を見学できます。ジオラマや視聴覚展示もあり、日露戦争について学べるのも良いですね。戦艦の背景には行き交うフェリーや猿島が望め、戦艦が運航されていた時代とは大きく異なる、平和な景観をのんびり満喫することができます。
海蝕で削られた崖の独特な景観が美しい城ヶ島。三浦半島の先端に位置し、「かながわの景勝50選」に選ばれている他、ウミウの飛来地としても有名です。詩人・北原白秋が愛した土地でもあり「城ヶ島の雨」の詩碑も立てられています。開けた芝生のピクニック広場もあり、休日には多くのカップルやファミリーがのんびりと時間を過ごす地元民にも人気の場所。城ヶ島公園から海へ降りていけば岩場に高さ11mの可愛い小型の灯台があり、雄大な海景と合わせて人気のビュースポットです。岩場は少し歩きづらいですが、ありのままの自然を感じられる散策で五感をリフレッシュできるはず。フェリーを利用すれば房総からもアクセスが簡単なので、気軽な日帰りトリップにおすすめですよ。
金谷港のほど近い場所には鋸山があり、海と山のレジャー両方が楽しめる金谷。最近は国内の観光客だけでなく海外の観光客も増えていて、アクセスにはフェリーもよく利用されているようです。鋸山はハイキングレベルから登山として十分に楽しめる上級者向けの山道まであり、豊富な散策コースが魅力。登山道の途中には展望台や、ラピュタ城のようだと称される石切り場など様々な見どころが有ります。山頂エリアには百尺観音や、崖淵に突起した岩から谷底を見下ろすことができる「地獄のぞき」というスポットもあるので、登った後の達成感もひとしおですね。時間の無い場合や体力に自信のない方はロープウェーの利用もできるのでご安心を。所要時間4分で頂上まで行くことができます。
金谷周辺には人気の海水浴場が点在。東京湾に面していながらも綺麗な水質の海で、晴れた日には対岸の富士を望むことができます。とくにおすすめなのは元名海水浴場で、2016年に行われた海水浴場の水質調査では最も良いAA評価でした。さらに来場者数も近隣エリアの海水浴場と比較して少なく、ゆったりとマリンスポーツを満喫したい方におすすめのスポットです。岩場のある海水浴場なので、シュノーケリングで海の中を覗けば、可愛い小魚の群れを見られることも。海の家はないようですが、車で4分程度の場所にはテレビで一躍有名になった「はまべ」や「さすけ食堂」などの人気レストランがあり、金谷ならではの漁師めしを堪能することができます。グルメを目当てにフェリーを利用して金谷に訪れる人もいるそうですよ。