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日本からエチオピアへの渡航について

直行便と飛行時間

日本からはアディスアベバ行きへの直行便が就航しています。直行便なら15時間ほどですが、格安航空券をお求めなら最低1回の乗り換えが必要となります。香港やバンコクなどが主な経由地となり、待ち時間を除いたフライト時間は18時間以上となります。

日本との時差

日本との時差はマイナス6時間です。日本が正午の時、エチオピアでは朝6時です。サマータイムはありません。エチオピアでは独自のエチオピア時間が取り入れられているので、時間を尋ねる際にはエチオピア時間なのか国際時間なのかを必ず確認するようにしましょう。エチオピア時間では日の出の午前6時を1日のはじまりの0時と考え、午後6時で0時に戻ります。午後3時と深夜3時はともに9時となります。

エチオピアにおけるビザ・入国手続きについて

■ パスポート残存有効期限

6カ月以上有効なパスポートを用意しましょう。
なお、未使用の査証欄が1ページ以上必要です。

入国にはビザが必要です。
観光ビザの滞在日数は1か月、3か月以内となっています。

1.入国審査(Immigration)

空港到着後、「Arrival」に従って入国審査のカウンターへ。審査官に電子入国カードやパスポートを提示してください。

2.荷物の受け取り(Baggage Claim)

搭乗した飛行機・便名のターンテーブル待機し、荷物を受け取ってくさだい。

1.チェックイン（搭乗手続き）

各航空会社のカウンターで、持ち込むもの以外の荷物などを提出してください。

2.出国審査

係官にパスポートを提示し、審査を受けます。時期によって混み合う場合もあるので注意が必要です。

3.手荷物検査

手荷物検査とボディチェックを受ける場合があります。

※実際の空港施設と入国・出国の流れが異なる場合があります

エチオピアの気候について

東部を除きほぼ全域で標高が高く、一年を通して涼しく過ごしやすいです。ただし、7月と8月はほぼ毎日雨が降るので、この時期の観光はおすすめしません。平均気温は20℃前後で、朝晩は気温が一桁まで下がることもあるので、羽織ものなどを用意しましょう。10月～2月は晴れが多く、旅行には最適な時期です。

エチオピアの免税について

エチオピアの通貨とチップ

通貨について

通貨単位はエチオピア・ブル、補助単位はサンチュームです。紙幣は100、50、10、5、1ブルの5種類、硬貨は1ブルと、50、25、10、5、そして1サンチュームの6種類です。100ブルは高額紙幣でお釣りがないことがあるので、50ブル札か10ブル札に崩しておくといいでしょう。

チップについて

エチオピアではチップを渡す習慣はありませんが一部のホテルやレストランではチップを払う場合もあります。ホテルで荷物を運んでもらった際には10ブル、高級レストランで料金にサービス料として含まれていない場合には10％程度を渡しましょう。また、車をチャーターした際は、ドライバーに1日に付き50～100ブルを渡します。

旅のお役立ち情報

エチオピアの電圧とコンセント

エチオピアの電圧は220V、周波数は50Hzです。日本の電化製品ではものによっては変圧器が必要になります。コンセントプラグはC型が一般的ですが、BF型も使われていることがあります。また停電が多いため、入電時の高電圧には注意が必要です。

エチオピアのネット環境

大きな都市にはネットカフェがありますが、日本語対応ではないパソコンが多いです。通信速度は遅く、日中は特に繋がりにくいので夜間の利用がおすすめです。ホテルなどでWi-Fiが使えるところも少ないため、チェックインの際に確認が必要です。

エチオピアの飲料水

水道水をそのまま飲むことはせず、ミネラルウォーターの購入をおすすめします。氷にも注意が必要です。うがいや歯磨きもできるだけミネラルウォーターでするようにしましょう。ミネラルウォーターは500mlで5ブル程度で購入することができます。

文化・宗教・マナーについて

エチオピアの文化

80以上の民族が暮らしているエチオピアでは、それぞれの民族ごとに音楽や舞踊が異なり、それぞれに独自の魅力を作り出しています。また、キリスト教の一派エチオピア正教が広く信仰されており、今でもユリウス暦が使われています。エチオピア正教の規則にはツォムと呼ばれる断食の習慣があり、水曜日と金曜日が断食日とされています。その間、午前中は一切の食事を取らず、午後でも動物性タンパク質を摂らないという決まりがあります。

エチオピアの宗教

全体の約62％をキリスト教が占め、イスラム教が約33％、土着のアニミズムが約2％となっています。キリスト教は大部分がエチオピア正教に属しています。

エチオピアのマナー

通行人や現地の住民を撮影する際は、必ず事前に許可を取りましょう。サファリツアーの際は現地ガイドの方に写真撮影の許可を取りましょう。その際、ガイドさんにチップを渡すのを忘れないようにしてください。首都アディスアベバの大統領官邸は写真撮影禁止なので、疑われないようカメラはしまっておきましょう。また、ビジネスマナーでは男女が触れ合うことは基本許されていません。相手の女性が握手を求めて来ない限りは握手してはいけません。食事のマナーでは右手で食べ、コーヒーを勧められたら断ってはいけません。失礼に値する行為とされています。

エチオピアの食文化

画像の出典元: istockphoto.com

エチオピアでは、テフと呼ばれる穀物を潰したパテと、水を混ぜた生地を焼くクレープのような「インジェラ」という料理が主食となっています。代表的な料理は「クックル」という牛肉や羊肉を油と混ぜたスープ（別名：黄金油汁）や、トゥプスというお肉を使った料理があり、香辛料を使った料理が多いです。またエチオピアでは生肉が食べられており、生の牛肉は最高級とされています。生肉を食べるエチオピア人は虫下しの薬を定期的に服用していますが、伝統的なコソの木から取れる薬は作用が強く、失明や死亡する場合もあるので注意が必要です。

エチオピアの主要観光地と世界遺産

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エチオピアの主要観光地

「新しい花」という意味の旧帝都アディスアベバには、聖ゲオルギス教会や三位一体教会といったエチオピア正教の聖堂や、皇帝の宮殿を転用した民族学博物館などがあります。エチオピア国内には、自然遺産のシミエン国立公園や他に類を見ない岩窟教会群を要するラリベラ、さらにゴンダールやハラールといったエチオピア帝国の古都など、豊かな自然からアフリカ屈指の歴史遺産にいたるまで数多くの観光名所が広がっています。

エチオピアの世界遺産

エチオピアには12の登録世界遺産があります。その中で唯一自然遺産のシミエン国立公園は3000～4000m前後の高地にあり、固有種や絶滅危惧種などの貴重な動植物が生息しています。11の文化遺産のなかでもオススメなのが、ラリベラの岩窟教会群です。ヨルダン川の凝灰岩をくりぬいて地下や洞窟内に建造された教会の数々に圧倒されることでしょう。17～19世紀にかけて栄えたゴンダール王朝の都に残る王の居城「ファジル・ゲビ」や、周辺の石造建築群もみごたえがあります。

エチオピアのお土産について

エチオピアのお土産はコーヒーが有名です。その他にも、動物モチーフの木彫りの置物、エチオピア正教会の十字架がモチーフのペンダントや手織りの布、動物の爪や角などを使ったアクセサリー、革製品なども定番のお土産として人気があります。購入時には事前に相場を調べておきましょう。値札が付いていないものは値段交渉も可能です。

エチオピア旅行 よくあるFAQ