ウルグアイ - モンテビデオについて

モンテビデオ(モンテヴィデオ)は中南米にある国、ウルグアイの首都です。ラプラタ川の河口付近にあり、貿易港としても知られています。日本人にはあまり知られていない場所ですが、美しい自然や歴史的な建物、それに文化施設など数多くの見所があり、とても観光向きの都市です。気候は穏やかで温暖であり、年平均約18度と、とても過ごしやすいのも特徴です。南米といえば、治安の悪さをイメージする方も多いでしょう。しかしモンテビデオは最も生活の質の高い街と言われており、その点でも安心して過ごすことができます。モンテビデオの観光スポットの定番といえば、独立広場が挙げられるでしょう。独立を記念して建てられた銅像は、ホセ・アリティガスという独立運動の立役者であり、勇ましく馬にまたがった姿が特徴的です。銅像の背後にはサルボ宮殿という壮麗な建物があり、像と合わせて写真に収めるのが観光客に人気です。銅像の周囲は広場で、噴水やベンチのある憩いの場ですので観光に疲れたらここで休憩すると良いでしょう。海沿いにあるモンテビデオでは、ビーチを楽しむこともできます。ポシートスビーチは安全で清潔なことで知られており、観光客はもちろんのこと地元の人からも愛され、数多くの人が訪れる場所です。ビーチバレーやスイミングなどのアクティビティも盛んに行われており、レストランやショッピングモールも揃う、とても便利なエリアです。海を眺めながら散策したいという人には、もってこいのスポットでしょう。同じく散策に最適なのが、モンテビデオ・ランブラ通りです。地元の料理が楽しめるレストランや、特産のマテ茶が楽しめるカフェなど、観光客や地元の人が多く集まる通りですので、ゆったりとした時間を楽しむことができます。旧市街の方に行くと、シウダー・ビエハという雑貨屋やカフェが集中したエリアもあり、こちらも街歩きにおすすめです。お土産を買ったり南米特有の雑貨を見たりするだけでも楽しいですし、すぐ近くにある海を眺めることもできるのです。このシウダー・ビエハ周辺にあるタランコ宮殿も非常に貴重な建物なので、是非訪れてみましょう。フランス建築に影響された優雅な建造物であり、内部の豪華な装飾は中世の貴族の暮らしを彷彿とさせるものです。現在この宮殿は博物館となっており、華やかな絵画やアンティーク家具などを鑑賞することができます。1972年に起きたアンデス山脈の飛行機墜落事故にまつわる資料が展示されている、アンデス博物館1972も必見のスポットです。乗客の多くが亡くなった非常に大きな事故でしたが、墜落後に生き残った人たちがどのように奮闘したかということを詳細に感じることができます。食材を購入したい場合には、アグリコラ・デ・モンテビデオ市場が最もおすすめです。新鮮なフルーツや地元産の野菜、それに肉や魚などのほか、チーズやチョコレートなどを揃えたモンテビデオの台所です。フードコートも併設されており、チビート・ウルグアヨというウルグアイのサンドイッチなど楽しむこともできます。芸術に興味のある方なら、国立劇場ソリスに足を運んでみると良いでしょう。ウルグアイ国内で最も古い劇場であり、古代の神殿のような外観が特徴的です。古い建物ではありますが、現在でもオペラや舞踏会など様々な演目が上映されており、劇場内の見学もできます。街中を歩くのに疲れたら、エル・ローズダルという公園を訪れてみましょう。モンテビデオ出身の著名な彫刻家の作品がそこかしこにあり、水路と緑が非常に幻想的な光景を作り出している庭園です。併設されている植物園では、1,000種類以上の様々な植物を眺めることができます。特にフランスから輸入された品種で知られるバラ園はとても美しく、観光客が多く集まるスポットです。モンテビデオは美しい建物が多いことで知られていますが、「世界で最も美しい官営の施設」と呼ばれている国会議事堂も見逃せないものの一つでしょう。グレコラテン建築の優美な外観は大理石やブロンズなどで彩られており、まるで教会のようなステンドグラスも特徴的です。国会議事堂ではありますが、一部のエリアは観光客向けに開放されているため見学もできます。市街地にあってアクセスも抜群ですので、外観を写真に収めるだけではなく内部の装飾も鑑賞するのがおすすめです。モンテビデオ観光のおすすめの地域は、芸術的な建物が集まる市街地の中心ですが、そこから少し外れたエリアにも美しい自然があります。モンテビデオではコレクティーボと呼ばれるバスやタクシーが多く走っていて交通網は発達していますので、海の見えるホテルに泊まり、そこから様々なところに観光に出かけるというのがおすすめです。