ウクライナ - オデーサについて

オデッサはウクライナ南部に位置する、黒海に面する港湾都市で、ウクライナ国内にある都市の中でも3番目に大きな都市となります。またウクライナ国内最大の港湾を構えており、海外との物流・経済・文化の交流地点となっています。ウクライナの首都キーウからオデッサまでは、列車で約10時間の距離に位置しています。
ウクライナ港は、軍港・貿易港・漁港として活躍していますが、イスタンブールやハイファ、ヴァルナ等、海外を繋ぐフェリー・客船も運行されています。夏の観光シーズンには西ヨーロッパからのクルーズ船も受け入れており、観光都市としても発展しています。本記事では、そんなオデッサの観光スポットを厳選して紹介していきます。
・オデッサの階段(The Potemkin Stairs）
名作映画「戦艦ポチョムキン」の舞台として有名なオデッサの階段は、市街中心部の観光スポットの中でも非常に人気の高い観光地で、映画ファンは必見です。国内外からも映画の舞台となったオデッサの階段を観光しに来る人も多く、夏の観光シーズンには多数の観光客で賑わうスポットです。
特に遠近法を使って設計された階段は、下から頂上部分を見ると非常に高く見える様に設計されており、逆に頂上から見下ろすと段差が少ない階段に見えるのです。そんな不思議な設計も体感できるオデッサの階段は、オデッサの市街中心部からも徒歩圏内の場所に位置しており、市街中心部を徒歩で観光する際はぜひルートに組み込んで置きたい場所です。
住所：Prymors’kyi district, Odessa, Odessa Oblast, Ukraine
・オデッサ・オペラ・バレエ劇場（Odessa National Opera and Ballet Theater）
ロシアやウクライナでは、非常に安く観劇やオペラが楽しめます。そんなオペラが楽しめる会場としておすすめなのが、オデッサ・オペラ・バレエ劇場です。非常に豪華な内装が施されており、19世紀にウィーンの有名な建築家が設計・建設に携わっており、どこかウィーンのオペラ劇場を彷彿とさせるようなデザインが特徴的です。
ウクライナの芸術文学を学ぶ上で、オペラや観劇は外せないポイントです。タイミングと時間の余裕があれば、ウクライナのオペラを優雅に楽しんでみましょう。オデッサの階段の階段から歩いてすぐの場所にあるので、外観だけでも十分に楽しむことができます。
住所：Chaikovs’koho Ln, 1, Odessa, Ukraine
・プーシキン文学記念館（Literary Memorial Museum of A.S.Pushkin）
ロシアの有名な詩人プーシキンの名前が付けられたプーシキン文学記念館には、プーシキン本人が書いた原稿や様々な歴史的な展示品が公開されています。
プーシキン本人が詩を書いていたとされる執筆部屋も再現されており、必見の価値ある観光スポットです。こちらもオデッサ市街中心部に位置しており、プーシキン文学記念館付近にも多数の市内観光スポットが点在しているので、散策ルートとしては外せません。
住所：Pushkins’ka St, 13, Odessa, Odessa Oblast, Ukraine
営業時間：10:00AM～17:00PM(月曜日・火曜日定休)
・国立オデッサ美術館（Odessa Fine Arts Museum）
オデッサ市街中心部から北西の位置にあるのが国立美術館です。16世紀～18世紀描かれた現地の絵画から近代絵画まで幅広く展示されています。ロシア絵画やウクライナ絵画など、現地のアート文化に触れられる美術館となっており、市街中心部の観光ルートとして必見のスポットとなります。毎週火曜日は定休日となっているので、事前に営業時間などを確認するなど注意してみてください。
住所： Sofiivs’ka Street, 5А, Odesa, Odessa Oblast, Ukraine
営業時間：10:30AM～18:00PM（定休日:火曜日）
・ホテル・宿泊施設
オデッサ市街中心部には多数の宿泊施設が点在しているため、宿泊施設選びには困らないでしょう。市街中心部に宿泊すれば、中心部に多数ある観光スポットを徒歩で見て回ることができます。大きな公園やショッピングセンターもあるので、買い物やレストランへのアクセスも抜群です。本記事を見て興味を持った人は、ぜひこの機会にウクライナ・オデッサ観光に行ってみて下さい。