トリニダード・トバゴ - ポートオブスペインについて

ポートオブスペインは、トリニダード・トバゴ国の首都であり、トリニダード島の西に位置しています。パリア湾に面した都市で、カヤックやヨットなどをよく見かける場所です。1年間ほぼ毎日暑いため、北国育ちの人には少々辛い環境ですが、さまざまな文化が入り混じった場所であり見ていて面白いです。
商業の中心地となっており、ラム酒・ビール・たばこ・油・建材など多種多様な物資が行き来するなど、国際的な航路の要所といえるのです。首都名にスペインの名前が入っているのは、1498年にコロンブスがトリニダード島とトバゴ島を発見した後、征服されたからという説があります。
征服された後、トリニダード島とトバゴ島が統合され、国の原型が出来上がりました。住民はインド系が多く、その次がアフリカ系・混血と続いていきます。ヨーロッパ系の住民もいますが、やはりインド系の人種が多くを占めている状況です。
広さとしては千葉県と同等か少し大きい程度ですが、都市自体は栄えており近代化も進んでいます。また、歴史的建造物も多く観光してみると面白い場所が多いです。ポートオブスペインのランドマークとしては、マグニフィセント・セブンと呼ばれる七基からなる建造物が挙げられます。
ポートオブスペインに行くなら、必ずといって良いほど話題に挙がる建造物がマグニフィセント・セブンであり、ツアーの目玉にもなるほどです。他にもさまざまな建造物やスポットがポートオブスペインにはあるため、そちらもいくつか紹介していきます。

・クイーンズ・パーク・サバンナ
市民や観光客が多く訪れる場所として、クイーンズ・パーク・サバンナがあります。広い草原が特徴的な場所であり、市内で最も広い場所として有名です。体を動かすにはもってこいであり、スポーツを楽しめるコートもあるため利用している人は多いです。他にも植物園や動物園も近くにあり、1日いても飽きない場所になっています。
・国立博物館
1892年に建設されたとされる博物館であり、数々のコレクションが展示されています。クイーンズ・パーク・サバンナのすぐそばにあり、美術館も併設されているのも特徴です。トリニダード・トバゴの歴史を詳しく学べるだけでなく、19世紀を中心とした芸術品も多くられておすすめです。
・フォート・ジョージ
イギリスがトリニダード・トバゴを植民地としていた際、要塞として使われた場所になります。1804年に建設され、フランスの攻撃に備えていました。高台にあるため景色がよく、当時の大砲がレプリカとして展示されています。博物館もあってよいですが、何よりパリア湾を一望できるためおすすめの場所です。
・クルーズシップ港入り口
トリニダード・トバゴが発祥とされる楽器に、スティールパンがあります。この楽器を作る過程を公開している場所がクルーズシップ港の入り口にあり、実物を間近で見学することも可能です。実際の作り方も展示されているので、楽器に興味がある人にはおすすめスポットといえます。
・インベーダーズ・ベイ
映画館・スーパー・レストラン・カフェなどが集まった複合型ショッピングモールとなっています。この施設だけでも1日中楽しめますが、近くにスタジアムもあるため、そちらに行くついでに寄って試合開始まで時間を潰す際にもおすすめです。
・ハイアットリージェンシートリニダード
世界各地にホテルを展開している有名なハイアットリージェンシーも、ポートオブスペインにはあります。豪華なホテルで外装もかなり大きいため、かなり目立つ存在となっています。サービスは言わずもがな優れているので、おすすめできるホテルです。

ポートオブスペインは、トリニダード・トバゴの首都のため、ホテルなど宿泊する施設に困ることはあまりありません。とはいえ、郊外に行くとなかなかホテルはないため、滞在するならパリア湾に面した通りのライトソン・ロード周辺がおすすめです。
この通りなら、先程紹介したハイアットリージェンシートリニダード以外にもホテルが道沿いに隣接しているので、ホテル探しが楽になります。また、ライトソン・ロード周辺でホテルを取っておけば、交通機関や商業施設も多いため利便性が増します。
ライトソン・ロード以外なら、クイーンズ・パーク・サバンナ周辺もホテルが多くあるためおすすめとなっています。この場所以外はかなり不便になるため、観光などで訪れるなら、ライトソン・ロードとクイーンズ・パーク・サバンナ周辺でホテルを探してみてください。