トラート空港について

トラート空港はタイ王国中部のトラート県レームゴーブ郡にある空港です。滑走路は1本ありますが誘導路がないため、航空機は滑走路の両端で折り返す形となります。種類としては民間の空港で、バンコク・エアウェイズが所有しており、開港したのは2003年3月31日です。就航しているのはバンコク・エアウェイズで、バンコクのスワンナプーム国際空港と繋がっています。

空港のあるトラート県はカンボジアと国境を接する部分に位置し、チャーン島というタイで2番目に大きな島があり、海洋国立公園にも指定されています。隣のチャンタブリー県とともに宝石がよく産出される地域として有名です。気候としては熱帯モンスーン気候に分類され、年間を通して気温差が少ない地域となっています。雨は一年中降りますが、その量は時期によって大きく変化するのが特徴的です。

トラートは首都バンコクからは300キロほど離れた所にあり、自然が豊かなエリアです。海に面しているためビーチなどでレジャーを楽しむ人も多く、宿泊施設も多く存在するのでホテルなどの予約は比較的容易に行えます。島が点在していますが、その中のチャーン島は特に有名です。

島の70パーセントは手付かずの熱帯雨林が広がっており、近年はリゾート地としての開発も進んでいるので観光客がレジャーを楽しみやすい環境が整ってきています。また、この島は空港からアクセスしやすいというのも人気がある要因です。高級なスパやホテルなども建つ中、昔からバックパッカーにはよく知られた地域だったこともあり、庶民的な宿も数多く存在するので、あらゆる人が訪れやすい場所といえます。