トーゴ - ロメについて

ロメはトーゴの都市で、南北に細長い国土の南端にあり、ギニア湾に面しています。ロメはトーゴの首都で、同湾内において安定した水深が得られるので、コーヒー豆などの生産地として有名です。コプラやパームヤシなどの輸出港として繁栄していて、ロメ空港は市街の真ん中にあるので、アフリカ西岸の都市として比較的アクセスしやすいでしょう。日本からは直行便はないのでアジスアベバやヨーロッパなどを経由することになります。ロメにはいろいろなおすすめ観光スポットがあり、例えばロメ大市場はアフリカにおいて有数のグラン・マルシェ（大市場）になります。ロメには現地の言葉で小さな市場という意味がありますが、それとは反対に大規模なロメの観光名所です。ロメ大聖堂から南にのびているブールヴァール沿いにはいろいろな日用品や雑貨を売っている店が立ち並んでいて、ショッピングをしなくても雰囲気を楽しむことができます。散策するだけで楽しく、ロメの良い思い出になるでしょう。同じくロメ市街にあるアコデッセワ地区で開催されているフェティッシュ市場もおすすめで、ギニア湾北岸地域における民間信仰であるブードゥー教に関係するアイテムをそろえることが可能です。いろいろなグッズが販売されていて、ヤギやコウモリ、ネズミ、イヌなどのいろいろな動物の骨や干物などを購入することができます。いろいろな種類の魔術や儀式などの材料が並べられていて、地元の人がよく購入している市場です。独立記念碑もおすすめで、ロメの議事堂前に建っています。独立記念碑はトーゴが1960年にフランスから独立し、それを記念して造られたモニュメントです。人の形に穴が開いた碑板の向こうには別の銅像が見えるようになっていて、独特のデザインが印象的なロメの観光撮影スポットになります。周囲は広々とした公園で、観光の休憩ポイントに利用する人が多いです。職人学校もおすすめ観光スポットで、トーゴは第一次世界大戦までドイツの植民地で、当時に建設されたのが職人学校になります。もともと工房兼教会として建造されていましたが、その後教育施設に利用されました。三階建ての主棟と二階建ての副棟の構造になっていて、L字型の建物です。コロニアル調の外観になっていて、歴史的な建物になります。現在トーゴのカトリック教会の施設である兄弟の家になっているので自由には見学することができません。貴重なロメの歴史的建造物として外見だけでも観光に訪れる価値があるでしょう。ギニア湾国際博物館はロメの海浜沿いにあり、国立ではなくスイスの実業家が造った私立博物館です。コンパクトな造りになっていますが、ギニア湾交易などの歴史に関する資料が豊富です。アフリカのいろいろな民族アートを見学することができ、多種多様な作品が展示されています。トーゴはガーナやベナンなどに挟まれていて、観光のイメージがあまり湧かないかもしれませんが、博物館を見学することでトーゴの歴史や民俗に関して学ぶことができるでしょう。ロメは近年観光地として整備されていて、周辺エリアの工業や貿易などの中心地として繁栄しています。トーゴは西アフリカのギニワ湾に沿っていて、日本の1/7ぐらいの細長い形をしています。南部には熱帯雨林が広がっていて、北部にはサバンナがあり、気候や文化などが異なるエリアです。世界遺産に登録されているクタマクを見学することができたり、ブードゥー教のアイテムを扱う市場があり、日本ではめったに見ることのできない珍しいアイテムを見ることができます。いろいろなお土産がありますが、アフリカではバスケットが特産物です。民族やエリアによって形や色が異なり、トーゴで作られるバスケットは素朴で緻密に編まれているので丈夫です。いろいろな衣類や食べ物などを入れるのに重宝していて、中には軽いものもあるので興味があるならお土産に購入すると良いでしょう。インテリアとして利用することができたり、パレオやアクセサリーなども購入していく人が多いです。ロメの大市場にはアフリカらしいカラフルなパレオやアクセサリーなどが売られていて、手作りのピアスやブレスレットなどを購入することができます。トーゴの人は陽気でお祭りになると色鮮やかなパレオを着ながら、ダンスや音楽などを楽しんでいます。お祭りに遭遇したなら、楽しい雰囲気を味わうことができるでしょう。お土産は市場で買うことになりますが、その際は交渉してみましょう。言い値の半分や2/3ぐらいの価格で購入できるかもしれません。