シャムスディン・ノール空港について

シャムスディン・ノール空港は、インドネシア共和国の南カリマンタン州にある空港です。州都として機能しているバンジャルマシンの市街地から4.8kmの位置にあり、年間利用者数が約305万2,000人・空港総面積は561ヘクタールでボルネオ島でもっとも大きい規模となっています

1976年に開港したシャムスディン・ノール空港は、もともとは商用航空貨物基地でした。ボルネオ島ではサトウキビ・ココナッツの生産高が国内1位を記録しており、これらの作物を首都ジャカルタに送るための貨物輸送機が乗り入れている空港として1946年に建設されました。

1970年になると国内の各島に移動する手段が船舶から航空機へと需要が移り、ボルネオ島でも旅客機の離発着に対応する空港の必要性が高まります。新たな空港建設をおこなう用地の確保が困難であったことから、シャムスディン・ノール空港を商用空港だけでなく民間旅客機にも対応させて、1976年から運用されています。

1日100を越える便数の旅客機が離発着しており、8つの航空会社で国内路線が構築されているのがシャムスディン・ノール空港の特徴です。ジャカルタ・スマラン・アンボンなど国内各所と結ばれた定期航路となっており、国内路線の本数はスカルノハッタ国際空港に次いで国内で2番目に多い空港です。