スロバキア - コシツェについて

コシツェはスロバキア東部に位置する工業都市で、交易路の要衝に位置したため、中世より商工業が発展した都市です。スロバキアで最も古い都市の一つでもあるコシツェは、市内の旧市街にも当時の繁栄をうかがわせる歴史的建造物が数多く残されており、経済の面でも鉄鋼や機械、化学工業などにより支えられていて、市内には東ヨーロッパ有数の鉄鋼コンビナートも存在しています。コシツェは湿潤大陸性気候で、夏は温暖で冬は比較的寒冷なのが特徴なのは、標高が比較的高く、大陸性気候の影響を受けるために、最高気温と最低気温では10度以上の差が生まれるくらい寒暖差があるのが大きな特徴です。コシツェ観光のベストシーズンは5月から9月で、この時期は真夏であってもそれほど暑さを感じず、湿度も高くないので快適に過ごすことができます。12月から2月までの冬の時期は、平均気温が氷点下まで下がる日が多く、降雪もあるくらい冷え込むので防寒対策は必須になるでしょう。コシツェのランドマークとして有名なのは「聖エリザベス大聖堂」で、この大聖堂はコシツェのシンボル的存在として市民に愛され、観光客が必ずといっていいほど訪れる人気のスポットになっています。ゴシック調の建物は見応え十分で、夜になるとライトアップされるので昼間とは違った顔を見ることができますし、周辺にはレストランやショップなども立ち並んでいるので、食事や買い物の合間に立ち寄るスポットとしても最適です。また、世界遺産にも認定されている「スピシュスキー城」もスロバキアを代表するランドマークとなっていて、ここは当時の文化や経済などの中心部となっていた場所になります。地上絵を斜面上で見ることができたり、城を登っていくとそこから緑豊かな景色を一望することもできるので、写真の撮影スポットにもぴったりです。コシツェ観光におすすめの地域は旧市街で、このエリアにはお手頃な価格で宿泊できるホテルから高級ホテルまで揃っていますし、グルメを楽しめるレストランやショップも豊富なので、コシツェ観光におすすめのエリアといえます。旧市街にある「ジャカブ宮殿」は、ゴシック様式で建設された建物で、個性的な形や色のコントラストが特徴的な外観は市民や観光客を魅了し、街の中でもひときわ存在感を放つ建物です。また、ロマンティックなスポットとしてカップルにおすすめなのが「シンギング噴水」で、ここは名前の通り歌う噴水というだけあって、クラシックの音楽に癒されながら噴水を眺めることができます。コシツェのメインストリートにあるので常に市民や観光客で賑わっていますし、夜になればライトアップされてロマンティックなムードに包まれるので、カップルで訪れるにはもってこいのスポットといえるでしょう。アウトドアアクティビティを楽しみたい人には「スロバキアパラダイス国立公園」も人気です。緑に囲まれたこの公園では大自然を感じながらトレッキングやハイキング、キャンプなどもできるので、一日中時間を忘れて楽しむことができますし、さらには川もあるので子供と水遊びで遊んだり、美味しい空気を吸いながらゆったりと過ごすこともできるので、アクティビティ以外の目的でも十分に楽しむことができるでしょう。コシツェ近郊の観光スポットとして外せないのは「ドブシンスカ氷穴」で、世界遺産にも登録されている世界でも有名な氷の洞窟としてコシツェ観光には欠かせないスポットとなっています。何万年も前にできた氷が今もそのまま残されていて、洞窟内も広く見応えも十分なので、散策したり貴重な氷の写真を撮ったりしながら楽しむことができるでしょう。コシツェの歴史を深く知りたいという人には「ミクルス刑務所」も魅力的なスポットで、ここはコシツェの刑務所の歴史が分かる博物館として市民に親しまれています。ゴシック調の外観も個性的で見応えがありますし、館内では中世のムードが漂う中で展示物を鑑賞することができるなど貴重な時間を過ごすことができますし、さらに旧拷問室だった場所が見られたり、スロバキアやコシツェの歴史が分かる10分程度のVTRを見ることもできるのでより歴史に深く触れられます。コシツェは、歴史的建造物や自然に触れることができるスポットから、世界遺産にも登録されているようなスポットまで、興味をそそられる観光スポットが数多く点在しているので観光地としておすすめの魅力的な都市です。