チンギスハーン国際空港について

チンギスハーン国際空港は、モンゴルのトゥブ県、首都機能を担ったウランバートル市にある空港です。市の中心部からは南西50km、標高1366mの高地に位置。年間利用者数が約740万人ほどと、国内最大規模の空港になっています。

チンギスハーン国際空港は1996年に建設が始まり、2007年に開港しました。それまではウランバートル市内にあるテビワン飛行場がモンゴルの唯一の空の玄関口で、中国経由の小型機しか離発着できませんでした。その後、日本政府の政府国際援助によるチンギスハーン国際空港の建設が開始されて現在に至ります。

1日に国際線は210便の離発着がおこなわれ、日本・ロシア・中国といったアジア諸国とイタリア・スイス・オランダなど世界複数の都市とつながる直行便が訪れます。第1・第2旅客ターミナルが国際線専用になっていて、乗り入れている航空会社ごとにフロアが分けられているのが特徴です。

第1旅客ターミナルの2階部分はアジア諸国の航空会社、3階部分は南北アメリア地域で、第2旅客ターミナルはヨーロッパ諸国になります。保安検査と出入国手続きをおこなうのは第3旅客ターミナルで、保安検査が終わったらピープルムーバーを利用して搭乗ゲートへと向かいます。第4旅客ターミナルは国内路線専用ですが、2010年からは格安航空会社の受付カウンターも設置されました。